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無痛分娩と普通分娩の実際|3度の出産を経験した私の体験を通して

無痛分娩にどんなイメージを持っていますか?

今まで3度の出産を経験し、
長女ちゃんと次女ちゃんを無痛分娩で出産。
末っ子長男くんを普通分娩で出産したタラマイ(https://twitter.com/smilehouse_tara)が、
無痛分娩って実際どうだった?
普通分娩との違いはあるの?
を経験を元に書いていきたいと思います。

情けない・・・て思ったのはなぜだろう?

自分の出産経験を書こうと思ったのは、
この記事を読んだからである。

この記事を読んで、まず思ったのは、
横澤さんはなぜ情けないと思ったのだろう?
ということだった。

出産って、お母さんと赤ちゃんが協力して、
物凄いことをやってのけることなのに、
陣痛が辛くて麻酔を使って出産したということに対して、
なぜ情けないと感じてしまうのか。

【1】無痛分娩一択の長女出産

私は、極度の痛がりである。そして怖がりでもある。
先に出産した友達や、
巷に溢れている出産体験記を読めば読むほど、
出産に対してネガティブなイメージばかり膨らんでいた。

そんな私の出産方法は、
迷いなく無痛分娩であった!

もちろん、無痛分娩へのリスクも勉強した。
でも、何より、痛みなく産めるんだったら、
選択の余地なく無痛一択だった。

そんな長女ちゃん出産を通じて一言。

(私の場合)
 無痛分娩のはずなのに、無痛じゃなかったー!(嘆)

和痛分娩という方法もある中、
私が選んだ方法は無痛分娩だったはずなのに、
陣痛中も、麻酔が入ってからも、
めちゃくちゃ痛かった。

痛みで呼吸するのを忘れてしまい、
『赤ちゃんに酸素いかない!お母さんに人工呼吸器つけて!』
と看護師さんと助産師さんを慌てさせたくらい、
私は痛かった。

【2】次女出産も無痛一択

ブレない女。という訳ではない。

実は、長女出産時にこんな事があったのだ。

子宮口全開(全開は10㎝)ってなって、
いざ分娩台へ!の時に、
看護師さんに、

『麻酔したのに、めちゃくちゃ痛いんですけど・・・』
とボヤいたら、
『普通分娩だったら、子宮口全開では喋れないから!
 今喋れてるのは麻酔のおかげ!』
と言われていて、

おいおい、まじかよ。
麻酔入れてて、これかよ。
半端なく痛いぞー!!!!!!

ということがあったので、

無痛分娩以外の出産、絶対無理!
普通分娩絶対無理!
と思っていた。

結果、次女出産も無痛分娩一択だった。

でも、私も馬鹿じゃない。
痛みで呼吸するのを繰り返すことはすまい!
と心に誓い、
次女出産時は、呼吸を意識することに。
**
(ろうそくの火を消すように、ふーっと息を吐く)**

実は、コレ長女ちゃんの時から、
陣痛の痛み逃しで知ってた知識。
知ってたんなら、やればいいやん!

そうなのです。
ホントやればよかった!(泣)

赤ちゃんに酸素たくさん送るぞーと集中することで、
痛みの度合いが、全然違った。。。
長女ちゃんの時は、パニクりすぎて、忘れてた!笑

※私が無痛分娩で産んだ病院では、子宮口7㎝開いたら、
 麻酔を入れてくれる病院でした。
 早く入れすぎるとお産の進みが悪くなるからという理由。
 なので、陣痛の痛み逃し大事でした。

【3】末っ子長男はなぜか普通分娩

理由は、色々あるのだが、
上の姉妹がこちらで保育園に通っていること。

上二人の時に里帰り先から帰って来てから、
こちらでの生活に慣れるのが、
意外に大変だったことなどなどあり、
3人目は里帰りせずに産むことに。

こちらで出来た友人に、
オススメの産院は?
と聞くと、二人連続で同じ病院の名前を出してくれたので、
さしより、その産院を受診することに。

助産師さんもたくさん居て、
なんだか良さげだな!この病院いいな!
ここで産みたいなと思って、
ドクターと色々話していると、
何とフリースタイルでの分娩をしている産院ということが発覚。

フリースタイル分娩とは、分娩台が無く、どんな体勢で産むことも可能。
その産院では四つん這いが産みやすいからいいよーって感じでした。
立って産む人がいたり、産綱(うみづな)でいきむ人がいたり、
旦那さんにしがみつきながら産む人が居たりと、様々らしいです。

そうなのです、今までとは、全く違う産み方。
てか、それ調べていかなかったのかよ!ですね・・・。

ドクターもびっくりしていた。苦笑

そんな無知識な私。

なおかつ、
ビビリで、痛いのが怖いくせに、
幼い時から好奇心旺盛!

