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SmartHR UXライティング

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#アドベントカレンダー

ユビキタス言語を「みんな」で作ったらプロダクトの理解が深まり、コミュニケーションもしやすくなった話

こんにちは、SmartHRでUXライターをしている8chariです。今年の7月から届出書類機能を担当しています。その中で、エンジニアやPMと一緒にユビキタス言語を作る機会がありました。 ユビキタス言語とは「ドメインに対して、同じ言葉を使い、同じモノを認識するための定義のこと」です。この記事では、どのようにユビキタス言語を作ったか、その結果どんなことを得られたかを紹介します。 ユビキタス言語づくりの機運の高まり具体的な取り組みを紹介する前に、社内でユビキタス言語を作るプロダ

UXライターからエンジニアへのスキル移譲をシステム思考で振り返ってみた

ここ半年間は自分で書くよりも、開発チームのエンジニアが書いたものをレビューする機会のほうが多かったように思います。どうすればエンジニアにUXライティングのスキルを移譲できるだろうか?そんな問いを開発チームと探究した半年でした。 ありがたいことに、これまでUXライターが担当していたヘルプページの作成・修正を、エンジニアが主導できるまでにスキル移譲が進みました。 この記事では、何が良い要因だったのかをシステム思考の因果ループ図で振り返ります。 第1段落と第2段落は背景や実施内

鬼の赤ペン先生つき📝 SmartHR流 テクニカルライティング講座を開催した話

SmartHRのUXライターとして働いている@8chariです。気づいたら、入社して1年半が経とうとしています。 この記事では、今年の9月〜11月に社内で開催したテクニカルライティング講座について紹介します。 開催の経緯SmartHRでは、「一語一句に手間ひまかける」というバリューがあり、UXライターだけでなく、さまざまな職種がユーザーに届く言葉に力を入れています。UXライターでなくても、誰もがユーザーにわかりやすく伝えられれば顧客の価値につながる、という認識が社内に浸透

自社プロダクトとして育てるヘルプセンター

こんにちは! SmartHRでUXライターをしているotapoと申します。 この記事はSmartHR Advent Calendar 2022の16日目です。 この記事では、Zendesk Guideで運用していたヘルプセンターを自社開発のアプリケーションに移行した背景や、ヘルプセンター移行前後で変わったことなどを紹介します。 SaaSのように日々変化のあるプロダクトのサポートコンテンツの作成に関わる方のヒントになれば幸いです。 SmartHRのUXライターの仕事の

なぜ、toB SaaS開発に、UXライターが必要なのか?

「SmartHRのアドカレを書くのがもう3回目なのかぁ」と勝手に感慨深くなっています。今では開発チームにUXライターがいるのが当たり前になり(※スクラムチームへの参加状況はさまざま)、SmartHRのUXライティンググループには現在10名のUXライターがいます。 開発組織にUXライターという職能を置いていること自体が珍しく、かつUXライターだけで1つの組織が成り立っているのは、おそらく国内ではSmartHRだけなのではないでしょうか? その成り立ちなどは、私の過去のnot

0→1フェーズのプロダクト開発における、とあるUXライターの働き方

SmartHRは2021年10月28日に新しい有料オプション機能「人事評価」の提供をスタートしました。 今年の2月末、入社1年を経過した頃に、私はUXライターとしてこのプロダクト開発に携わりました。ここでは、私が人事評価の開発で何をし、何を得たかを紹介したいと思います。 UXライターとしてやったこと1.ユビキタス言語の定義チーム加入前の2月初旬、ユビキタス言語を決めようと、開発チームの呼びかけで、ドメインエキスパートとして社内の人事担当者とUXライターの私で集まりました。

同じ釜の飯を食うもいいけど、同じカスタムemojiを使うも大事

これは SmartHR Advent Calendar 2020 15日目のエントリです。 今年はSmartHRにコンテンツ編集者として入社し、気づいたらUXライターになった年でした。去年はもうちょっといろいろ記事を書いていたので、来年はペースを回復していきたいものです。 スクラムを学んでコミュニケーションの大切さを再確認最近の私は、プロダクト開発の現場でUXライターがどうすれば貢献できるかを考える材料になればと、 社内のスクラム勉強会 に参加しています。開発体制について