台風の夜、東京ドームに結婚の神様が降りてきた。
いやー、我ながらすごいタイトルを付けてしまった(笑)。
でもね、これ本当の話。
私の人生に突如舞い降りてきた結婚の神様。
それは、2012年9月30日。
場所は東京ドーム、台風の夜でした。
私が35歳の時のことです。
SMAPのコンサートに行くことが生きがい
実は私、30年来のSMAPファンなんですね。
詳しいことは(こちらの記事)に書いています。
都内の大学を卒業して地元に戻って就職したわけですが、いただいたお給料の中でいちばんの出費は、SMAPに関することだったと思います。
食費<美容、被服費<交際費<SMAP
ざっくり言ってこんなイメージ。
仕事を始めたばかりの頃は、SMAPのコンサートに行くために毎月お給料の一部を封筒に入れて貯めていました。
CDや雑誌、コンサートやドラマのDVD、コンサートのチケット代、交通費、宿泊代諸々・・・全部合わせるとなかなかの額になるんですよね。
全国を飛び回る娘、母に小言を言われる
社会人生活も長くなってお金の自由が利くようになってくると、いつしか全国を飛び回るようになっていました。
2012年の夏から冬にかけて、SMAPはアルバム『GIFT of SMAP』を引っ提げて全国ツアーをしていました。
SMAPがコンサートをするとなれば、北は北海道から南は福岡ドームまで、それはもう当然のように追いかけていきます。
誰に何を言われようとそれが私の生きがいだから。
35歳独身、実家で両親と3人暮らし。
私のSMAP好きは中学生の頃からなので、それまで特に両親に何かを言われることもなかったのですが。
(母もミーハーなので、過去に一緒にコンサートや番組の観覧に行っています。)
SMAPを追いかけて5大ドーム(+スタジアム)を制覇したこの年は、珍しく母に小言を言われましたね。
/
あんた、いつまでそんなことしてるつもり?
\
まぁね。
母としては、結婚もせずに実家に居座る娘を心配するあまりに出た言葉だったのでしょうけど。
当時の私は、誰にも迷惑かけてないからいいじゃ~ん。
って、聞こえないふりをしていましたね。
東京ドームに結婚の神様が降りてきた
さて、その年のツアーの東京ドーム公演最終日。
その日は、太平洋側から台風が接近していて、東京ドーム周辺も朝から強い風が吹いていましたが。
開演時間までに雨に降られることは無く会場に入り、3時間近くのコンサートも滞りなく進み、SMAPのメンバーが「気を付けて帰ってね~」と言いながらステージを去った後は、お決まりの規制退場のアナウンス。
ここでは、たいていイベントの主催者がアナウンスをするのですが。
珍しくその日は違ったんですよね。
東京公演の最終日だったからか台風だったからか理由はわからなかったけれど。
ここで、私の運命を変える出来事が起こりました。
ジャニーズ事務所スタッフの(推定)60代女性が出てきて、アナウンスの傍らステージの裏側でのSMAPの裏話やファンへの思いを話してくれました。
その中で「2年以内にまた必ずコンサートをします」と言ったんです。
その時です、結婚の神様が降りて来たのは。
え?
このタイミング?
何で?
それは、あまりに突然で、でもどうしてそれに気付いたのかというと。
次にSMAPに会う2年後には『自分は結婚しているだろう』と不意に思ったんですよね。
彼氏がいないのに、結婚願望がなかったのに、ですよ。
でもね、それが現実のものになるんです。
ちなみに。
この時の台風は、コンサートが終わる頃に愛知県に上陸した後、関東地方に向かっていたので、帰りの新幹線(東海道)は徐行したり途中で止まったりしながらだった記憶があります。
それでも、無事にその日のうちに家に帰りつくことができました。
そして結婚が現実のものとなる
突如、結婚の神様が降りて来たので、SMAPのコンサートと並行して婚活に精を出すことになります(笑)。
あの日、東京ドームで聞いた「2年以内にまた必ずコンサートをします」という話。
これは、本当に現実になりました。
(けれど、それがSMAP最後のコンサートツアーになってしまいました。)
このツアー、東京ドーム公演からスタートしているのですが、その時、私はどこにいたと思いますか?
なんと。
/
ハワイで新婚旅行中でした。
\
『2年後に自分は結婚しているだろう』
これも現実のものになったんですよね。
台風の夜のお告げなのか?
東京ドームには結婚の神様がいるのか?
見えない力が働いたのか?
何とも不思議な出来事でしたが、私の人生を大きく変えた夜の話でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?