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JR九州のLINEを活用したDX 〜願いごと募集篇〜
2021年3月14日、九州新幹線全線開業10周年を記念して運行された流れ星新幹線。全国的にも話題になったこのプロジェクトに、LINE Fukuokaはオフィシャルコミュニケーションパートナーとして参画させて頂きました。JR九州さんの輝かしいプロジェクトの裏で、LINEを活用した課題解決に取り組みました。
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JR九州さんが抱えていた課題
過去にも募集キャンペーンは何度も実施されていたJR九州さんですが、募集告知や応募者管理などの事務局業務に課題を抱えていました。例えば、お客さまへの募集告知が行き届かなかったり、当選ご案内メールに気づかれないなどがありました。
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また、お客さまだけでなく、従業員の観点でも課題がありました。これまでメールで募集することが多かった為、応募総数が分かりづらかったり、当落メールを個別にお送りするのにとても苦労されていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1648451545009-9SBNM1aeuf.jpg?width=1200)
これらの課題を、オフィシャルコミュニケーションパートナーとして、LINEを活用した解決策をご提案しました。
LINEを活用した課題解決
LINE公式アカウントから「願いごと」募集を告知
![](https://assets.st-note.com/img/1648451312172-wIKgipaxFQ.jpg?width=1200)
告知することで、友だち追加頂いているお客さまに対して、1to1で直接リーチを仕掛けました。メールマガジンとは異なり、LINEのメッセージ配信は開封率が高くなる傾向があります。
LINEから応募
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LINEが提供するウェブアプリのプラットフォームであるLIFF(LINE Front-end Framework)を活用した願いごと応募システムを開発をご提案しました。上図のようにLINE公式アカウントからカンタンに願いごとを応募できる様になったり、応募者のLINE IDを取得することで応募者個別にメッセージ配信ができる様になりました。加えて、別途開発した管理画面上で応募状況もリアルタイムで確認できる様になりました。
当選通知もLINEで個別にメッセージ配信
![](https://assets.st-note.com/img/1648452619293-FRzSzkGrtf.jpg?width=1200)
選出された777点の願いごとは「流れ星新幹線」の ラッピングデザイン(外装)や車内のポスターに掲載されました。当選者にはLINEで当選通知メッセージを配信するだけでなく、自分の願いごとが車両のどの部分に掲載されるかも合わせて配信しました。
お客さまからの反響
応募いただいたのは、なんと全部で8,350 点!
![B1_願い事_8350_1-T (FIX)_page-0001](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74892908/picture_pc_cae81a865b0379b3b6bab083de5849ae.jpg?width=1200)
47 都道府県全ての地域から、0~90 歳まで幅広い世代から願いごとが集まりました。応募いただいた皆様、ありがとうございました!中には、一夜限りの流れ星新幹線の出発合図という夢を叶えた少年もいました。
#流れ星新幹線 の出発合図を出したいな!という長男の願い事を叶えて頂きました☆ラッピングでもポスターでもなく、願いを実現させてくれたJR 九州に感謝の気持ちでいっぱいです。夢と希望を乗せて、明るい未来に向かって走り続ける九州新幹線を応援し続けます!#一日駅長 #出発式 #夢は新幹線の運転士 pic.twitter.com/jCMAD3u3NL
— のん鹵 (@nijiirohimawari) March 15, 2021
JR九州さんのマーケティング向上
ここまで、LINEを活用して、顧客体験(CX)と従業員体験(EX)が向上したことを紹介してきましたが、LINEで実施したことの効果はこれだけではありません。LINE公式アカウントから願いごと応募をできる様にすることで、期間中のLINE公式アカウント友だち数が5,443人も増加したのです。これは1年前の同期間と比較して約20倍の数字となっています。
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この企画を通して、友だち追加頂いたユーザーに対しても、今後プッシュ配信などでプロモーションを実施していくことが可能になりました。
さいごに
改めて、JR九州さんの素敵なプロジェクトに関わることができて光栄でした。LINE Fukuokaは今回のJR九州さんのようにLINEを活用することで、お客さまにも従業員にもメリットがある様なDXを推進していきたいと考えています。
イベント篇も作成しておりますので、そちらも併せて読んでいただけると嬉しいです。
また、LINE FukuokaはJR九州さんだけでなく、西鉄さんともLINEを活用したDX推進の取り組みを行ってます。こちらもいくつか記事を書いたので、ぜひご一読ください!
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