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【ワーママMBA】ミドルマネージャーが陥りやすい視野狭窄、そのために必要なセルフマネジメントとは?

前回の記事に引き続き、MBAの組織行動とリーダーシップで学んだミドルマネージャーが陥りやすい視野狭窄について書きたいと思います。


ミドルマネジャーが視野狭窄に陥る様子

講義のケースでは買収された会社の中の好採算事業部に所属するミドルマネジャー山口が、買収という変化の中で自分の大事にしてきたことが新しい経営陣から軽視され(関係を大事にしてきた工場を切り捨て、新しい工場を中国に建設することを要求される等)、ミドルマネジャーという立場でありながら、経営視点を失い、どんどん周りが見えなくなっていく様子がかかれています。

鴻海に買収されたシャープの好採算事業部のミドルマネジャーが激変する環境の中で自分を見失っていく様子というとわかりやすいかもしれません。

山口はとても優秀で周りからの評価も高い人物ですが、買収という激変する環境の中で被害者意識をもってしまいどんどん上記の通り周りが見えなくなっていきます。ミドルマネジャーという立場でありながらこのように自分を見失っていくことは、部下等他への影響が大きいのは否めないものの、私はこのようになってしまうのは仕方がないことなのでは、と予習の段階では思っていました。

【注意ポイント】変化の中では人は自分を見失いやすい

しかしながら講義では、人間は変化に弱く、変化の中ではそのような落とし穴にはまりやすいことを覚えておくことで、このような状況を防ぐことが出来ると学びました。具体的には以下のような状況下で大きな変化が起きると、人間は被害者意識を持ち本来考えるべきことを考えられなくなると知り、私はミドルマネジャーではありませんが、自分にもとても当てはまることだと怖くなりました。

1)陥りやすい状態

変化が起きた時に対応できなくなる可能性がある状態
周囲の高い評価(厳しいFBを最近聞かない)の状態は油断や隙が出やすい
同一業歴が長くなると慣性からおかれた環境に染まり、周囲や全体に対する注意力が散漫になる
忙しすぎる状態は思考停止や盲目的行動に陥りやすい

2)陥りやすい行動

そして陥りやすい行動として以下のようなものが挙げられます。仕事ではなくプライベートであってもこのような状況に陥りやすいと私は感じました。

思い入れのある仕事に関しては、防衛的・感情的になり、大切なことを見失う
②噂に奔走され、正確な事実確認に基づかず判断することで、思考のバッドサイクルに陥る
③情動が先行し、自分の置かれた立場の意味を見誤る可能性がある

【注意ポイント】自分のことを客観的に見れているか?

これらの状態はある程度働いた会社員であれば少しは思い当たることがあるのではないでしょうか?なぜ自分ばかりこのようなつまらない仕事をやらされるのか?自分の方が出来るのに評価が低い等々、少しは感じたことがある方が多いのではないかと思います。もちろん客観的にそうであれば適切に上司に伝えていくべきだと思いますが、まず本当に客観的に見てもそうなのか?を考える必要があると私は感じました。


自分を客観的に見るには?

このような状態に陥ることを防ぐのが昨今注目されているセルフマネジメントです。セルフマネジメントは「目標達成や自己実現のために自分自身を管理すること」を指しており、自分の肉体や思考、感情をより良い状態に置くことで自分の能力を最大限発揮し、パフォーマンスを最大化することが出来るようになる手法です。

このリンクの内容が分かりやすかったので貼っておきます。

具体的には目標を設定して集中力高く物事を遂行することが良いとされていますが、私たちが抜けがちなのが自分自身がやったことを振り返る点だとされています。日々これをやろうとある程度目標を立てて物事を行っていてもそれを振り返る時間がないのが多くの人の現状だと思います。振り返る時間を作ることで自分の強みや弱みを見つけ、自分の課題を発揮することが出来ます。

私のセルフマネジメント手法

また私自身は言語化することがセルフマネジメントの一つの鍵だと思って、もやもやした時は何にもやもやしたのかを書き出すようにしています。そうすることで客観的に自分を振り返ることが出来、落ち着いて今の状況を俯瞰して次の行動を考えられると感じています。また俯瞰して分析する際に役立つのが知識であると思います。知識があればこのような状況下でやるべきことは何なのかの選択肢の幅が広がるので、これからも勉強を続け自分の知識の幅を広げていきたいです。

今回の講義は自分自身を戒める良いきっかけとなりました。自分を大事にしつつ、自分を客観的に見ながら日々過ごしていきたいと思います。