鬱で高校留年したけど全日制高校を卒業した話(後編)

前回の続き!

単位補充は、各科目の単位取得に最低限必要な時間数を求めた上で、実施時間数から休んだ時数と最低限の必要時間数を差し引きし、マイナスになった分を登校と課題提出で埋めて、75%出席したことにする措置です。

計算したところ、わたしが単位補充に登校する時間数は合計で100時間を越えていました。わたしの学校は55分授業×6時間構成、1月は3年生は午前授業だったので、北海道の長い冬休みを返上した上で最短でも1月末まで単位補充が続く計画を示されました。

冬休み開始の12月22日から補充が始まり、相談室に登校する生活が始まったのですが、わたしは思いもよらぬトラブルに見舞われることになりました。

ストレスによる過剰睡眠です。

課題に取り組みながら気づけば居眠り、寝落ちしていました。

登校だけして1日中寝続ける日々を過ごし、一緒に補充を受けていた生徒から「気が散るから部屋を分けて欲しい」と言われ、相談室の一角が個別ブースになり、担任の先生から「監督の先生から『さみやさんがいつも居眠りしている』と色んな先生から苦情が入っている」と遠慮がちに告げられたり、「お前は補充を受けさせてもらっていることをわかっているのか」と留年前からお世話になっていた先生に叱られたりしました。
(しかし眠かったので記憶が曖昧)


そのとき、担任の先生に「なにか起きていられる方法はないのですか」と言われ、取った方法が、安定剤の減量とカフェインの過剰摂取でした。

前者はまだよかったのですが、後者が大変でした。
毎朝のコーヒー、栄養ドリンク、カフェイン錠剤の過剰服薬(1日4錠まで飲めるところを5~6錠飲んでいました)で1日強制的に覚醒して起きて乗り切っていました。1日のカフェイン摂取の適量を越えていました。
(危険なので絶対に真似しないでくださいね!)

その中で私立の大学入試を3校一般受験。

前述の通り高3のわたしは余裕など微塵もなかったので、個別指導塾の自習スペースや学校の休み時間、登下校の時間を使って科目を3科目まで絞って勉強しました。

センターで転けたので私立の入試まで焦って学校で単位補充を受けていました。

受験校、受験学科はやりたいこと、臨床心理系学科に絞り受験。

結果、3校すべてでなんとか合格をいただき(奇跡だと思った)、第一志望の大学に進みました。

結局単位補充が終了したのは2月19日。約2ヶ月の間、単位補充を受けました。
3月1日の卒業式ギリギリでの卒業確定でした。

そして迎えた卒業式。

副学年主任に

「さみやさんの卒業を見届けられてよかった」

と言っていただき、学年主任の先生とは握手させていただいたり。

お世話になった先生にお礼を言いに行ったり。

そうして、わたしの高校生活は終わったのです。

(Twitterに載せた使い回しですがわたしです)

前後編のまとめ!

・学級担任、教科担任、学年、保健室、相談室の連携により適切な支援を受けることができた
・特例措置ありがとう
・上記ふたつがあったからこそ卒業できた
・カフェイン摂取、かなり危険です

次回の予定は未定ですが、今回みたいに更新が遅れないようにがんばります。

最後まで読んでくださってありがとうございました!

ではまた。さみや綾でした。

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