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1級建築士試験奮闘記 #2 カド番を迎えた私

こんにちは!chachaです!
今回は、カド番を迎えた私の1年について書いていきたいと思います!
もう後がない状況の私がいかにカド番の本試験を迎えたかお楽しみいただければと思います。

<カド番になった私の心境>

では、カド番になった私の心境からお話していきます。
この年は製図試験3回目ということもあり、もう後がなくなってました。

心のどこかで、3年もやれば受かるだろう。
と、昔は思ってましたが、ついに追い詰められてしまいました。

2回の製図試験を受けても、まず合格は無いかなというようなプランしか書けず、全くコツもつかめてませんでした。

カド番のプレッシャーも相当でした。
私の周りでカド番の人などおらず
「まだ受けてる人いるんだ。」「さすがに3回目なら受かるでしょ」
と言われはしないけど、そう思われてるんだろうなと勝手思ってました。

実際、皆さん本当に温かく見守っていてくれましたが、勝手にそう思ってしまうほど卑屈になっている時期もありました。。。(皆さんすみません。)

そして、このままではマズイと思って導き出したのが、校舎を変えるということでした。
学校自体を変えてしまうと学習方針が違う可能性があり、それはリスクに感じ、リスクの少ない中で環境を変えるには転校かなと思いました。

ちなみに今までお世話になった講師の方々には全く不満がなく、逆にどなたも親身に指導して下さり、芽が出なかった自分が情けなく、何年も同じ校舎に通っていたので、その講師の方々や教務の方々と会うのも気まずかったという事もあります。

とにかく、もう終わらせたい。
このままではダメだ。昨年と同じ事をしていても結果は同じかもしれない。
何か行動を起こさなきゃと焦ってもいました。

<転校した先で>

転校先の校舎は他県にしました。
家からは元居た校舎と同じくらいの距離にあり、通学面に不便さは感じませんでした。

受講生の人数も元居た校舎より少なく、とても居心地がよかったです。
元居た校舎は15人前後を1クラスとして6クラス程ありましたが、転校先は2クラスしかなく、1つの教室に集めて講義できるような人数でした。

そして、この少人数な所と担当講師にも恵まれ、みるみるうちにコツを掴み、課題はほとんど「ランクI」の評価をもらえるようになっていました。

今まで1回もランクIなんて取った事がなかったのに、今年は面白いようにランクIが取れる。
嬉しいけど、最初は物凄く戸惑いました。

今思うと、2年間も製図をやっていたおかげで作図スピードがそれなりに早かったと思います。
(製図試験での作図時間は平均2.5~3時間と言われてますが、私は2~2.5時間程で作図量が少ないと2時間を切るくらいのスピード)

どんなに良いエスキスが出来ても書ききれなければ意味がない、とにかく作図が心配で心の余裕がなかったのだと思います。

作図に余裕が出来たおかげで、読み取り、エスキスを焦らずに挑める。
この状況が良かったのだと思います。

模試を受けるころには、学校の課題は学ばせる課題だから、今回はコレを仕掛けてくるな。

これを綺麗に納めるにはこうすれば良いな。
と逆読みするようにもなっていました。

それが気持ち良いくらいに当たる。
この頃からカド番のプレッシャーは当然ありますが、もしかしたら今年はいけるかも。。と思い始めました。

そして、徐々に欲が出始めます。。。綺麗なプランで書き込みもバッチリ行って、文句無しのプランに仕上げる。

ここまでは良いのですが、チェック時間よりも書き込みをして綺麗に仕上げたい。
みんなに凄いと言われたい。という欲がでてきます。。

途中からクラスでは一目置かれる存在となってました。
そんな中で天狗になっちゃダメだ、課題が解けても本番で解ける保証はない!

どんなに課題が出来ても、試験に受かったことの無い人。
受からなければ何も意味がない。
と自分に言い聞かせていたつもりです。

製図試験において何より大事なのはチェックをすることです。
人はミスをする生き物です。

それを相当なプレッシャーがかかる6.5時間の中でノーミスなんて不可能です。
本番は普段ミスしないようなことも平気でミスします
だからチェックをする習慣が大事なんです。

ですがランクIを取り続けた私は、簡単な事でミスなんて出来ないというプレッシャーと共に簡単な事で間違えるはずがないという意味の分からない自信すら沸いてました。

ろくに自分を疑わずに、今回も大丈夫でしょう。
それよりも完璧に仕上げなきゃ。という勝手なプレッシャーを感じ、チェックよりも完璧に仕上げたい、すごいと言われたいという承認欲求みたいな物が出てきます。そして・・・


当時の私の作図です。書き込みに命をかけてました。(笑)


今回はここまでに致します。
次回は、順調に仕上げたと思っていた私がいかにして本試験に臨み、撃沈したのかをお話ししたいと思います。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。
次回も良かったらご覧いただければ幸いです。

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