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オンライン試験で替え玉受験などの不正が急増中

オンライン試験システムのスマート入試スマートエビデンスを提供している株式会社サーティファイです。

コロナの影響により、会場集合型の試験実施が困難な状況が続いています。これに伴い、オンライン試験でも厳正に受験を実施したい学校やリモートワークだけでなく昇進昇格試験もオンラインにて行いたい企業からのお問合せが非常に増えております。

同時に、最近ではすでにオンライン試験は、一般化されつつあります。しかしながら、オンライン試験は、やはり新しい仕組みであり、最近では課題も浮き彫りになってきました。その課題とは、不正が出来てしまう環境になりやすいということです。

今回、オンライン試験システムを提供しているサーティファイとして、非常に感心のあるニュースを耳にしたので取り上げさせていただきます。

NHKが放送した「就活“替え玉”の実態」

NHKの番組“おはよう日本”にて、「就活“替え玉”の実態」と題して、就職活動の中で進むオンライン化を取り上げながらも、替え玉受験が広がっている事が放送されてました。(※見逃し配信終了のため、現在視聴不可)

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ニュースの内容は

就職活動をする中で、SPIのような適性検査を受けた経験がある方は少なくないでしょう。このSPIのような適性検査での替え玉受検が問題になっています。受験者にとってSPIのような試験は、重要試験というよりも形式的な試験だと感じる人も少なくないようで、面接で落とされるならまだしも、適性検査では落とされたくないと思う人もいるようです。さらには、SPIのような試験が不得意で、それでもまずは面接まで辿り着きたいために、オンライン試験での適性検査を替え玉受験するべく、友人にお願いする人が増えているという。友達だけでなく、ネット上では、適性検査受験代行を謳う業者やSNSでは替え玉を請け負うような個人アカウントもあるとのこと。

課題のあるオンライン試験システム

大前提として、オンライン試験はまだまだ広がり始めたばかりであるからこそ、このような替え玉受験が成立してしまう未熟な試験システム環境で行われていることが、本質的な課題と言えます。去年、採用に関するサービスを行う企業のアンケートでは、採用担当者300人中66%が替え玉受検に課題を感じていると回答しています。

しかしながら、このように替え玉受験での内定を獲得したとしても、企業側も内定者側もミスマッチングにつながりやすく事は言うまでもありません。本来就職活動では内定がゴールではないので、今後このような環境を改善していく必要がある。

Yahooニュースでも

YahooニュースでもWebテストでの替え玉受験に関して、弁護士ドットコムニュースの記事をピックアップしています。

東京大学では替え玉受験は不正行為であり、東大生と名乗り替え玉受験を手伝っている人がいるとすれば、「仮に本学学⽣が加担しているとすれば、本学学⽣としてあるまじきことであり、 また仮に本学学⽣でない者が本学学⽣を騙って加担しているとすれば、本学ならびに本学学⽣の名誉を傷つけるもの」と回答しています。

また弁護士の回答では、替え玉受験は犯罪であるとのこと。入社後には経歴詐称になり、懲戒解雇・内定取消しとなる可能性まであるとまで記載されています。

先述のNHKの放送内では、オンラインでの替え玉受験対策として、免許証をオンライン上で提示してもらったりと対策は練られ始めていますが........

替え玉を防げてもカンニングなど不正リスクは存在する

大学受験、検定、さらには企業での採用・昇格試験のような試験は多くあり、本人の確認だけでなく、今後はカンニングなどの不正も今までのような会場実施と同等レベルで防いで行く必要があると言えます。

今ではすでにwithコロナの時代となり、この先コロナが終息しても、時代の流れとして日本全体、さらには世界全体として、変わり始めた良い生活様式等は、定着されていくと考えられます。その中の一つとして、オンライン試験は今後も定着されるでしょうなぜなら受験者と開催者の双方にメリットがあることだからです。受験者にとっては、遠方からの受験や移動時間がなくなります。開催者にとっては、開催会場や監査員のコスト削減、採点効率なども上がります。

リモート環境下でも公平・公正に筆記試験や論述試験を実施できる独自のオンライン試験システムであるスマート入試スマートエビデンスが浸透さえすれば、不正リスクなく、従来の会場集合型試験よりもメリットのある環境が実現できます。

同じようなサービスもございますが、不正リスクに対して、精度が高いものを提供できております。PCカメラに加えて、スマートフォンをサブカメラとして利用することで不正への抑止力と不正検出精度を高めたオンライン試験システムです(特許出願中:特開2021-068432)

独自システムの提供により、今まで以上に一般化されつつあるオンライン試験にて不正がない環境の実現に貢献していきます。

今後もオンライン試験の動向などをnoteにまとめて発信して参りますので、フォローやハートを押していただけると励みになります。