見出し画像

高2生は、今日からすぐに走り出せ!!【共通テスト化学の難化は、もう止まらない】

大学入学共通テスト、受験生の皆さん、お疲れ様でした。昨年のような大混乱はなかったようですが、素点では何とも言えない状況だろうと思いますので、データが返却されるまでは、切り替えて2次・私大対策に備えてくださいね。

理系の皆さんは、数学Ⅲから回復運転をおすすめしています。

今回の共通テスト、真っ先にチェックしたのは化学でした。理由は、昨年と同様か、もっと難しくなっているかもしれないと思ったからでした。

やはりというか、案の定というか、ぶっ飛ばした問題構成でしたね(+_+)
予備校の速報でも今年も平均点は50点を割る予想ですね。当然といえば当然のラインナップなのですから・・・。

限界半径比、ヨウ素滴定は、2次レベルだと思わずに「当然として」備えていましたので、そこまでは驚きはなかったのですが、最後の二酸化硫黄が光を吸収する性質については、驚きを隠せませんでした。事前準備によって対処することの限界を象徴している問題だなと感じました。

化学の対策は、本当に厳しくなったと感じます。というのも、ここまでレベルが引き上げられると、公立など一貫校でない高校との進路の整合性が取れないと感じるからです。

で書きましたが、11月まで学校の進路がかかるようなカリキュラムで、ここまでハードルを上げた共通テスト化学にアジャストせよというのが、そもそも無理な話でもあるからです。

もうこうなった以上、自衛策を講じるしかないでしょう。

高2生、とくに公立高校に通う生徒の皆さんは、化学については、もう今日から受験生として走り出さないだめだと思います。学校の進路に合わせていては、絶対に間に合わないと覚悟すべきです。無機化学、有機化学は先取りができないと共通テスト化学を乗り切るのは難しいと思います。

というのも、私は来年、易化するとは、まったく思っていないからです。

難化の傾向は、実はセンター試験晩期からずっと続いています。化学は中期的なスパンでみれば、ある意味、「難しくなっていく」のが当然の展開と言えるからです。2次との境界線もほぼなくなったと言えるのではと思います。むしろ、初見の問題を解かさせるという意味では、備えができない分、共通テスト化学の対応が難しいのかもしれません。

「共通テスト化学の難化はもう止まらない」という理解でいいと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?