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50歳からの中小企業診断士 大企業が氷河期世代の50歳代に求める早期退職

 世の中では日本の株価も好調で春闘も満額回答が多く、そして人材不足のため就職戦線は買い手市場であると言われていますが、私の世代にはあまり関係の無いことかもしれません。
 ニュース記事(Business Insider)によりますとる、大手企業では早期退職募集が増えている状況だそうです。
 私も早期退職を求められる年代になり、中小企業診断士の資格取得を目指し、まだ道半ばですが、早期退職の流れは待ったなしの状態で、いつ私の会社にもくるかわかりません。
 現在の早期退職の状況を踏まえながら、自分のスタンスや考えを書き留めます。


就職氷河期の経験により早期退職が難しい世代

 バブル崩壊後、就職氷河期と言われる中、世間的に名だたる企業に入った人たちは、給与や昇進昇格において全て満足ではないですが、ある程度、自尊心や愛社精神をもっていると思われます。そして、転職を通じて同じ様な条件の会社を探すことが難しいことも肌感覚で感じている世代です。
 そのような失われた30年に給与が上がらなくても耐え忍び、ようやく成長の兆しや、自分の会社人生のゴールが見え始めたところでの早期退職の募集が自分たちの世代でされるというのはとても残念ではありますが、会社も若返りを図り、そして優秀な若手に原資を振り向けるという点では早期退職の募集も苦渋の決断であったのではと推察します。

早期退職を募集している会社は
・資生堂ジャパン:45歳以上かつ勤続20年以上の社員約1500人。
・オムロン:国内外約2000人。国内は40歳以上かつ勤続3年以上約1000人。
・セブン&アイHD:イトーヨーカ堂の45歳以上の正社員(約700人が応募)
・ワコールHD:ワコールの45歳以上64歳以下の正社員(販売員除く)
と、私世代の前後がもろに対象となっています。

 子どもも一番お金のかかる年齢に差し掛かり、両親も高齢化しているなかで、なかなか退職に踏み切れる人は少ないのではと思う一方でこれらの応募に対して、募集人数を上回る応募もあるようです。
 いつも言われることですが早期退職には退職金の割増もセットになっており、募集に応じる人はどこでも通用する社員や投資などである程度資産形成が済んでいる人が応じる可能性が高いということになっていそうです。

 私自身は現在の勤め先が早期退職の募集をしてきたら、まずは退職金の割増などを含めて、真剣に且つ前向きに考えたい、、、と、言いたいところではありますが、現実を見ると、まず優先すべきは自身の資格取得と二人の子供の成長の時期・タイミングを見てからになろと思います。そうすると、だいたい、3年先ぐらいの話であれば、勢いよく踏みだせる勇気が湧いているのでは、、と思っています。

 登録養成課程については、入学前は「定年までは企業内診断士として活動しよう」と思っていた人でも卒業後に「会社を辞めて、すぐに独立診断士として活動する」とマインドチェンジ、キャリアチェンジされる方も一定数いらっしゃったと聞いています。私も登録養成課程での学びを通じてどうなるか楽しみでもあります。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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