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この時期の公立高校の受験生は、有機化学・無機化学の総復習がおすすめ【進路の遅さを逆手にとる!】

この時期は、最後の記述模試であったり、大学別模試の結果が出そろう時期です。
公立高校の現役受験生の場合、顕著にでる傾向があるのが、理科の後半分野での失点です。
特に今年の受験生は、それが例年より強く反応が出ています。理由は、おそらく↓の記事で書いたことだと見ています。

もらった模試の結果のレーダーチャートを見ると、わかりやすいくらい、進路の遅かった理科の単元が凹んでいます(-_-;)

物理の電気磁気は、割と健闘していますが、有機化学、とりわけ後半の後半となる高分子化合物は、かなり厳しい結果になっています。ただ、これはこのあと修復の可能性が高い単元ともいえます。

なので、この時期におすすめしているのが、有機化学(受験生よっては無機化学)の総復習です。

理由はふたつあります。

一つ目は、時期的に時間が取れることです。年末にかけて学校に行く時間が少なくなり、自学の時間が増えます。お正月前後は、塾もないので、結構まとまった時間が取れます。これが総復習との相性がいいのです。

二つ目は、総復習によって俯瞰的な能力が上がることです。例えば、ペプチド結合、アミド結合は、どこで登場するのか案外曖昧になっています。情報の整理ができておらず、学んだ情報の何がどこに配置されているを把握することは、とても重要で、情報を系統化する作業として総復習をおススメしています。ドラゴン桜で有名になった「ツリー」をつくる作業に相当するのではと思います。

無機化学も同様の理由で総復習をするメリットがあります。

公立高校の化学の進路の遅さは、残念ながらデメリットではありますが、記憶がフレッシュな状態に保てる点は、メリットであると思います。このタイミングでの総復習でメリットをより強化してほしいなと思います。

この時期は、勉強の量だけでなく、質を問われるので、ぜひ効率的な学習に取り組んでみてくださいね。


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