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時間的余裕が大事!私が合格を確信した受験生のある質問。

今回は、受験と「時間的余裕」について、お話したいと思います。

前にもご紹介した東京の個別指導塾さんの動画がとてもよかったので、ぜひ皆さんにも観ていただきたいと思います。本稿で扱いたいところからの再生となりますが、最初から観て欲しい動画です。

今春、九州大学工学部に現役合格された受験生についてのお話です。

その方は、物理が苦手で最後まで一生懸命勉強されていました。秋ごろにある程度の目途が立ち、共通テストで若干予定が狂いましたが、概ね順調に推移してこられた印象がありました。

英語、化学が得意で、ハイレベルの内容に対応して万全に近くなり、数学の九大対策も特に問題なく対応されていました。その結果、上記の動画で紹介されていた「時間的余裕がある」状態になっていました。

そこで、直前期は苦手意識のあった物理にエネルギーを使える状態になっていました。

そこで、私が合格を確信した質問が出てきます。それは、受験前の最後の授業でした。

九大物理は、原子分野が復活してから、原子はほとんど出題がありません。今年は出るよと言いつつ、やっぱり出ない・・・という状況が続ていましす。なので、「時間的余裕のない」受験生は、原子をやらない人が出てきます。

そんな状況下で、その受験生の質問は、原子分野のフランクヘルツの実験についての質問でした。これはかなりレアな問題です。ただ、このフランクヘルツの実験は、九大で出題があります。それで、気になって質問をしたのでしょう。出る確率からすればほぼ0ですし、現に今春の九大物理では出題がありませんでした。

ただ、私は、この質問が出ること自体が、準備が上手く行った証明であり、合格をほぼ確信しました。

この質問で私が合格を確信した理由は、動画でお話されている「視野の広さ」です。九大で出題の多い、単振動や二物体の運動などは、対策が終わり、余裕があるので、気になるところを潰しておこうと思ったのでしょう。

最後の質問は、「時間的余裕」が生み出した「視野の広さ」からくるもので、万全を期すための質問だったと言えるでしょう。やれることはやったという余裕は、当然入試本番でプラスに作用します。

受験は、先行逃げ切りこそが必勝パターンです。逆転合格はほとんど起こりません。医学部に至っては、ゼロだと私は思っています。

それがなぜかという理論づけの一つが、この「時間的余裕」生み出す視野の広さでしょう。これは、先行している受験生にしか与えられない大きなアドバンテージです。最後にフランクヘルツの実験をチェックしておこうと思う、心理的余裕こそが受験に大きくプラスに作用したのだと思っています。

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