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男性の経済社会に放り込まれ混ぜられた女性のこと

スウェーデン出身の英国ジャーナリスト
2015年の「今年の女性100人」に選出されている
カトリーン・マンサルの著書
翻訳は、「エッセンシャル思考」他翻訳の高橋璃子さん

家事労働、子育て、介護 は、女性の仕事ときめられていた

アダム・スミス(1723-1790)は「近代経済学の父」と呼ばれていて、
現代の経済に多大な影響を与えた人。

アダム・スミスは、
経済学は「愛の節約」を研究する学問で
パン屋も肉屋も八百屋もお客さんが、
幸せな食事をするために商売をしているのでなく
自分たちの利益のために、働いている。と

市場が正しいと考える
男性の利己主義が経済を成り立たせている。

表題にある アダム・スミスは、経済という学問で
全てを説明できると説いたが、
一生独身だったそうで、

難しい計算式を考えている毎日の食事
洗濯や掃除、はたまた、彼がエディンバラに
引っ越してもついていった母がずっと支えていた。

この時代、女性は男性に依存するしか
生きる術がなかった。出産前に夫を亡くし
未亡人になり、ほとんどの財産を受けついだ
息子に依存して生きてきたアダム・スミスの母。

だが、その息子が提唱した経済学に、
母が自分のために作っていた料理の労働価値は
含まれない。

経済人と言われる人は、男性という性しかなく
生物学的に女性は家事労働に向いてるとでっち上げた。
(そんな統計などありはしない)

そして、男性の命には価値があり
女性はその次という認識が、
無給労働を担うのが当たり前としてきた。

このアンコンシャスバイアスが、今だに
家事労働や、介護職の賃金の低さにつながり
介護職員不足へと発展している。

経済の定義は、
ファシズムの話ではなく、
人口の問題、環境の問題ということが良くわかる本

わたし自身もこの経済人になることが
成功であり、実績だと思い込んでいたことに
気づき、女性のことにこだわっているのが、
この違和感からのことだということだった・・

あんた誰から生まれたん?

20年ほど前、ある飲み屋で昭和なおっさんたちが
女性を侮辱するようなことを
笑いながら大声でしゃべっていた。

そこの大将まで入って、同じように話して笑う

何がおかしいの?
女がすぐ泣く?頭が悪い?
面倒みてやるのも大変や。

ブチっと頭の線が切れた

「あんたら、どっから生まれてきたん。
木の根っこから、突然むくむくでてきたんか。
もう2度とこうへんわ(来ない)
男だけの店にした方がいいで。」

バーンと会計置いて、店を出た

なんで、女だからといって、こんな想いを
しなあかんの。

既婚者だった時、夫は私に言った
「稼ぎがないのに、文句言って指図するな」

そして、私は稼ぐことを自分に課して
成功し、意見を言えると思った時、
バツイチになっていた。

経済学が資本主義社会をつくり、
市場の動きがすべてで
個人のことは、無視していい。
女性の働きはまったく社会の裏側で無視される。

この本を読んでいて、そんなことを思い出した。
女性の社会進出
働き方改革?
少子化対策?

いやいや、ちゃうやろと、考えている男性が
利己主義での経済人として生きてる限り変わらない。

男性社会に女性を放り込んで混ぜただけの社会

この表現に拍手した。

今も昔も女性たちは、とても忙しく働いてきた
下僕のように働かされていても
給料をもらうこともない、

お金が発生しないものは仕事とみなされない

女性も働きなさい

この働くは、お金を稼ぐ仕事のこと
だからといって、誰も女性の食事作りを担ってくれない
妊娠出産できるのは、女性だけ。
それは、とても高尚なことなのに、
敬うどころか、穢れのように扱う

君が蔑んでいる女性の腹から、
君は生まれたのではないのですか?

それでも女性は、男性が作った仕組みの社会に出て
お金を稼ぐ仕事をしだした。
無給労働の上にである。

かしこい今の人は計算するよね

経済人として生きることが正しいと
思い込んでいる私たちは、
お金をいっぱい稼ぐことを勝ちとしている。

女性は、男性社会の中に入って
男性のように、経済人として成功するか

成功する男性と結婚して依存するか
だが、この考えは、最近ほぼなくなっている

個人としての稼ぎの価値が大事にされているから。

幸せを感じる、安心する愛する家庭
子どもを育てる、誰かのための奉仕活動は、
無駄であり、負けとなる。

少子化対策として、不妊治療助成
必要だけど、それで出産数はあがりはしない
産まない、結婚しない 選択を
女性にさせている社会なのだから

それでも人は、誰かの役に立つことに
幸せを感じ、それを利益換算することを嫌う
ボランティアに参加する、寄付する、
個人の利益にならなくても。

この気持ちがあることに救いがある
陰陽の陰を切り捨てるのではないということを。

ナイチンゲールは、看護の変革者

裕福な家庭で育ち優秀なナイチンゲールは
従順な白衣の天使のイメージだが、
自己資金とマスメディアを使っての寄付で
野戦病院にボランティアを引き連れていき
多くの人命を救った。

フローレンス・ナイチンゲールは生涯を通じて
看護師の待遇改善に戦い続けた。
その事実を私たちは、忘れがちだ。
お金のためか善意のためか、という二択は、
私たちのジェンダー観と密接につながっている
(中略)
私たちは、ナイチンゲールを、経済の幻想にうまく合うかたちに
歪めてしまった。男性が必要とする女性のかたちに。
でもそれは、長期的に見て件名なせんりゃくだっただろうか。

本書p166

ナイチンゲールは、女性であり、
経済人で、男性社会に混ぜられた女性ではなく
統計をとり、科学のチカラを出して、
経済会に一石投じた。

優しさ、寄り添う、献身的・・・女性的と言われる
仕事は神聖な仕事と言われる。
だからと言ってお金を受けっていけないわけがない。

善い行いと金銭的なゆたかさが両立しうるというのを
繰り返し言っていたナイチンゲールの想いを
今実現しなければならない。

妄想世界だろうか「笑顔とLOVE」

まだまだ、妄想の域でしかない
わたしが願うのは、陰陽でひとつのはずの世界で
陰としての役割を担った女性たちが
なかったことにしてきたことを
陰陽でひとつの世界だと認識して回す世界。

笑顔は カラダの健康
こころの健康 安心する環境

LOVEは愛のマインド
癒しであり、利他のこころであり
平和であること

世界中の女性たちが笑顔とLOVEに生きる応援
これがわたしのミッション

女性たちが笑顔とLOVEになれば
必然的にすべての人が、自然が、地球が
笑顔とLOVEになるからである。

安心する環境 
利他のこころ
特に取り組む、すぐ取り組むと誓いたい



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