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〖短編小説〗 恋の歯車

あの日
あの時
あの瞬間
彼の方へ走り始めた

「ねぇ、名前なんて言うの?」

名前を聞いてみた
学年を聞いてみた

彼は、私より2年下の男の子
同じ学科で学部も一緒の子
背が高くて背中も堂々としてる

一目見てカッコイイと思った

私の中で止まっていた恋の歯車は
この瞬間から
少しずつ動き始めたと思う


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