心の中が真っ黒だ

12月は苦手。忙しない空気、人の多さ騒がしさ。家族が連休に入る。年末年始は非日常。変化に弱い私にとって、一年で一番苦手な時期。

家庭内の問題が重なり、長引き、心配しすぎる不安な心と、それらから開放されたい思いでショートし、私のメンタルは崩壊寸前だ。昨年も同じような状態で、年末年始は、ひとりビジネスホテルで過ごした。
『こんな状態の私なんか家にいない方がいい。ピリピリさせるだけだ。』と思って。
ホテル暮らしは、楽しくなかったし、虚しさと寂しさで落ち着かなかった。夫からは、LINEも電話もない。顔も見にこない。『やっぱり私はいない方がいいんだ。』と思った。

さて、今年はどうしたらいいんだろう？
私は、家族のひとりを、どうしても愛せない。視野に入るだけでストレス、嫌悪感。
休みの間、耐えられるだろうか？思ってることを口にしてしまい、ひどく傷つけてしまうんではなかろうか。

落ち込みが酷い今、消えたい衝動にかられている。それと同時に、あの人が消えてくれれば、と願ってしまう。

自分が変われば相手も変わる、というが、どう変わればいい？私は…トラウマを目の前にして、許すこともできず、恨みさえ抱いている。この感情をぶつけたらスッキリする？

本音をぶちまけたあと、一瞬はスッキリするだろう。でも、あの人はどんな顔をするのか、逃げ場はあるのか、なにより、私はもうここにはいられなくなるんじゃないか。それこそ、抑えられなかった自分を許せず、家を出てしまうかもしれない。

希死念慮。消えたい。両親や息子たちには申し訳ないが、生まれてきた事実ごと消してしまいたい。今までは、そう思うだけだったのに、相手が消えることを願うとか… もう呪いではないか。

でも、そんな自分を責めてはいない。そんな風に思ってるんだね、と受け止めている。ただ、こんなブラックな感情を抱えている鬱病患者の私と、一緒にいる夫には申し訳ないと思うが、そんな私といるのを選んでいるのは、夫なのだ。責任を感じているのか、純粋に愛情なのか、同情なのか？

家でのひとり時間が、なにより好き。よほど通り慣れた道や、行き慣れた場所にしか行かない。でも、今なら電車や飛行機に乗って、遠い所に行けそうな気がする。そんなことを考えるほどには、追い詰められている年末。

大切な存在だと愛おしく感じ、お互いを思いやり、繋がっていられることを幸せだと思える家族は素晴らしい。
でもきっと、そんな家庭ばかりじゃない。うちは、中途半端にバラバラだ。そして、バラバラにしてるのは、他の誰でもない私だ。
助けを求めたいけれど、私は私にしか救えないのだと思う。

いつか、友達から教わった【課題の分離】上級者になって、師走も年末年始も、穏やかな気持ちで過ごせるようになりたい。心の中は黒いけど、わずかな希望も持って、2023年を迎えよう。