福岡をもっと良い街に。LINEではじめるDX。 〜にしてつストア篇〜
こんにちは。Smart City戦略室の坂口です。
福岡がもっと良い街になるように、LINEを活用した暮らしのDXに取り組んでいます。先日公開した『福岡をもっと良い街に。LINEではじめるDX。〜マリンワールド篇〜』の記事に続いて、今回は同じ西鉄グループのスーパーマーケット・にしてつストアさんの取り組みを紹介したいと思います。
※マリンワールドに関する記事はこちら↓
にしてつストアさんの課題
にしてつストアさんは、「土用丑の日のうなぎ」や「節分の恵方巻」などの季節限定商品の販売で課題を抱えていました。
季節限定商品については予約注文を実施していたのですが、予約は全て紙の申込書で受け付けていた為、お客さまと従業員どちらにも不便な部分がありました。
このような課題を、LINEを活用して解決しました。
LINEを活用した「にしてつストア モバイルオーダー」
2021年6月「土用の丑の日」に、「にしてつストア モバイルオーダー」を導入することで、LINE公式アカウントから予約が可能になりました。
この機能により、お客さまは店舗以外でも予約が可能になり、申込控えの保管が不要になるなど利便性の向上を実現しました。
実は私も「にしてつストアモバイルオーダー」で、うなぎを予約しました。予約してから受取り日までの間隔が約20日間程あったので、正直なところ受取りのことを忘れてしまいそうでした(笑)だからこそ、前日にLINE公式アカウントからリマインドメッセージ(下図)を貰えたのは、とても助かりました!!
また、従業員の受付対応も削減することで、より生産性の高い店舗運営が可能となりました。
取り組みの効果
結果は、売上実績105%・販売点数119%という良い成果が出ました。そして、当初20%程度と見込んでいたLINEからの注文は、予想を大きく上回る60%という結果になりました。
この結果を受けて、にしてつストア担当者様より以下のようなお声を頂いております。
▶にしてつストア担当者様の声
「ユーザー様からは簡単に予約が出来て使いやすいという声をいただいている。その利便性の高さが、割合の高さに繋がっているのではないか。また、受注の60%がLINEに移行することで、従来の受付業務も単純に60%減になったことも大きい。」
そして、お客さまの満足度も85.1%と非常に高い数字が出ました。
その他にも、期間中にLINE公式アカウントの友だち数が約2000人増加したり、これまでは店舗が全く把握できていなかった「いつどの時間に注文が入るか」が分かる様になるなど、様々な効果が生まれました。
にしてつストアさんの更なるチャレンジ
ロールケーキの予約販売では、紙での受付は行わずにLINE受付のみで実施しました。
その結果、売り上げは従来の7~8割に留まりましたが、にしてつストアさんはポジティブに受け止められている様です。
▶にしてつストア担当者様の声
「結果的には売上を落としたが、ここから得られる効果は大きい。紙がないと店舗オペレーションで受付業務が全くなく、工数が圧倒的に減る。今回は実験的に行ったが今後も取り組んでいきたい。」(2021年11月18日開催 LINE LOCAL DAY)
さいごに
いかがだったでしょうか?
にしてつストアさんの取り組みは、単なるデジタル化で終わっていません。LINEを活用して、UXを向上させることで多くのお客さまに利用頂きつつ、生産性の高い店舗運営をされています。正にデジタルを活用して変革するDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できていると思います。
※今回紹介したのはモバイルオーダー機能でしたが、他にも「LINEチラシ」を活用したマーケティングなど、様々な取り組みをされているので、気になる方は以下の記事をご参照ください。
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