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#Designship2018 に参加したよ。DAY1レポ

注🚨)
このnoteは自分用です。各セッションが素晴らしすぎて見入ってしまい、メモを残せておりません。各セッションを思い出しながら、自分が感じたことを書き起こします。
また、akatsukiさん(@akatsuki174)という方が全セッションを爆速で書き起こしていらっしゃいました(本当に爆速です..セッションが終わったタイミングのUP!)
「akatsukiさんの書き起こし記事リンク」+「運営さんによるMomentまとめ」+「僕の感想」というフォーマットで筆を進めます。

↓本日登壇されたスピーカーの皆様とタイトル

中西 元男さん  「核拡デザイン」を探求し続けて
大塚 航生さん  トイレの美しさに向き合い続けて考えたこと
きよえ氏さん 魅力を伝えるストーリーのつくりかた・つたえかた
京谷 実穂さん  IoT時代における新しい音声体験のデザイン
阿部 雅世さん SENSORY EXPERIENCE DESIGN 感覚を鍛え、感性を磨く-デジタル時代の生涯教育
佐藤 洋介さん  クリエイティブを競争力に デザイナーを10倍輝かせる組織作り
宮本 哲也さん  ビッグデータから導き出されるビジュアルトレンド
株式会社ビズリーチさん ビズリーチのデザイン哲学
株式会社ティアフォーさん  自動運転社会を見据えたサービス開発
アクセンチュア株式会社さん  LIVING BUSINESSの時代におけるブランドデザインの重要性
株式会社アイ・エム・ジェイさん  サービスデザイン "Doing" に役立つ3つのヒント
柘植 秀幸さん  ライブにイノベーションを起こすUXデザイン
田川 欣哉さん  越境するデザイン


◇ ◆ ◇


中西 元男さん  「核拡デザイン」を探求し続けて

早稲田学生の頃にデザイン研究会を作り、それがそのまま会社となり、お仕事をされてきたそうです。
クライアントはキリン(ビール)やベネッセ、日産など誰もが知るトップ企業ばかり。
そのような企業と共に、日本のデザイン史を作ってこられた方のセッションで始まりました。

もっとも考えさせられた言葉は以下。
『現代の一流企業とは、生産機関や経済機関という側面での量的価値でナンバーワンになるだけでなく、環境機関や人間機関あるいは文化機関という側面での存在価値オンリーワン企業である』

レペゼン地球という革命を起こし続けているアーティストがいます。
彼らはいつもライブ1本目で歌う代表曲のなかで「ナンバーワンよりオンリーワン?いやナンバーワンかつオンリーワン!」と熱く訴えています。
これか、と思いました。

いろんな側面で切りまくったらどんな企業も「何かでナンバーワン、かつオンリーワン」にはなれるはず。
ただ、きっとそういう話じゃない。

量的に圧倒的ナンバーワン。かつ独自価値としてのオンリーワンさ。
来年から入る内定先があります。そこを一流企業にするにはどんなことができるだろうか、何がしたいか、何が足りないか、、、考えさせられました。


大塚 航生さん  トイレの美しさに向き合い続けて考えたこと

「トイレ」というリアルプロダクトのお話。

印象に残ったのは「折衷案」のお話。
デザインだけでなく、技術的な側面やコスト面、ターゲット、そのほかあらゆる要素を考慮した時、どうしても(デザイナーの思う)最高の案はなかなか実現しないもの。どうしても折衷案になってしまうケースは多々あります。

けどそれって本当にネガティブ?

大塚さんはそれを『最強の折衷案』だと。
デザイナが独りよがりだともちろんネガティブな"折衷案"になってしまうかもだけれど、開発者やビジネスサイドなど他のステークホルダーと同じ目線と知識を持つことで理想の状態を高めることができる(独りよがりだと50~30%。それが80%なんかに!と)

なんだかすごく勇気をもらいました。


きよえ氏さん 魅力を伝えるストーリーのつくりかた・つたえかた

ママリのデザイナーさん、きよえ氏さん。
ママリクッションを抱きながらのスピーチ、素敵でした。大変印象に残りました。

ブランドを引き継ぎたい。だけど簡単にはできない(特に入れ替わりはげしいスタートアップだと)。
だけど老舗の寿司職人さんってできてる?なんで?伝統を守る覚悟があるから!?

