＃15 さりげなく心に届けるコトバ1

『人に会わなくても
生きていけるような
便利な世の中だから、
逆に人は、
人に会いたくなるんだね。』

ないものねだり

セミの鳴き声が減った

夏の終わりを感じる頃

涼しい風に

人肌が恋しいと思った

テレワークやオンラインで
いつでも
どこでも
もしかしたら今まで以上に
気軽に人と繋がれる世の中になった

有名人やアーティスト
雲の上の存在だった人たちが
身近に感じられる

気がするのだが

繋がっているはずなのに

人と人との距離が遠く感じる

コロナに、文明に、隔てられた

おひとりさま

もちろんそれも悪くない

嫌いじゃない

好きかもしれない

けれど

やっぱり

時々

人肌を恋しいと思うのである

画面越しでは無くて

おひとりさまでは無くて

人から出る体温を

そこにいるという存在を

感じたいのである

まだ夏

でも

もうすぐ秋

そして

冬

寒さを凌ぐのは

暖房や炬燵

でも

それ以上に

人の温もり

『ずっと一緒にはいられないから、
今はずっと
一緒にいよう。』

イッショニイル

ソバニイル

限りある時間の中で
一人では生きていけぬ世界で
明日を願う

もがきながらも
大好きな人たちと
温もりを感じられる世の中に

今年はどんな秋冬

大切な人の温もり

みんな感じられるといいな