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会いたかったあの子との再会〜その3(完結編)

↑ スマイルリングの畑事業で、皆んなで楽しくニンニクの種蒔きをした日。

 皆さんこんにちは😊             私は、児童養護施設・少年院出身の青年の自立をサポートする団体 NPO法人スマイルリングで活動しています。


 前回からの続きです🙇‍♀️


 私の人生にとって、本当に大事なものになってしまったスマイルリングとの出会いの物語です。


 “児童養護施設を出た後、社会に出てから困っている青年の為に何か出来ないか”と模索し、たどり着いたNPO法人スマイルリング


 その代表の、“爽やかないい声”の持ち主

 堀田 豊稔さん(堀ちゃん)と初めて電話で話してから、なぜかタイミングが合わず、なかなか会えないことが続きました。

 スマイルリングホームとはどんなところなんだろう…。実際、どんな子が住んでるんだろう…。どんな生活をしているんだろう…。


  とても気になりつつ、『向こうも忙しいのだろう』となぜか“遠慮”してしまい、そのうち夏になってしまいました。

 何気なくまたホームページを覗いてみると、Facebookに堀田さんが投稿したばかりの気になる記事がありました。

スマイルリングホームに、また新しい仲間が増えました!

 S君という青年が、何らかの事情でホームに住む事になったらしいのです。

 『あっ!今しかない!』

 そう思った私は、早速DMで『何か差し入れを持っていくことは可能ですか⁈』と連絡を入れると、すぐに(堀ちゃんはとってもレスポンスが早い人なのです)

釧路出身のS君、文無しです。大体これが定番でもあります (笑)だから食べる物は助かります

 との返事で、翌日とうとう“いい声の持ち主”の堀田さんと会えることになりました。


 次の日、(若い男の子が食べる物ってなんだろ⁈)あれこれと悩んで、日持ちする食べ物をドッサリ買いこんだ私は、


2019年8月1日

 仕事が終わってから、スマイルリングのホームへと走りました。


どんな人だろうと思っていた堀田豊稔さんの第一印象は、想像と少し違い(もっと普通の⁈穏やか〜な雰囲気”の人を想像していたのですが(笑))精悍な風貌の、“普通の人とちょっと違う何か”を持っているのを、感じさせる人でした。


 私のそういう予感はよく当たります。その理由はまた今度書くことにして…。


 堀田さん、そしてS君に、お互いに初めましての挨拶をすると、私は2つの質問を受けました。

『あの…何歳なんですか…⁈』

 …ええ〜…。それ〜?…。

 そして、

何で、スマイルリングの活動に興味を持ってくれたんですか?


 私は、ずっと前に会えなくなった兄弟のこと。そこから児童養護施設出身の青年達のことが気になりだし、自分に何が出来るのかを、ずっと模索し続けていたことを話しました。


『その子たちの名前は何て言うんですか⁈』と聞かれた私は、彼等の苗字と名前を伝えました。

すると堀田さんは少し興奮した声で、

『ええっ⁉️よく知ってますよ‼️』

と言ってくれたのです。

 とうとう、りゅうま達と繋がれた!そう思いました…。


 それからすぐに連絡を取ってくれた堀田さんから、次の日に連絡がありました。

 『りゅうま、野々村さんのことを覚えてました!会いたいって言ってます!!』


 私がずーっとずーっと会いたいと願っていたあの子。約13年ぶりに、スマイルリングホームで再会することが出来ました。


 いつも『ごめんなちゃい』と走ってきた、小さくて可愛いかったあのりゅうまは、スラリと背の高い、真っ黒に日焼けした、逞しい青年に成長していました。

 お兄ちゃんは“千葉”にいて、元気にしているとのこと。


 私がりゅうまとの再会でとても嬉しかったのは、彼がしっかり仕事をしながら、仲良く友達と暮らしていた事。

 そして何より、堀田さんのような本当に暖かくて強い大人と繋がっていたことでした。


『りゅうまは孤独じゃ無かった』


 ということが、一番、嬉しかったのです。

 

 私がスマイルリング…そして戦友となる堀田豊稔さん…『堀ちゃん』と出会い、更に沢山の素敵な人や青年達と出会い、毎日毎日ドタバタと、賑やかで楽しい人生を歩むこととなったきっかけの物語でした。

 

 でも、本当にいろんな物語が始まるのはここからだったのです。


 人生とは本当に不思議なものです。これからゆっくり、スマイルリングでの物語をここで書いていきたいと思います☺️🙏✨


NPO法人スマイルリング  理事 ののむら ちあき😁
ここまで読んで下さり、ありがとうございます🙏✨​


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