事業を伸ばすことに重きをおくスタートアップと、伝統を守ることに重きをおく老舗のお寿司屋さん。我々が参考にできることはなんだろう。

・・・という課題感から、ママリさんの社内で取り組まれている事例をお話していただきました。

入社したらとにかくまずはたくさん先輩デザイナさんたちと話そう。その他の職種の方とも話そう。会社のこと事業のことについていろんな気持ちを聞かせていただこう!と思いました。


京谷 実穂さん  IoT時代における新しい音声体験のデザイン

愛するVoicy。
ベンチャー支援家Kさんと、ハルカナさんのチャンネル、(そのほかのパーソナリティさんも)いつもいつも楽しく拝聴しています!!!!

VUIやVUX、またそれに関する未来のお話でした。

このセッション、嬉しいことがありました。

内定先が提供するGreenというサービスで、Voicyのいくつかのチャンネルのスポンサーをさせていただいております。
その事例を紹介していただいたんです。

隣に座っていた友人にはこんなこと言われる始末w


大好きなVoicy(2017年3月の資金調達ニュースから、ずっと聴いています!!!)で、大好きな内定先の事例を紹介していただけるという最高にハッピーな状況でした。
本当にありがとうございます。

そしてVoicyが掲げるプラットフォーム構想、とっても共感しています。
Voicyきっかけで少し調べているVUIやVUXについても、奥深くて好きです。
いわゆる教科書で学ぶ「良いとされるデザイン」というよりも、「デザイン思考」でもって、新しい領域のデザインを創るというお仕事、最高にチャレンジングで魅力的に思います。
これからも心から応援させてください&いつか力がついてご縁があれば、何かしらでお力になれたりすると、とってもとっても嬉しいです。


阿部 雅世さん SENSORY EXPERIENCE DESIGN 感覚を鍛え、感性を磨く-デジタル時代の生涯教育

デザイン教育のお話。
一番僕にとって深く考えさせられたセッションでした。

前職で、教育プログラムを作り提供する企業の事業統括をしていました。
様々な教育手法があり、そのプログラムの制作過程には実はデザイン思考があちらこちらに。

様々な事例を紹介されていて、目からウロコばかりだったのです..。

また、「教育」はその成果の測りかたが難しいものです。
成果として効果が出るのがすぐかもしれないし、1年後かもしれないし、10年後かもしれない。大きな時間軸の中でその評価をする必要があるということと、定量的な評価が難しいこと、また対照実験・対照評価がやりにくいことがその最たる理由です。

そんな中、阿部さんはデザイン教育の成果は「デザインが日常生活でも気になるようになること」とおっしゃっておられました。
どのようにしてその成果と定めたのか、プロセスなどが気になりました。

いくつかデザイン教育の論文を読んでみようと思います。

佐藤 洋介さん  クリエイティブを競争力に デザイナーを10倍輝かせる組織作り

サイバーエージェント社のデザイン経営のお話です。

なんというか..内容のみならず、プレゼンのうまさ、会場の引き込み方なんかも圧倒的でした。

(↑アベマTVにかけてる予算200億もあるんですが、これってゴリラ何頭分だと思います?という問いかけw)

(↑ www(ワールドワイドウェブ) の正式名称を答えなさいという社内デザイナ向けの試験問題の解答事例。)


宮本 哲也さん  ビッグデータから導き出されるビジュアルトレンド

iStockというフォトストックサービスを運営されているgettyimagesさんによるスピーチ(いつも使ってます!ありがとうございます!)。

印象深かったのがLGBTQのお話。
検索ワードとして急上昇中で、現在のトレンドの一つとのこと。
そしてLGBTQに関する上質な写真を収集するプロジェクトを行ったとのこと。

これにより、良質な写真が揃い、それが広告素材として扱われることで、エンドユーザーに良い印象を与えることができる。このムーブメントが広がれば社会の印象を良い方向に動かせるかもしれない。

「写真のストック」というと、東南アジア好きな僕としてはカウ株式会社が真っ先に思い浮かびます。
貧困解決という意味合いの社会貢献を感じていたのですが、データを集めトレンドを知ることでさらなる観点での社会貢献もストックフォトの事業主さんはやっていらっしゃるんだ、と胸が熱くなりました。


株式会社ビズリーチさん ビズリーチのデザイン哲学

ビズリーチさんのデザイン組織作りのお話。

本ンンンンんんんっっとうに考え込まれて作り込まれたデザイン組織だと思います。大リスペクトです。

そして登壇者でありCDOの田中さんはwebデザイナー出身だったとのこと。
今同じようなところにいます。頑張ろうと思いました。


株式会社ティアフォーさん  自動運転社会を見据えたサービス開発

ティアフォーさん最高でした!!!!
自動運転が進んで車内が再定義される未来、考えるととってもワクワクします!!!

