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デザイナーインタビュー

こんにちは。デザインチームの金澤です。
今回は、2017年4月に中途採用で入行し、デザイナーとして働く金子さんにインタビュー!さらに、デザイナーは社内でどう思われているのか。同じ現場で働く仲間にも、金子さんについて聞いてみました。

ー 今はどんな業務をされていますか。

金子:実はここ1年くらい、銀行だけでなく三井住友カードの業務もやらせてもらっています。あるプロジェクトが立ち上がる時、デザイナーいた方が良い!とお声がけ頂いた事がきっかけでした。ありがたいです。
三井住友カードでの領域も少しずつ広がって、今ではアプリ・WEBを中心に、印刷物のディレクションや、ワークショップの設計・ファシリテーションをやる事もあります。

ありがたいことに上司も増えました。笑

ー そもそも、デザイナーを志したきっかけを教えてください。

金子:「自分が作ったモノで、友達が喜んでくれた」
その原体験が今でも根っこにあります。良くも悪くも人の考えや行動を変えることができる。それを自分でゼロから作り出すデザイナーって良いな、と思ったのがきっかけです。
今でも友達(40過ぎのおじさん達)の誕生日に、オリジナルTシャツを勝手にプレゼントして楽しんでいます。

ー どんなTシャツをプレゼントしたんですか?

金子:え、そこ気になります?まだあるかな、、ちょっと写真もらっておきますね。

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こ ちらが後で取り寄せた写真。味を出すために手で型を抜き、染めたという。3年間しっかり使い込まれた跡があり、これを見た金子さんは後日嬉し涙を流していた

ー 私まだもらっていないので、次の誕生日楽しみにしておきますね。金子さん器用ですが、元々デザイナーではなかったんですよね?

金子:は、はい。。
僕は美大に行っていたわけではなく、デザインの勉強を始めたのも社会人になってから。新卒で入った会社では法人営業をしていて、朝から晩までひたすら電話をかけ、数字を追い続ける日々でした。

ー 今とはかなり環境が違いますね。その後、当行に入るまでどんなキャリアを歩まれたのですか?

金子:デザイナーになろうと決心してからは、まずデザインスクールで基礎を学び、デザイン事務所に入りました。その後、ちょっとしたご縁もあり、知人と一緒にECの運営会社を始めたんですけど、デザインからコーディングまでほぼ自分でやっていました。その後デジタルマーケティング会社を経て、当行に入社という経緯です。

ー デザイナーとしては珍しいキャリアですよね。デザイン職として当行に入ろうと思った背景を教えてください

金子:ずばり好奇心です。
デザイナーを募集していたリテールIT戦略部は、これまでやってなかった新しいことをやる部署だと聞き、面白そうと。

ー 好奇心だけで普通そんな思い切って転職しないと思うのですが、本当は何かあったのでは?

金子:何もないです。でも自分が成長できるかどうかは気にしていました。
成長って、デザインスキルだけでなく、「新しいことに挑戦して領域を広げて、人として成長できるイメージ」なんですけど、それができそうだなと思えたことが決め手だったと思います。
実際、銀行の中でデザインするものが、思っていたよりも幅広く、多くのことに挑戦できて、僕自身デザイナーとして成長できたと思いますね。特に今は、銀行だけでなく、三井住友カードの案件にも関われてさらに領域は広がりました。

ー でも、そんなに仕事の幅も多岐に渡っていたら大変そうですね。プライベートなんて当然ないんですよね?

金子:当然あります。。
週末は少年サッカーのパパコーチをしていて、日が暮れるまで子供達と一緒に走ってますよ。3年生担当ですが、まだまだみんなかわいくて癒されてます。

ー noteを読んでくれている方へ、メッセージがあればお願いします。

金子:僕の在籍するリテールIT戦略部はキャリア採用者も多く、スキルセットや得意分野も違う人が混在していて、楽しいです。

働く中で、特にありがたいと思うのは、デザイナーではない人からのサポートをもらえている事。これは三井住友銀行、三井住友カードのどちらにも言える事ですが、壁打ち相手になってもらったり、上流からデザイナー入れろと言ってくれたり。
本当仲間に恵まれているなとつくづく思います。

グループ横断で活躍する金子さん。周りの人には一体どう映っているのか。同じ現場で働くお二人にも話を聞いてみました。

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三井住友カード株式会社 マーケティング統括部(三井住友銀行から出向)
伊藤 亮佑さん

ー 金子さんってどんな人ですか?

