「シンクロ体質」になるコツ
シンクロニシティという言葉をご存知ですか?
Wikipediaにはこうあります。
ユングが提唱した概念で「意味のある偶然の一致」を指し、日本語では主に「共時性」と訳され、他にも「同時性」もしくは「同時発生」と訳される場合もある。例えば、虫の知らせのようなもので因果関係がない2つの事象が、類似性と近接性を持つこと。ユングはこれを「非因果的連関の原理」と呼んだ。
よく言われるのが、「〇〇さんどうしてるかな?と思ってたらその人からメールが来た」みたいなやつです。
あるいは、たまたま行ったコンサート会場で昔の同級生にバッタリ会って、それから一緒に念願の事業を立ち上げた、みたいなのもありそうです。
予期せぬ偶然が起こって、場合によってはそれがその後の人生に影響を与えるといったことですね。
こういうシンクロを上手に捕まえることができると、無理なく人生が発見していきます。
この本はなかなか読みやすいです。
世の中にはこういうシンクロが起こりやすい人とそうじゃない人がいるようです。
当然ながらシンクロが起こりやすい、いわゆる「シンクロ体質」の方が絶対に面白い人生が送れると思ってます。
じゃあ私はどうかというと、「そんなの全然起こらないよ」と思って生きてきました。
「もしシンクロ体質だったら、もっとラクで楽しい人生になってるはずじゃん」と思っていたのですね。
しかし最近わかったのは、最大のコツは「小さいシンクロに敏感になっていく」ということです。
何かこの手の話って、「ある日ものすごいことが起こる」とか「劇的な変化が起こる」ものだという前提があります。
でも実際はもっと何気ない、ちょっとしたことの場合の方が多いんです。
「そろそろ引っ越そう」と思ってネットを開いたら理想的な家が載ってた、とか(これは割と劇的かな、、、)「美味しい蕎麦が食べたいな」と思ってたら明日の仕事先のビルに有名店が入ってた、とかです。
あるいは「この問題を解決しないとな」と思いながらテレビを見ていたらそのジャンルの専門家が出ていた、というようなこともあるでしょう。
気をつけてないと、こういう話って単なる偶然で見逃してしまいます。
でもこういった偶然に敏感になって一つ一つ認識することで、大きなシンクロも起こりやすくなるのではないかと思います。
先日書いたこの記事にも通じるものがあるかもしれません。
もう何年も前ですが、ハーバード大学の教授の話を聞いたことがあります。
彼はトヨタの生産方式を研究していて、こう言いました。
「イノベーションを起こす方法ははっきりわかった。日々小さなカイゼンを繰り返すとある日、大きなイノベーションが起こる」
これは意外と全てのことに通じる話だなあ、と思っています。
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