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公務員保育士の勤務先は保育園?

うちの自治体の場合、公務員保育士の勤務先は保育園とは限りません。

まず、試験を受ける段階で、保育士資格、幼稚園教諭免許状(取得見込みも含む)を持っていることが条件になります。

これは私が試験を受けた23年前も現在も変わっていません。

うちの自治体には、保育園、こども園、幼稚園があるので、採用された場合にはそのいずれかに配属されることになります。

配属先によって、保育士、保育教諭、幼稚園教諭と呼ばれ方が変わります。

「お仕事、何されているんですか?」と聞かれた時、その時の配属先によって返事が変わってくるという・・・。

今現在は幼稚園に勤務しているので、幼稚園教諭、幼稚園の先生と答えています。

運命はその4年前に決まっていた


前述のとおり、保育士資格、幼稚園教諭免許状がないと試験を受けられなかったわけですが、大学受験の時点ですでに運命が決まっていた気がします。

というのも、私が志望していた大学(のちに入学する)は、専攻が2コースあって、そのひとつが小学校教諭、幼稚園教諭免許状取得コース、もうひとつが保育士資格、幼稚園教諭免許状取得コースだったんです。

その時に保育士資格、幼稚園教諭免許状取得コースを選んだので今に至るわけですが、もう一方を選択していたら、きっと違う人生を歩んでいただろうと思います。

異動周期はだいたい3年


新卒で採用されて最初に配属されたのは幼稚園でした。

幼稚園の先生になりたかったので万々歳です。

勤務先を振り返ると・・・。

・A幼稚園(3年)
・B幼稚園(2年)
・C幼稚園(3年)
・Dこども園(1年:派遣)
・E幼稚園(3年)
・F保育園(5年)
・Gこども園(3年)
・H幼稚園(3年)

現在、8園目。

だいたい3年周期で異動になっていますね。

慣れた頃に異動になるのは公務員の性(さが)。

私は、一つの場所に長く留まっているよりは、いろいろな場所で経験を積みたいと思う好奇心旺盛なタイプなので、この3年周期がほどよいのです。

異動になると人間関係は振り出しに戻るけど、仕事の内容が大きく変わることはないのでここまで何とかやれてきました。

それでも、E幼稚園→F保育園への異動は、内示があった時から構えましたね。

もう、転職するぐらいの気持ちで異動しましたから。

実際に、異動から3ヶ月ぐらいはよく眠れなかったんです。

寝ていても頭の中に子どもの声が聞こえているような状態で・・・。

というのも、E幼稚園(園児60人)→F保育園(園児150人)で園児数が2倍以上。

規模が全然違ったんです。

保育園となると保育時間も長いですからね。

休憩の1時間以外は常に子どもと一緒にいるので、子どもの声が聞こえない瞬間なんてないんです。

それでも、人間ってすごいですね、慣れるんですよ。

3ヶ月を過ぎると夜もぐっすり眠れるようになりました。

23年の間に、いろいろな園でたくさんの子どもたちに出会えたこと。

私にとっての大きな財産です。


2023年3月31日に公務員保育士を退職します。

今後は公務員という枠にとらわれずに、子どもたちとママさんの支援を続けていきます。

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