新型コロナと感染者数

連日報じられる感染確認者数の増加傾向。

無症状の潜在的感染者が一体どれ位市中にいるのか、検査も調査も一部企業やスポーツ団体が行っているくらいで、正確なデータとして政府は把握出来ていないのに、単に感染者数が増えたからといって、注意喚起だけして拡大防止の具体策がないままどうこう言っても何も解決するわけではありません。

イベントやプロスポーツ競技も観客数を緩和、観光もGoToキャンペーンを始めるという景気対策・経済対策は打つのに、感染症対策が今までと同じでは説得力がありません。

感染が確認された人の勤務先や施設で濃厚接触者を含めた集団検査をすれば一定割合で陽性反応の感染者が出てもおかしくありませんが、必ずしも当該感染者が感染源となっているかどうかまでは判っていません。

感染症アプリも今のところは予想通りで掛け声倒れみたいですし。

研究者の一部が提言しているように、ウィルスのゲノム(遺伝子)情報を調べて感染経路の検証をする位は最低でも必要でしょう。

空気感染リスクの可能性が否定できないとか、ウィルス抗体が1か月半から3カ月で消失、再感染リスクも否定できないなんて事がもし事実だとしたら、集団感染リスクは所かまわず起きますし、対処療法であるワクチンの効果もかなり限定的でしょう。

検査体制がひっ迫していない今のうちに、感染リスクが高い人と陽性者を接触させないためにも、無症状陽性者の把握を速やかに広範囲で行い、特に重症化しやすい肺疾患や糖尿病などの既往症、高齢者と接触して感染させるリスクが高い医療・介護・福祉従事者、集団感染を引き起こしやすい学校関係者にはできるだけ全員に検査が必要では?

夜の街関連とかいうのも、たまたま集団検査をしたから発覚しただけで、最初にお店などで感染が確認された人とは全く関係ない誰かから感染していたかも知れないのですから。

最近見かけた千葉や埼玉の繁華街や、特に濃厚接触サービスのお店や派遣型の風俗サービスが盛んな都県境の地域では、日中から男女とも頻繁に出入りする様子を見かけましたから、彼・彼女たちは感染しても感染経路不明と申告するのかも知れませんね。

メディアは少なくとも、PCR検査などの総検査数と検査対象者の構成(男女・年齢層・職種等)、陽性者数と陽性率、重症者数くらいは調べて一緒に報じて欲しいものです。

なぜか陽性者数だけ知らされて、正確な情報が分からないまま怖がらせるだけでは、生命保険のセールスマンやセールスレディーが、お金や健康面での不安を煽って加入させる心配商法みたいで、なんかモヤモヤして気持ち悪くないのでしょうかね・・・

言われたとおりに伝えるだけならメディアは1社1局あれば十分かも?

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