伊藤:すごくバランス感覚が取れた人。
報告、連絡とか、会社の中でどう立ち回ればこのデザインが通りやすいかとか、そういうのをしっかり考えてくれる人だなという印象ですね。

デザイナーといえば「職人」のイメージですけど、中には一部にフォーカスしてこだわりが強すぎるということがあって。金子さんも、もちろんこだわりはあるんですけど、商業目線というか、こちらがやりたいことをしっかり汲み取った、バランス感覚の良いデザインを考えてくれる。

だからなんでも頼んじゃう。笑

ー 確かに、よく伊藤さんと一緒に仕事している印象です。

伊藤:以前「マネービバ」という資産運用コンテンツサイトを立ち上げの時から一緒にやって、本当何もない状態から、ロゴとか、ベーステンプレートとか一緒に考えて、あれこれ言いながら作っていったことがあります。
協力会社からのアウトプットがちょっと違うなーという時も、夕方になると金子さんが良い感じに直してくれて。このまま行っちゃいましょう、みたいな事が多く、一緒にやりやすいデザイナーです。

あと、「できません」て言わない。大体できる。
プロだなと思いますね。

金子:いやーこれは嬉しいです。もう伊藤さんからの相談は断れないですね。笑

ー 伊藤さんも中途入社されていますが、これまでにインハウスデザイナーと仕事する事はありましたか?

伊藤:以前僕がいた会社では、デザイナーは外で良いって感覚がありました。本体にはディレクター、プランナーがいれば良くて、デザイナーは欲しい時だけ入れるっていう文化で。
なので、デザイナーを採用するって時に、社内にいる意味あんまり無いんじゃないか、と正直思っていました。

でも、実際一緒に働いてみると違った。
デザインは、広告表現とかビジネスに直結しているので、同じ目線で一緒に考えるデザイナーがすぐ近くにいると、ビジネスの相談も結構できるなと。
特に金子さんに、デザイナーが社内にいる意義みたいなものを非常に気づかされたなと思います。

ー 金子さんと初めて会った時の印象は?

伊藤:僕が職場改善アンケートっていうのをやっていた時に、「銀行の人は冷たい」と書いている人がいて、それが入社したばかりの金子さんだったというのがありました。笑

金子:ありましたね、、

伊藤:確かに当時は、個人主義じゃないですけど、案件が個人個人に振られ、各自その案件を全うする、というようなタイプの方が多かったように思います。
あのアンケート見たとき、一人でめちゃくちゃウケました。笑

でもそういう環境の中でうまくアジャストされて、今では誰もが金子さんに相談する、みたいな雰囲気を作り出している。
そこが印象に残っていますね。

金子:その時と比べると、今は職場の雰囲気だいぶ変わりましたよね。

伊藤:そうですね、新しい人を受け入れる土壌ができているというか。
案件の進め方とか、ガチガチに要件だけ定義して、一人で責任持ってコンプラ通してやりきれば良いんだ、という考え方から、みんなで考えてちゃんとディスカッションしてやらないといけない、という土壌ができた気がします。

金子:うん、たしかに。今は冷たいなんて全く思ってないです!


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三井住友銀行 リテールIT戦略部
山本 美帆さん

ー 金子さんについて教えてください。

山本:今は仕事を進める上で、すごく良いパートナーだと思っています。
新しいものを生み出すとか、何か改善するっていう時には必ず必要な人だなと。
で、夜は飲み友達。笑

金子:ありがたいです。笑

ー 最初の印象はどんな人でしたか?

山本:最初はデザイナーさんって何をする人か分からなかったんです。
でもどんな役割をしているか、業務にどう入るのが良いか、最初に教えてくれたのが金子さんでした。

金子:逆に僕は銀行のお作法が分かっていないことが多く、美帆さんによく教えてもらっていました。

ー 良い関係ですよね。金子さんとプロジェクトを一緒にやられたことはありますか?

山本:金子さんとは特定の案件を一緒に進めるというよりも、社内行事やイベントとか、いろんな業務で関わることが多いですね。

金子:うん。学生向けのインターンだったり、コロナ渦の臨時対応だったり。美帆さんは行内でも顔が広いし進め方がうまいので、何か進める時はスピード感もある良いコンビだなと勝手に思っています。

ー 金子さんに助けてもらったことはありますか?

山本:銀行員って細かいところに目が行きがちなんですけど、でもお客さまから見ると、あまり重要じゃないことも多くて。
金子さんに相談することで、俯瞰的に見て大事なエッセンスに気づき、伝えてくれる。そう言った点ですごく重要な役割を果たしてくれている。助けてもらっているなと思いますし、そういう人は必要だなと思います。

金子:身が引き締まる思いです。伊藤さんも美帆さんも、僕自身すごく助けてもらっているので、引き続き仕事で返していけるよう頑張ります!


以上、グループ横断での業務に取り組む、金子さんのインタビューをお届けました。記事にある通りSMBCのデザイナーは、周りの人とうまく協力しながらプロジェクトを推進し、常に領域を広げ、新しいことにもチャレンジし続けています。

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