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自分の機嫌は自分でとる。を7歳に伝えるには?

「学校行きたくなーい」が、口癖な娘。
それでも毎朝起きれば愚図ることなく支度をして学校に向かうので、頑張ってるな、有難いな、と思う。

「どうして行きたくない?」と尋ねると

・授業がつまらない。
・休み時間もこれといって夢中になれる遊びがないから面白くない。
⇨つまり、楽しい時間がない。

とのこと。
友達や先生との関係での悩みは今のところないそうで、そこには少しホッとしつつ、やっぱり子供から学校つまらないと聞くのは心が痛い。

けれど思い返せば私も、小学生の頃は【授業が面白い】なんて感覚は少しもなかったし、運動会は運動すきな人たちだけで勝手にやればいいと思っていたし(運動音痴にとって運動会は苦行でしかない)行事全般はおろか移動教室すら面倒くさいと思っていた。

中学生になっても、マイルド〜ガチヤンキーの多い母校が凄く嫌で、早くここから出たいと思っていた。

心から学校を楽しめるようになったのは、高校から。

自分が熱望していた高校に受かり、自分の希望する授業をとり(単位制だった)無理のない状態で居られる友人に恵まれ、授業も行事も何もかもが楽しかった。
卒業式には、卒業したくなくて号泣するほど。

大学では専門性が強い学部だったのもあり、濃い付き合いのできる友人に恵まれ、充実した毎日を過ごせた。
週7個くらいレポートがあって、当時PCの持ち込みなんてせず授業を受けていたから、手書きでコソコソ授業中にレポートを書いていたのも良い思い出。
(ボールペンのインクの減りが異常だった)

と、原体験を振り返ってみても、自分で選択できるようになって夢中になれることに出会えてから学校が、ひいては人生が楽しくなったということが分かる。

それでいくと、娘の今の【学校つまらない】状態も納得。
自分で小学生になることを決めたわけではないもんね…。
とは言え、何か大きな問題が起きない限りは、このまま今の小学校に通ってほしい。

【自分の機嫌は自分でとる】
数年前からあちこちで聞くようになった言葉。
確かに、ほかの誰かに機嫌を良くしてもらうことに慣れてしまったらどうだろう?
上手くいかないときの原因は、いつも自分ではなく周りにあると考えるようになるのでは。
娘には、自分の幸せは自分が決められるひとになってほしい。
その方が生きやすいと思うし。

でも、【自分の機嫌は自分でとる】を小学生に伝えるのは難しい。

例えば私は、気乗りしない日の朝はスタバに寄ってゆっくりコーヒーを飲みながら読書でもすれば、割と切り替えて仕事に取り組める。

睡眠不足が如実にパフォーマンスに影響するタイプだという自覚もあるので、いつも睡眠第一に考えているし、調子が悪いときは何を差し置いてもより早めに寝るようにしている。

少し身体が重い…くらいだったら、小掃除や簡単なストレッチなど、身体を動かした方が結果すっきりする。

ほかにも細かく書けば、そこそこ武器はある。
でもこの自分のトリセツが充実してきたのは、多分ここ数年の話。

自分を分析して、知見が溜まってきたから分かってきた己との付き合い方。笑
小学生に、これをどう伝えればいいんだろう?
「気分がのらない日は、スタバでコーヒー買ったりしたらいいよ★」とか言っても出来ないし(´・_・`)

実際、娘に、学校行きたくないとき、どういうふうにすると気分があがる?と尋ねてみると…

・お気に入りの服を着る
・新しい文房具をおろす

との回答。
うんうん、やっぱり今のところモノに頼るよね。

それもアリだと思うけれど(私にとってのスタバでのコーヒータイムもそう)外的事項に頼りすぎず、自分自身のなかにたくさんの選択肢を持てるようになるといいね。と伝えてみている今日この頃。

自分それ出来るようになってきたの最近じゃん…と言わんばかりの夫の視線。
(夫とは16歳からの付き合いなので、至らなすぎる若かりし頃の私も全部バレている)

私もまだまだですが、自分で勝手に楽しむ姿を娘にも見せていきたい。

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