見出し画像

Dune(デューン)カジュアルながら本格的な万年筆 

今回、新生D-Nの最初の定番アイテムとして製作された
『DUNE(デューン)』は、美しい砂丘のうねり・グラデーションに色を添えた遊び心あふれる万年筆です。見た目に美しく、サイズ感も欧米の人たちの手に比べ、比較的小さめの日本人の手にはピッタリの『DUNE』は、まさに定番コレクションにふさわしい万年筆。年齢や性別に関係なく、幅広い層の方々に手にしてほしい1本です。


こだわりポイント その1 美しい個性的を表現

思わず見入ってしまう美しい色目は、素材の切り取り方で1本1本違う表情を見せてくれます。

ネーミングのDUNEは、砂丘や砂漠の意味。その名のとおり、ボディーやキャップに砂丘のうねりやグラデーションのような模様に色を添え、それぞれの個体に美しい個性をうみだした万年筆のコレクションです。

こだわりポイント その2  インクの残量が可視できる”窓”

ボディーの"窓"からインク残量が可視化できる

カジュアルなスタイルながら、ピストン式インク吸入機構を採用しています。これは旧デルタのDV(ドルチェビータ)ピストンフィリングを思い起こさせてくれる仕組みで、日々万年筆を使う人にとってはとても嬉しいす。
実は・・今回のD-N再始動の定番コレクションに採用する際に迷ったのが、この「ピストン式」インク吸入機構でした。
というのも万年筆の胴軸に直接インクを入れる同機構は、一度入れたインク量でできるだけ多く筆記を希望する万年筆のヘビーユーザーから強く支持されるもので、カジュアルに使いたいというカジュアルなユーザーには今まで距離を置かれていた仕様です。
今回、なぜ、あえてカジュアル万年筆 x ピストン式を選んだのか。
そこにはコロナ禍を通して、インク愛もただの”流行り”から、しっかり定着してきた流れや、私たちのライフスタイルや自分時間の使い方が変わってきたという私なりの希望的観測もあります。裾野の広がった「書く」「描く」を楽しむ層と、個性を大切にする人たちの台頭です。
"人と違っていい""私らしくていい"・・万年筆愛好家と共に、そんな人たちにこそ届けたいイタリアの美軸だと思ったからです。

こだわりポイント その3 ローリング・ホイール

丸形状のパーツがくるくると回る仕組みです。

クリップの先端に小さな車輪のような丸形状のパーツが特徴的な「ローリング・ホイール」をDuneにも採用。クリップも、しっかり旧デルの"DNA"を受け継いでいるのが嬉しい。
これはジャケットや上着に万年筆をさしたと気にポケットの生地を傷めないための気遣いが嬉しい仕組みで、旧デルタの代表作DV(旧ドルチェビータなど、多くのコレクションに採用された"Very Delta "なディテールです。

カジュアルなファッションとも相性抜群です!

こだわりポイント その4  トリムの色合わせや表面仕上げの多様性

Duneの定番カラーバリエーションの3色

私は20年ほど筆記具業界で、海外ブランドの輸入代理店という立場、卸販売という視点、そして一人の万年筆愛好家として色々な筆記具に触れてきました。今までの日本では、時代背景やトレンドの影響は多少あるものの、銀色のクリップやリングなどのトリムが圧倒的に好まれていました。特にバブル以降は金色トリムは「成金」のイメージがついてしまったように思います。
そして在庫数のことを考えると、カラーバリエーションは3から5パターン内に抑えたいと言う売り手側の事情もあります。

ボディーやキャップの金属パーツ(トリム) あなたは、どちらがお好きですか?

常に『自分が欲しいモノ』を基準に、Jetsetterでは日本で展開する定番品を決めていましたが、最近肌感覚で日本の消費行動の変化を感じ「今までとは違う価値基準があってもいいのでは?」と言う気持ちが強くなっていました。

左のマット仕上げか、右の光沢ある鏡面か・・・悩みは尽きません・・

今回、D-N(旧デルタ)の日本での再始動に際してはMakuakeでの先行予約販売。在庫を確保する前に先行予約でチャレンジできるMakuakeのスタイルなら、実際に在庫する色目やバリエーションを輸入元の都合や既存の考え方で決めてしっまう前に、いっそ皆さんに聞いてみよう!・・そんな考えになりました。

そんなわけで今回はMakuakeでの結果を見て定番のバリエーションを決めたいと思います。

折り返し地点 2024年1月1日のお礼

2024年1月1日の時点で支援者数"100人"に至りました。
今回のプロジェクトを快く応援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。引き続きよろしくお願いします。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?