もう、最後のお産になるだろうからな・・・
普通分娩、
しかもフリースタイル分娩というものを、
やってみたい!と思ったのである。

ここまで読んできた人は、思うだろう。

いや、あんなに痛いって言ってたやん。
麻酔しても痛かったって。
大丈夫かよ!?と。

【4】3人目にして初めての普通分娩

その日は、横になってお腹をさすっても、
お腹の張りがおさまらなかった。
いつもは、このマッサージでお腹緩むのにな・・・
もしかして・・・?
と思い、陣痛タイマーで測るも、
規則的に陣痛が来ているわけではない。

でも、何かいつもとは違う気はするから、
電話で聞いてみようと産院へ電話。

2人も産んでいるのに、
陣痛が来たのか分からない女は私である。

なぜならば、
上二人の時は、陣痛促進剤で陣痛を起こしていたので、
病院のベットの上で徐々に陣痛が強くなり、
ある程度の陣痛が来たら、麻酔をし出産していたので、
どのタイミングで病院に行けばいいのか分からないのである。苦笑

『何だかいつもと違うような気もして、陣痛かな?違うかな?
 という状況なんですけど。。。』

と電話。
電話先の助産師さんが、

『何だか、声はきつそうな気がするよ!
 とりあえず来て!』

と。
予定日は、まだ先だったし、
何なら、さっきまでテレビ見て、
旦那さんとゲラゲラ笑ってたので、
全く心の準備をしないまま、
まさかの病院へ!
寝ている姉妹を車に乗せ、病院へ出発!(22時半)

さっきまでのお腹の張りが、少しずつ感じるようになってくる。

ここで、出産間際に仕入れていた小技を使う!

小波、大波、休憩
→陣痛って長くても1分くらいで痛みはおさまる。
 ずーっと痛い訳ではない。この1分の間に、小波レベルの痛みが来て、
 その後大波レベルの痛みがドドーと来てから、はい休憩。
 こんな感じ。(終盤になると、この1分が頻繁にくるイメージ)

友人に教えてもらっていた、この波の感覚。
陣痛の波に乗るイメージ。

はい、小波きましたー。
はいはい、大波きましたねー!!!!
ふー、休憩。
と波乗りしている自分をイメージしながら、
息をふーっと吐き痛みを逃す。

これを産院への車の中で繰り返し、
産院に到着したのが23時。

初めての普通分娩で、旦那さんは初めての立ち会い。

明け方には生まれるのかな?
と家族みんな悠長に構えていたら、

『マイさん、子宮口7㎝開いてますね!
 もうすぐ生まれますよ!』

と。

え????もうそんな状態なの????
子宮口7cmっていったら、
私、無痛分娩の時に麻酔とか入れてる段階ですよ(驚)

あれよ、あれよと言う間に出産準備。

痛みを逃す為のアロマ風呂も、産院到着時に破水しちゃったので断念。

バランスボールにしがみつき痛みを逃すのも、
旦那さんに支えてもらうのも全部すっとばし、

四つん這いになろうと体位を変えている間に、
また破水!と同時に、頭出てくる!笑

ドクターも助産師さんも、
ええっ?もう?という雰囲気。

『仰向けに戻して!』

とドクターが指示し、
あまりの急展開に応援助産師さんが間に合わずに、
手伝ってた旦那さんと夜勤の助産師さんで、
私を仰向けに戻したと同時に、
にゅるりと末っ子長男誕生!笑

産院について20分の出来事でした。

【5】3回の色んな形での出産を経験して

3回出産して、一言。

ワタシって、凄くないですか?笑

毎回、若干のパニクりはあるものの(笑)、
命を無事に産み出すことをやってのけた。

もちろん私だけのチカラではなく、
赤ちゃんの頑張りもあっての出産やけども!

でも、考えてみたら、
出産って妊娠期間の、
最後の十数時間のことやからなと。

それまでのトツキトウカ。

悪阻(ツワリ)があったり、
腰痛、肩こり、
何か夜中に起きちゃう
寝返りうてない、
足が急につっちゃう、
旦那さんに妙にイライラしちゃう、
など地味ーに嫌なトラブルを沢山抱えながら、
この日を迎えてるだけであって、

普通分娩にせよ、無痛分娩にせよ、帝王切開にせよ、

最後にどう生まれてきたかは、
そんなに問題ではないと思う。

このトツキトウカ、
赤ちゃんの命をお腹の中でちゃんと育んだこと。
母子ともに無事な状態で出産出来たこと。

もう、これだけで花丸だと思う。

どんな形で生まれてきたにせよ、
我が子はめちゃくちゃ可愛いいし。笑

そこで最初の疑問。
横澤さんは、なんで情けないと思ったのだろうか?
ということについて。

真意は、本人にしか分からないが、
あくまで推察。

・痛みを最後まで感じることで子への愛情表現とする風潮
・自分のやりたかった事が達成出来なかったことに対しての後悔

(もちろん、本人の思いにどうこういうつもりはないが)

赤ちゃんの命を、しっかりお腹の中で育み、
元気な赤ちゃんが生まれてきてくれた。
横澤さん自身も無事だった。

もう、それだけで充分過ぎる程凄いことなのではないだろうか。

だから、横澤さんに言えることはただ一つ!

御出産おめでとうございます!
そして、お疲れ様でした!

(一言じゃなかった💦笑)

↓この記事を書いたタラマイの詳細プロフィールはこちらです。↓

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