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50代からの登録養成課程 独立開業に失敗したら

 私はこれまでのサラリーマン人生からのキャリア自律を目指し、50歳直前から中小企業診断士の勉強をはじめ、1次試験合格後、登録養成課程で学びはじめました。資格取得をした際には中小企業診断士としての仕事は副業からはじめ、徐々に本業にしていきたいと思っています。
 しかし、上記は失敗も何もない場合の青写真であり、必ずしも順風満帆に事が進むわけではないと思っています。
 成功の数ほど失敗がある、、、かどうかはわかりませんが、開業を失敗された場合のその後について、深く知る機会はまだないのですが、手掛かりになりそうな中高年のコンサル開業の失敗に関する記事東洋経済オンラインに掲載されていたので、こちらをもとに、自分の戒めや今後の行動パターンの1つとして学び記します。

コンサル業の人気の背景

 中高年の間では副業や開業にはコンサルは根強い人気があるようです。確かに私も目指そうと思っているぐらいですし、世の中多いのでしょう。
 その背景には企業で得た知識、経験と開業資金がほぼ不要で体1つで始められるものということも「失敗しても損失は小さい」と思われているからかもしれません。
 また、反対に見落とされがちなのは、先ほども記載したとおり、誰でも開業できるため、どう自分を際立たせるのかが明確ではないとやはりコンサルを依頼する企業の数も限られているため、厳しい競争環境のようです。

 上記の記事では中小企業診断士として「2年やってダメなら会社員に戻る」という約束で独立開業をした人の紹介があるのですが、その方は

独立前   年収:約500万円
独立1年目  年収:約100万(最初の4か月は収入ゼロ)
独立2年目 年収:約200万円 (公的業務も追加)
~独立6年目  年収:約400万円以下で今なお継続中

とのことでした。
これは決してレアケースではなく、このタイプは多いとも思いました。
 ただ、思ったのは長いコンサルタントの人生、2年ではわからないと思うので、あきらめる線引きとしての期間は長く伸ばせるように事前の「開業準備=稼げない時の代替戦略」はあったほうが良いと思いました。 

 また、記事におりますと、収入ゼロの経験があることがキーとなっているようです。
 前の職場の年収からの下がりを見るのではなく、独立開業当初のゼロベースの収入からの改善を見ていると「コンサルタントとしての自己承認欲求の充実」「伸びしろしかない、まだまだできる」と考える人が割と多いようです。私の将来の身に置き換えた場合、自分が独立した直後、いや、数年の間に自分の実力の無さを痛感した際に、今の会社に戻るかはわかりませんが、もう少し修行をしようとか、会社員プラス副業で続けようとなりそうなので、そのような考えではなく、引き続き独立で頑張るひとが一定層いらっしゃるというのは、いい意味で期待を裏切られる記事内容でした。

独立コンサルタントとして成功するには

 まずはどんな人にも開業最初から仕事が沢山あるのはレアケースで基本はゼロからのスタートであることを認識する必要があるようです。
 また、よほど特異なスキルや事情が無い限り、軌道に乗るためには年単位での時間がかかると見込んだ方がよく、それは1年ではなく、2年、3年と見たほうがよさそうです。

 イメージ的には英語の勉強と同じかなと思いました。英語の学習もはじめは勉強をしてもテストの点数も実力もつかなかったのですが、地道に勉強をしていると、ある日、スッと英語のリスニングがものすごくわかるようになったり、長文読解がものすごく開眼するときが訪れました。
 これは運ではなく、地道に英語脳を鍛えて積み上げてきたからこそ起きたことだと思っています。
 このように、1年目、2年目は年収では思うとおりにいかなくても、地道に実績を重ねていけば、それ以降で二次曲線的なコンサルタントとしての成長と年収の上昇カーブを描けるのではと思っています。

 最終的にはありきたりではありますが、独立開業に必要なのは、体力、忍耐、周囲とのコミュニケーション、そして自分を信じる事と周囲への奉仕と感謝が大事であると改めて確信しました。

最後までご覧くださりありがとうございました。

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