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ビニールハウス窓開閉の自動化システムを0から組み上げる


上記記事にも書いてありますが、窓の開閉の自動化というテーマに取り組んで行きます。
これはDIYレベルではなく、ビジネスレベルの話となります。なので、同じような窓開閉に悩むユーザーさんに導入して貰う事を念頭に置いて開発を進めています。

窓の開閉については、私自身ソフトウェアで制御した経験はあります。が、今回は実際に窓を開閉するモータを自分で調達して、設置も行う予定です。
その中で見えなかった事を学びとして先に進めて行きたいと思っています。

調達する窓開閉用のモーターは何が良いのか

これは前のエントリでも列挙していました。
どれを選ぶのか優劣つけ難い、という事もあって今回は二つ選定してみました。

くるファミACE用原動機
海外製(韓国製?)100Wモーター

くるファミの原動機(つまりモーターですね)は大体60W級、それに対して海外製のモーターは100Wか80Wとなっています。

ここから、日本製より海外製の方がハイパワーな事が判ります。
日本の他メーカーのものも大体60W級という感じだったので、日本のビニールハウスの規模感で言えば、これぐらいが丁度良いと判断されているようです。

海外製のモーターはよりハイパワーなので、おそらく日本よりも大きなビニールハウスが対象となっているのでしょう。
通常パワーが増せばコストアップ要因になります。
ただこれについては、生産国の生産に関わるコストとモノ自体が大量生産されているため、それによるコストダウンが図られていると思います。

モーター選びの際に気を付けるべき事

まず、100W級のモーターを2台もしくは3台同時に動かそうとすると、以下の点が懸念されます。

・同時に動かすための200~300W級の電源が必要になる
・100Wを24Vで動作させるので、電流は4A強ほど流れる

なので、日本製のモーターを使う場合よりも強化された電源を使い、電線についても比較して太い電線を使う必要があります。
(でないと発火などの危険がある)

強化した電源って結構高いので、トータルコストで見ると思っていたよりも価格に差が無いかも…と言うのが最近の感想ですね。
これについては導入後にどれぐらいコストが変わるか試算してみようと思います。

また私が聞いた話ですと、モーターがハイパワーだと誤動作でビニールを引きちぎる、というリスクもあるそうです。
日本製のモーターだとモーター内部のクラッチが効いて止まる、との事で安全側に機能を振ってあるとの事。
ただ、これにも長短あるらしく、ビニールの上げ下げで日本製のモーターは安全機構が働いて、すぐ止まってしまうという話もあるようです。
この部分は正解が無いので、自分がどこに重きを置くかによってモーターの選定をした方が良いですね。

値段も安くてハイパワーなら、海外製の方が良いのでは?と思うかもしれませんが、一筋縄では行きませんね。

まとめ

ビニールハウス窓開閉の自動化について、今回は実際に窓を動かすモーターの選定について書いてみました。
日本製と海外製の違いについて調べてみて、それが実際の製品のコストにどのように反映されるかが判ってきました。
引き続き開発を進めて行きたいと思います。

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