セッション後ブースでVRを体験させていただきました。
そこでお話を聞くと、子会社さんでそのVR技術のデザインツールやデザインプラットフォームを開発しているとのこと。「自動運転」周り、足元から頭の先まで全てを一貫してデザイン・提供しようとしている前のめりさ!!!
先のVoicyさんもVUI/VUXの領域で最先端を走っていらっしゃる会社ですが、ティアフォーさんも同様。デザイナさんもエンジニアさんも未開拓を進む困難さはあれど、本当にやりがいがある魅力的なお仕事だなと強く思いました。


アクセンチュア株式会社さん  LIVING BUSINESSの時代におけるブランドデザインの重要性

ブランディングのお話をたくさんしていただきましたが、少し僕には咀嚼しきれず..その領域の勉強をしようと思いました。

一つだけこれは覚えておかなきゃ!と思ったスライドがこちら。

ユーザーは目が肥えている。だから実はあなたもあなたもUberやAmazon、facebookと比べられるんだ。
同じ領域のサービスに限らず、直接競合しないサービスのことも意識して、自分たちのブランドや体験を作らなきゃいけないよいうお話です。

僕は日本語教育関係のサービスを作っています。
昨日会っていた友人はオーケストラ関係のサービスを作ろうとしています。

「レガシーな領域だから」と自分でハードルを下げたりせず(友人は多分大丈夫。僕への自戒です)、ユーザーの肥えた目に答えられるようなデザインを心がけなきゃなと思いました。


株式会社アイ・エム・ジェイさん  サービスデザイン "Doing" に役立つ3つのヒント

クライアントワークでありがちなお話と、どううまく進めるかのお話でした。

ちょうど近日スタートしたプロジェクトがあり、上手に巻き込んでチームとしてデザインや自分の業務を進めていきたいなと想いを新たにすることができました。


柘植 秀幸さん  ライブにイノベーションを起こすUXデザイン

ヤマハさん!!!!
小2から高3までヤマハのピアノで練習してました!!!(グレードはカワイでしたが..)
ピアノやギターはヤマハを選んで使っている僕ですが、こんな事業や研究もなされていたこと、知りませんでした。

ライブビューイングに臨場感をもたらす「ライブの真空パック」の研究開発をされているお話でした。

「技術がどう進歩しようが、どう考えても生には勝てない」
とセッションを聴きながらこんな嫌なことを考えていたのですが、後半僕のこの考えは足場から崩れ去りました。

ツゲ(柘植)さんは、音楽を無形の文化遺産にしたいと思ってこの研究を進めていらっしゃると言います。
そしてそう思う原体験には、ツゲさん自身がとあるアーティストの解散ライブ(これはツゲさんにとって人生初のライブで、かつどうしても行きたかったライブ)で人生が変わったというお話がありました。

そんな強い想いを聞いた瞬間から、共感できずにはいられませんでした。

Twitter(@YOSHIYUKI_TSUGE)フォローしました!大共感しましたのでこれからも陰ながら応援させてください...!



田川 欣哉さん  越境するデザイン

Takram田川さん。

入社先のデザイナの先輩から「良いぞ」と言われてまだきちんと聞けていないTakram Cast、しっかり聴こうと思いました。
(そのほか、AutomagicPodpatchも必聴だそうです。聴きます..!)

ドラッガーの名言が紹介されていました。

Since we live in an age of innovation, a practical education must prepare a man for work that does not yet exist and cannot yet be clearly defined.

この言葉も、冒頭でお話されていた「社会不適合」というワーディングも、とても刺さりました。

僕は『Your time is limitted,so don’t waste it living someone else’s life』というジョブズの名言が好きで、人生の指針にしています。

これからも大切にしようと思いました。


また、Takramさんの中でのプロダクトの事例紹介、メンバーの活動紹介などもなされていました。
とても強すぎるメンバーだな...と圧倒されてしまいました。
まだまだまだまだ頑張らなきゃ、もっと自分の力高めなきゃ、そのための戦略見直して邁進しようと、強く思いました。


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