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「証券会社の社員は、どんな投資をしている?」を解き明かす!〜中堅社員編〜

こんにちは。
 SMBC日興証券note編集部です。

昨年から注目を集めている新しいNISA制度が、2024年1月よりついにスタートしました。

NISA(少額投資非課税制度)が意味する通り、少額から始められるうえに、得られた利益が非課税になる制度ということで、投資に興味が湧いてきたという方も多いと思います。

そんな中、「証券会社で働くみなさんは、どんな投資をしているの?」という質問をいただく機会も出てきました。

そこで今回は、“証券会社社員のリアルな資産運用”をテーマにインタビューを敢行!
若手からベテラン社員まで、それぞれの運用方法や投資との向き合い方を聞いてみました。


「長く続けやすい」から始めた堅実なスタイル

【中山 大輔】
2017年入社、新宿東口支店勤務
個人のお客さまを中心にリテール営業に従事

―企画第1弾ということで、中山さん、よろしくお願いします!
早速ですが、現在はどのような投資をされていますか?

中山:よろしくお願いします!私は入社してから主に従業員持株会の制度を利用していたのですが、4年ほど前からNISAで投資信託の積み立ても始めました。

ちょうどお客さまから積み立てに関するお問い合わせが増えてきた時期で、ご提案する前にいろいろと勉強をしていたところ、この運用スタイルの魅力に気づいたのがきっかけです。

― なるほど。具体的にどういった点に魅力を感じましたか?

中山:やはりコツコツ投資ができる、という点ですね。
投資のタイミングを見計らって短期で運用するよりも、世界経済の成長を見越して、徐々に運用できる点が自分には合っていました。

― たしかに、コツコツ投資できるのは「積み立て」の大きなメリットですよね。

中山:そうですね。短期的に大きなリターンは見込めませんが(笑)。
あとは投資信託の積み立てだと当社では申込手数料が原則かからないですし、少額からでも運用できるので、投資を始める時の心理的なハードルも低いですよね。

2024年からはNISA制度の年間非課税枠が大幅に広がったので、現在はさらにいろんな銘柄をリサーチしているところです。

長期目線で「米国経済の成長」に注目

― 中山さんは、どんなふうに投資銘柄を選んでいるんですか?

中山:長期的な視点を意識しており、そうなるとやはり個人的には今後も米国経済の成長に期待できると考えていて。米国株が多く含まれている投資信託の銘柄を選んでいます。

長期を見据えた投資信託を軸としているので、時間とリスクの分散は今でもできていると思いますが、今後は引き続き米国株関連の投資信託をメインに据えながらも、さらに銘柄も分散させていく予定です。

― 米国経済は、株式市場でも常に注目されていますよね。
いつも情報収集はどうしていますか?

中山:基本的なところですが、毎朝の経済ニュースのチェック、あとは当社が発行している各種レポートが主な情報源です。

たくさんある中でも、私の場合は特に“バロンズ・ダイジェスト”を中心に読んでいますね。最新の米国株の動向とか銘柄についても幅広くインプットできるので、自分の投資スタイルに合っていて愛読しています。

当社に口座をお持ちで、日興イージートレードの利用申し込みをされているお客さまは、日興イージートレードにログイン後「投資情報」ページ>「リサーチレポート」>「バロンズ・ダイジェスト」からレポートを閲覧いただけます。

― ここまでの中山さんの話を伺っていると、「長期・分散・米国」がキーワードになりそうですね。

中山:そうですね、長い目線で成長を見込めること、時間を分散させてリスクを適度にコントロールすること。
この2つは、特に大切にしている資産運用の考え方で。

米国株は最高値を更新し続けていますし、長期的に見てまだまだ米国経済が強いなと考えているので、米国株の割合が多い投資信託を積み立てるスタイルは、今後も続けていきたいですね。

「少額でOK」若い世代にこそ知ってほしい

― ちなみに、長期運用をした先の中山さんなりの「目標」って何かあるんですか?

中山: お客さまや自分のまわりで投資をされている方々は、結婚とか子育てとか、みなさんそれぞれのライフステージにあわせた目標を持っていらっしゃる方が多いですが、実は私の場合、明確な目標は特になくて(笑)。

― 必ずしも誰もがはっきりとした目標があるわけじゃないですもんね(笑)。

中山:そうですね(笑)。ただ、日本でも世界でも急速なインフレで物価が上がり続ける中で、ただ預金をしているのはもったいないと思ったことが、投資を始める大きなきっかけになったんです。

預金をするってもちろん大切なことです。でも、今年から始まった新しいNISAの非課税枠など、活用できるものはしっかり活用しながら、将来のために備えておきたいなと思っています。

― 今回の企画は、特に投資初心者の方のお役に立てたらと思っていて。最後に、中山さんから読者のみなさんに一言メッセージをお願いします!

