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【採用担当者向け】求職者が応募したい求人票とは

「求人票を修正しても応募がこない」「どんな情報を書けばいいの分からない」採用に携わっている方であれば1度くらいは感じたことがあると思います。

インターネットで調べても知り合いの人事の方に聞いて自社の求人票に取り入れてもなかなか効果に出ないということもありますよね。

そこで今回は「これやってみようかな」と思っていただけるような情報をお伝えさせていただきます!


求職者は何を見ているのか?

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まずは求職者目線になってみましょう。これかなり重要ポイントです!
あなたが転職するときに求人票のどこを見ますか?あるいは求人サイトなどで求人を検索するときにどんな条件で検索しますか?
職種、業界、仕事内容、勤務地、年収、休日などをよく見ると思います。
つまり、あなたが気にするポイントは多くの人も気にするポイントなので、きちんとイメージできるように詳細に書いたほうが、求職者としても入社後のイメージがしやすく応募につながりやすくなります。

現場から「人を採用してください!」と言われたときに、採用ターゲット像や応募条件を確認するだけ、もしくは現場の人が書いてくれた求人票をそのまま求人サイトや転職エージェント等に掲載するのはNGです!

また、ついやってしまうのが「この職種に応募してくる人なら、この書き方でも分かるよね」と思って、難しい言葉や専門用語を記載してしまうことです。誤解を招かないためにも、求人票は誰が見ても分かりやすい書き方をすることが大切です。

例えば営業職であれば「何を(商材)」「誰に(法人or個人)」「どんな方法で(新規or既存)」「どんな手段で(電話or訪問orWeb会議)」営業活動をしていくのかを明確に記載します。
加えて、入社後の研修期間がどれくらいなのか、目標は何を設定するのか、所属部署の人数、キャリアパス、勤務時間、平均残業時間などを記載してもらうと求職者としてはイメージしやすくなると思います。

写真が掲載できる場合は、オフィスの雰囲気が分かるものや一緒に働くメンバー、仕事をしている様子、商材の写真などを載せましょう。最近では写真だけでなく動画が記載できる求人サイトも増えてきているので、積極的に活用してみてくださいね!


カルチャーマッチを重視するときは?

最近では自社のカルチャー(理念、価値観等)にマッチする人材を採用したい、という企業も多いです。ではそのような場合、どんなことを求人票に記載すればよいでしょうか?
単に「うちの理念、カルチャーはこれです!」と記載しても分かりづらいですよね。しかも、カルチャーマッチは実際にお話ししてみないと企業側も求職者側も分からないことが多いです。ですので、求人票には「こんな志向性の人が来てほしい」「こんな志向性のメンバーが入社してます」ということを記載してみると良いと思います。

例えば「30代のうちに起業したい人」「プレイヤーとしてもマネージャーとしても活躍したい人」「じっくり計画を練るよりは行動に移したい人」など、自社のカルチャーに合う人物像をイメージして記載してみてください。


自社をアピールするときは具体的な情報を

求人票を見ていると「アットホームな会社」「スキルアップできる」などの言葉をよく目にします。ついつい書いてしまいますが、これって魅力を伝える言葉になっているでしょうか?むしろ最近では「何も書くことがないから書いているのでは」と思われてしまう可能性が高いです。ですので、自社のアピールポイントは具体的な情報を記載することを心がけてみてください!

「アットホームな会社」であれば、「ランチにはこんなメンバーで行っている」「年齢、役職問わず部活動をしている」「休日にはこんなことをしているメンバーが多い」であったり、「スキルアップできる」であれば「入社●年目にはマネージャーに昇格できる」「新規事業に携わって、こんな経験ができる」などイメージできるようなことを記載しましょう。

事業成長をアピールする場合も、「前年比●%成長!」だけではなく、どうやって成長してきたのか、なぜ成長できたのか、競合との差別化は何なのか、などを記載し自社ならではの魅力作りをしてみてください!


絶対的な求人票はない

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「これを書けば応募が確実にたくさん集まる」「絶対に採用できる」という求人票はないと思います。それは企業によって認知度や事業内容、採用ターゲット、採用条件などが異なり、さらには転職市場も変化していくからです。ぜひ、自社の採用状況に合った求人票作成の参考にしていただければと思います。

ただし注意していただきたいのは、毎回同じ求人票を使いまわさない、ということです!経済状況や社会情勢によって求職者のニーズは変化していきます。今であれば、新型コロナウイルスの影響もあり、リモート勤務ができたり副業が可能な働き方や、ワークライフバランスを重視する傾向が強まっていますよね。

ぜひ求職者目線になって「これだったらイメージしやすい、働いてみたい、応募してみたい」と思える内容になっているか入念にチェックしてみてくださいね!