地方国立大学の明と暗。数字が示す現実【それは、希望、あるいは災い】
武田塾の幹部が登場する教育系インターネット番組、wakatte.TV。
なんで武田塾のお二人が出演しているのか謎ですが、時に鋭い本質を突くことがあるのもこの番組の魅力であります。
やっぱりツッコミを入れてきたなと感じるのが九州の国立大学の「入りやさ」でしょう。
共通テスト6割でも行ける国立大学でもあるのですから・・・。
今回ターゲットなったのが、
宮崎大学
鹿児島大学
番組の趣旨もあり、茶化した演出ですが、まじめな話、もうちょっと勉強しないと入れない方が理想ではありますが、
入りやすい国立大学という点は、メリットと考えていいのではと思います。学びのハードルが低いことは、決して悪いことではない。
宮崎大も鹿児島大も学びの環境を得やすいという点では、魅力のある大学だと私も思っています。入ってしまえば、そんなに悪い学校ではないですから。
ただ、財政面では地方国立大学の置かれている現状は、大変厳しいものがあるようです。
地方の国立大学が置かれている研究環境の脆弱さは、結果として教育の質にも影響があるのは間違いないでしょう。
別のメディアの記事では、足りない研究費を補うために、先生が自腹で賄っている場合もあるのだとか。
先生方の極限の努力に国は大きく依存している。これは大きな問題だと思います。
物価高に連動して上昇する消費税の増収もあり、青天井の税収があるのに、こういう現実になるのは、本当におかしな話です。
それで、未来に希望があると思う方が、おかしい。
これが将来の災いにならないと思う方が、おかしい。
であるならば、それで国家がおかしくならないほうが、おかしい。
いや、これはおかしくない。きっちり現実はおかしくなってますから・・・。
国はもう少し、教育にお金を使いませんか?
決して悪いことにはならないと思いますよ。
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