中山:投資を始めるにあたって「少額でもOK!」ということはお伝えしたいです。特に若い世代の方々には、できる範囲で今のうちから少しずつ始めることで、これから先の長い「時間」を味方につけてほしいですね。

「長期でコツコツ」という私の資産運用が、読者のみなさんの参考になったらうれしいなと思います!

(第2回に続く)

第2回では、今回の企画で最年少・若手社員へのインタビューを公開。
ぜひ次回もご覧ください!


NISA制度の主な制度上のご留意事項について

1.同一年においては、お一人様一口座(一金融機関)の開設となります
NISA口座は、金融機関を変更した場合を除き、同一年において一人一口座(一金融機関)しか開設できません。
なお、当社で取り扱うNISA対象商品は以下のとおりです。
成長投資枠:上場株式、ETF、上場REIT、公募株式投資信託、上場新株予約権付社債、上場優先出資証券
つみたて投資枠:公募株式投資信託
2.損益通算・繰越控除はできません
NISA口座の損失は、NISA口座以外(一般口座や特定口座)で保有する有価証券の売買益や配当金等との損益通算はできず、その損失の繰越控除もできません。
3.年間投資枠と非課税保有限度額を設定します
NISA制度では、年間非課税枠(成長投資枠は240万円/つみたて投資枠は120万円)と非課税保有限度額(成長投資枠・つみたて投資枠合わせて1800万円/うち成長投資枠1200万円)の範囲内で購入した上場株式等を売却した場合、当該売却した上場株式等が費消していた非課税保有限度額の分だけ減少し、その翌年以降の年間投資枠の範囲内で再利用することが可能となります。
4.配当金を非課税にするには、株式数比例配分方式のお申し込みが必要です
NISA口座で保有している上場株式等の配当金を非課税にするためには、配当金の受取方法を「株式数比例配分方式(配当金を証券会社のお取引口座で受取る方法)」にする必要があります。「株式数比例配分方式」のお申し込みにあたっては、申請書等に記載の【株式数比例配分方式のお申し込みについてのご留意事項】を十分にご確認ください。
※NISA口座で保有している上場株式等の配当金について非課税措置の適用を受けるためには、株主権利確定日(決算期日または中間決算期日)までに「株式数比例配分方式」に変更する必要があります。
5.投資信託における分配金のうち、元本払戻金は、NISA制度上のメリットを享受できません
投資信託における分配金のうち元本払戻金(特別分配金)は、NISA口座での保有であるかどうかにかかわらず非課税のため、NISA制度上の非課税メリットを享受できません。
なお、当社では、NISA口座で保有する投資信託の分配金を再投資する場合には、NISA口座以外(一般口座や特定口座)で管理されます。
6.基準日における氏名・住所について確認させていただきます
基準経過日(初めてつみたて投資枠を設定した日から10年を経過した日および同日の翌日以後5年を経過した日ごとの日)にお客さまの氏名・住所について確認させていただきます。
確認期間(基準経過日から1年を経過する日までの間)内に確認ができない場合は、NISA口座での買付ができなくなります。
7.出国等により非居住者となる場合は、出国前に手続きが必要となります
NISA口座開設者が国外への出国等により非居住者となる場合は、出国前に当社にて所定の手続きが必要となります。

つみたて投資枠特有のご留意事項について
1.積立契約(累積投資契約)に基づく、定期かつ継続的な方法による買付となります
つみたて投資枠に係る積立契約(累積投資契約)を締結し、同契約に基づき、毎月対象商品の買付を行います。
2.対象商品は、長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託に限られます
つみたて投資枠で買付可能な商品は長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託であり、当社が選定した銘柄に限ります。
3.投資信託の信託報酬等の概算値を年1回通知いたします
購入いただいた投資信託の信託報酬等の概算値を年1回通知いたします。

成長投資枠特有のご留意事項について
1.対象商品は、NISA制度の目的(安定的な資産形成)に適したものに限ります
成長投資枠での買付可能な商品から、整理・監理銘柄に該当する上場株式、信託期間20年未満またはデリバティブ取引を用いた一定の投資信託等もしくは毎月分配型の商品を除外します。


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