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ハラスメントにならない叱り方Vol.9 不平・不満の多い部下

仕事のやり方やまわりの人に対して、不平や不満を口にすることの多い部下には、上司もそのまわりにいる人も、その人への対応で疲れてしまいます。文句ばかり言う部下には、ついきつい言い方になり、ハラスメントに発展する可能性があります。

文句ばかり言うタイプにも2パターンあります
➀他を悪く言うことで自分をよく見せようとするタイプ
自分以外の人の意見や考え、やり方に対して不満を言うことで、自分の方がすごいということを言いたいタイプの場合は、まず相手のことを「認める」ことが大切です。すごいね、あなたの方がすごいよねと嫌味のように言うのは逆効果です。「軽くあしらわれた」「バカにされた…」というのが相手に伝わります。相手が行動したこと、できていたこと、その事実を認めることです。
例えば、「あの人また○○してる。これは○○しないといけないのに」
→「こないだ○○さんは、ここまでしてくれてたよね」と事実を認めるだけでOKです。
認められた~というのが相手に伝わると、不平や不満はおさまります。

②もっとよくなって欲しいという気持ちが強く、改善提案がたくさんあるタイプ
不平や不満を口にするのは、逆にいうとそれだけ、よくなって欲しいと思う気持ちの表れだし、改善提案もたくさん持っていることが多いです。相手が不平や不満を口にしだしたら「○○さんだったら、どういうのがいいと思うの?」「どうしたらいいと思う?」と改善提案をたくさん聞いてください。具体的な改善提案が出てきたら、「○○さんだったらできると思うし、やって欲しい~」と賛成できる案には賛同して、言うだけでなく行動することを促してください。

#ハラスメント #叱り方 #管理職の悩み #叱れない #パワハラ

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