線路は続くが
国立大学に進んだ卒業生に、3年ぶりに会う。餃子をつつきながら、近況を聞いてみる。
ひたすら「普通」でいることを求められ、尖らずに、怒られないように過ごし続けた18年間。その4年後に、企業の人から聞かれる。
「あなたはこの会社に入って何がしたいんですか?」
18年間普通でいることを求められ、たった4年でやりたいことを白状するよう強制される。乗った電車にどこまでも運ばれるが如く。降りることは許されない。線路は続くよどこまでも。
線路は続くが、終活には終わりがある。たった4年間で自分の武器を磨き、アピールできるまでに成長しないといけない。
学校の先生たちに問う。あなたたちの責任は、どこまで続く。生徒たちが乗った電車のチケットは、有効期限3月1日ですか?
生徒たちの人生は、線路の如くどこまでも続く。生徒の人生に関わる者として、普通でいることを強いる教育は、そろそろ終わらせた方が生徒のためになるのでは。
乗客減で廃線になる路線の如く、教員の古い価値観も廃線にしたいものです。線路は続くよどこまでも。生徒の幸せを乗っけて。
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