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[1日1note#11]正しい食事が正しい睡眠を促す!

お昼ご飯を食べた後は、なんだか眠くなる。

今日はそんな話ではありません!!

また、

この時のメカニズムは有名なので、知っている方も多いかと思います。

メカニズムを知っていて、かつ眠気だけならまだ問題はないのですが、

強い眠気以外にも倦怠感を感じたり、イライラしやすくなったりする人は

要注意が必要です。


最初に、このメカニズムと注意点を簡単に説明します!


ご飯を食べると、血糖値が上昇します。

緩やかな上昇であれば問題ないのですが、

糖質が多いご飯の場合は、血糖値が急激に上昇します。

急激な上昇を抑えるために、膵臓からインスリンが放出され、

その後、血糖値が急激に下がります。

 この時のインスリンの大量分泌が、脳内で眠気を引き起こす原因なのです。

また、

インスリンの大量分による反動で、血糖値が急降下します。

すると、低血糖状態になり、倦怠感をイライラを感じやすくなってしまうのです。


食後の強い眠気は、仕事の生産性も下げてしまうので、

あまりいい眠気ではありません。

では、いい眠気とは?


いい眠気は、正しい食事によって促されます!


ん?食後の強い眠気は良くなくて、正しい食事の眠気はいいの?


詳しく説明します!

(他にも睡眠に関するnoteをあげていますので、そちらも参考にされて下さい!)


朝起きて太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされます。

すると、

不安感を和らげ、精神を安定させるセロトニンの分泌が高まります。

そして夜になると、睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されます。


メラトニンは、セロトニンが材料になっていますので、

セロトニンの量が少ないと、メラトニンの量も少なくなってしまいます。

セロトニンの分泌量を増やすためにも、

太陽の光を浴びて体内時計をリセットすることが重要なのです。


そしてもう1つ!

セロトニンの材料になるのが、トリプトファンという必須アミノ酸です!

その必須アミノ酸は、体内で合成することができないため、

食事から摂取する必要があるのです。

また、必須アミノ酸は、

都合良くトリプトファンだけ摂取するようなことはできません

必須アミノ酸は、たんぱく質として食事から摂取する必要があるのです。

そのため、

日頃から、肉、魚、大豆、乳製品などの食品を食べることが重要なのです。


つまり!

たんぱく質を多く含む正しい食事で、トリプトファンを摂取。

トリプトファンを材料に、セロトニンの分泌が増える。

セロトニンを材料に、メラトニンの分泌が増える。

だから、正しい食事が正しい睡眠を促す!

このようになるわけです!


また、

セロトニンが不足すると、イライラして落ち着きがなくなり、

衝動的、攻撃的になってしまうので、その対策、予防のためにも、

たんぱく質を多く含む正しい食事と体内時計のリセットを心がけましょう!


ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・ほすぴ 予防医学学術刊行物181号

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