属性に応じた相続対策①上場株は相続には不利

ドーモ上海摩天楼君です。

不動産投資家のリアル・ルールに少し書きましたが、相続税について最後書きたいと思います。
あくまで私個人の経験値ですので、ご参考程度に。

■まず抑えるべき基本的な5点
まあ、これ知ってりゃ大抵の金融商品なんで出鱈目ですからねw

抑えるべき5点をご説明した後、実際の事例を書いていきますね。
久しぶりに会話形式で行きます。
今回はプチ株長者向け。不動産屋さん相続対策はこうセールスするんだよw
小規模宅地の特例を満たす建物や条件知ってたら武器になると思うけど・・・

①相続税の非課税枠
3000万円+(600万円×法廷相続人の人数)
例えば妻1人、子供3人なら、5400万円までが相続税非課税枠。
なお、配偶者(夫婦)には法廷相続分相当額、もしくは課税対象額1.6億円まで相続税が非課税となります。まあ、嫁さんに相続税かかるケースはまれと覚えてくださいな。

②相続税の税率
例えば6000万円現金があり、①の妻1人、子供3人なら、
相続税非課税枠5400万円です。
課税額は6000万円-5400万円=600万円×10%=60万円
数字の弱い人多すぎですけど、非課税枠を超えた分が子供が相続する場合、課税されるんだからねw

③相続税の主な課税対象
現金、上場株、公社債=ほぼ時価評価、株はほぼ時価と言い切りますw
あの説明面倒なんでwタイミングだけやんw
土地=路線価評価
建物=固定資産税評価
生命保険500万円×法定相続人の人数まで非課税
死亡退職金500万円×法廷相続員の人数まで非課税

④小規模宅地の特例
居住用に同居、家なき子等の条件を満たせば330㎡まで相続税評価は8割減になります。まあ、2世帯にすればいいだけなんだけどw
小規模宅地が使える住宅の建て方を知るだけでも稼げると思うけど・・

⑤生前贈与の税率
まあ税率を覚えておいてください。20歳以上で税率は違うのです。
ただ非課税枠は年間110万円です。

■C県ゴルフ情報
メンバーであれば1人でゴルフ場に行ってもプレイできるゴルフ場が本日の舞台です。

Yさん「よう、上海君」
上「こんにちは、Yさん、今日はマッチプレイですね、まあ遅い時間ですから、ワシこの後出張で成田です。」
Yさん「ひさしぶり、上海君と回るの6年ぶりか」
上「ええ、お元気でした?お仕事忙しいんじゃないですか」

Yさん「仕事は半年前に引退した、今は妻の介護があるので、もう仕事はしていないよ」
上「そうですか、お疲れさまでした、早いものですね」
Yさん「ああ、もう上海君と知り合って10年か、いいのかこんな平日にゴルフして」
上「今は有給を取らないと怒られるので、2カ月に1回ここに来るのが楽しみですよ、妻には内緒ですけどw」
Yさん「そうか、ならいい、ところで少し相談にのってもらえないか?」

上「はい、なんでしょうか」
Yさん「実は相続税どうしようか悩んでいるんだ、金融屋はいろいろいってくるんだけど、どうすればよいか。」

上「まあ、できる範囲であくまで一般論でよろしければ、報酬はビールか缶コーヒー1本でいいですよ。」
Yさん「ありがとう。実はストックオプションや株の値上がりで株が3億ほどある、現金は5000万ほど、不動産はマンション時価で1億くらいと保険はが数千万円満期、このままいけば相続税が高額なんでどうしようかと」

上「う~ん、悩ましいですね、一番の問題点て何だと思います?」
Yさん「わからん、教えてくれ」

上「株ですよ、時価で評価します。タイミングは確か3通りありますが、まあどのタイミングの市場の時価かという問題があるのですが、ちなみにお子さんは何人ですか?」
Yさん「娘が1人」

上「う、奥様お体は?」
Yさん「正直あまりよくない、老人ホームに入ろうかと考えている、僕は元気なんんだけど」

上「万が一、相続人が娘さん一人だった場合、保険を除いた場合の相続性課税額は株が3億、現金が5000万円、マンションが多分感覚地ですが2000~3000万円くらいですね、そうすると4億円の資産ですか。1.4億円の相続税が必要ですね)

①4億円の資産
②配偶者1人の場合、非課税枠は3600万円
③課税対象額は4億円-3600万円=3.64億円
④相続税額
3.64億円×50%-4200万円=1.4億円

Yさん「そんなに相続税がかかるの、株を売らないと払えないね、残念だけど」
上「はい、まず株を現金化するのが大変かと1.4億円、税率が20%とみた場合、1.75億円程度株を売らないと相続税が払えません、まあ、株を売って相続税を捻出する場合の話ですけど、相続税分の控除もありますが、条件は面倒ですからね」

Yさん「対策する方法ないのか?」
上「株を売らずに対策する方法は難しいかと思います。Yさんもう給与収入がないので資産管理会社も作っても銀行は金を貸さないと思います。オーナーでもありませんので事業継承でもなく、金額が中途半端です」

Yさん「相変わらず、一言多いなwおい上海!ならどうする?」
上海「結構難しいんですよね、株を売らずに不動産を買う、時価10億程度の不動産をフルファイナンスで買う、都内であれば相続税評価は3~4億円程度になり、10億の借金がマイナスになるので、-6~7億にして相続税課税額を0にする方法もありますが、今の不動産相場なら、キャッシュが回る物件が少ない。税務署もマンションには厳しいですし、マンションは維持費もかかるし相場も高い。
また、娘さんに借金を残すのも非現実的ですし、すいません。Yさん無職なので10億は銀行は貸さないと思います
。」

Yさん「無職とは失礼だな・おい上海」
上海「すいませんw半分冗談です」

Yさん「任せる、案を言ってくれ」

上海「まず、株をどうするか話あってください。個人的には一部は売却すべきだと思いますよ。金額も大きいので証券会社に依頼するか、今の経営陣に相談してもよいかと、一部はYさんのような偉人の形式を残すためにお孫さん、お子さんに生前贈与が良いかと、この金額市場で売るのは結構大変ですよw」

Yさん「株はこの際売ってもよい、現金化したほうがいいかな」

上海「それが良いかと、それでは案を2つ提案します。」

案①株をほぼすべて売却、不動産を売却して、2世帯用の不動産を購入。
土地の取得費用2.4億円
(相続税評価推定1億円→小規模宅地特例で0.2億円)
自宅新築0.8億円(相続税評価額推定0.4億円)

◇課税資産
土地0.2億円+建物0.4億円+現金0.5億円=1.1億円
相続税額
1.1億円-0.36億円=0.74億円
0.74億円×30%-0.07億円=0.15億円
相続税額0.15億円

まあ、オーソドックスな案は①ですね。
後は生前贈与コツコツ現金でやっていけばよいので、2000万くらいコツコツ贈与か一括でも良いかなと思います。」

Yさん「相変わらず金の計算は早いね」

上海「う~ん、案②どうしようかな、リスク高いんですよね…」

Yさん「上海君、案②はどうする」

上海「疲れたんで次回で読者の反響次第ですかね」

Yさん「おいw」

◇あとがき
まあ、適当に書きましたが案②を書くの結構手間でグレーゾーンなので読者の反響見て書きます。最近多忙なんで、このまま消えるかもねw
ではまたね!


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