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[1日1note#8]ストレスの正体を知り、正しく対処する

「仕事でストレスが溜まる」「思うようにいかなくてストレスだ」

「ストレス発散したい」などなど、このように感じている方も多いかと思います。

ストレスが原因で身体を壊したり、ついイライラしてしまったり、

現代の日本はストレス社会と言われるほど、ストレスで溢れています。


大抵の場合、ストレスは自分の身体や人間関係に良くない影響を及ぼします。

(中には 良いストレス もありますが、悪いストレスを前提に話を進めます)

ストレスが悪いモノと分かっていながらも、

多くの人はストレスと上手に付き合うことができていません。

そのため、ストレスコントロールやストレスコーピングが流行っているのですが、

そもそも、ストレスがどう言うモノなのか、理解していますでしょうか?


人間関係でも、

相手のことをよく知らないと、上手く付き合っていくことはできません。

ストレスも同じです。

まずストレスがどう言うモノなのかを知り、

そのうえで上手に付き合っていくことが重要です。


では、ストレスは何なのでしょうか。

ストレスと言う言葉は、もともと物理学で使われており、

「外からかかる力による物質の歪み」のことを意味していました。

その後、

ハンス・セリエ博士が「ストレス学説」と言う論文で

医学用語として発表したことをキッカケに、

人に対しても使われるようになりました。

そして博士は、

ストレスは「外部環境からの刺激によって引き起こされる生体内の変化した状態」

と定義したのです。

また、

「ストレス状態を引き起こす外部からの刺激」をストレッサーと定義しました。


つまり、ストレスとは、刺激によって起こる生態反応なのです。

例えば、

「上司に怒られストレスだ」と言う状況は

上司に怒られたと言う刺激が、ストレッサーであり、

怒られたことで身体の中に生じた変化(心や体の歪み)がストレスなのです。


次に、刺激を受けてから反応するまでの流れを簡単に説明します。

ストレッサー → 脳がその刺激を評価・対処 → ストレス反応

( 刺激   →      評価      → 反応 )

このように、外部から刺激を受けると、脳がその刺激に対して反応します。

その後、身体に心理面、身体面、行動面のどれかの反応として現れます。

 心理面:イライラや不安、緊張など

 身体面:肩こり、頭痛、胃痛など

 行動面:タバコやお酒、食事量の変化など


少し難しくなってきましたでしょうか?


今回、覚えていただきたいことは、

今まで何気なく使っていたストレスとは、

外部から刺激(ストレッサー)を受けたことで身体に現れた反応(ストレス反応)

であると言うことです!


ストレスを感じた時は、

反応に注目するのではなく、何が刺激になったのかに注目することで、

正しい対処ができるようになります。


ストレスについては何回かに分けてまとめようと思いますので、

今日の内容はここまでにします!


▼他のストレスに関するnote▼

[1日1note#3]イラッとした時に6秒間息を止める理由



ーーーーーーーーーーーーーー参考文献ーーーーーーーーーーーーーー

・ほすぴ 予防医学学術刊行物180号


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