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【ビジネスの話】安価なサービスを展開する、というのはどういう事か
安価なサービスが求められている、とは言うけれど
コロナ禍から物流が回復していくと、物価上昇が目に見えて目立ってきました。スーパーで買い物をするとよく判りますが、やはり半年前や一年前に比べると食材の値段、特に加工品が上がっているなぁと感じます。
(それと比較すると食材単体のものはかなり値段が抑えられている印象)
ただ、農業などの第一次産業では、肥料代やら暖房代、はたまたガソリン代などの消耗品費がコスト高になっている訳で、これがボディーブローのように効いてきます。
ここ数年は賃上げやコストプッシュ型のインフレという事もあって、値上げと言うのがしやすい環境下になってきました。
とは言え、生活に必要なモノ・サービスは廉価であればその方が良いと言えるでしょう。
環境制御サービスはどのような立ち位置を目指すべきか
ここで自分たちの問題に立ち返ってみると、「環境制御サービス」を構築して、このサービスはどういう立ち位置、価格帯を目指そうか、という話が出てきます。
これは、自分がずっと考えている事ですね。
前段までの話の流れで言えば、「廉価であればその方が良い」と言えます。
ただ、私たちもビジネスとして行う以上、適切な価格帯はどこになるのか?という所を探っていく事が必須となります。
選択肢があるのが良いのかもしれない
具体的に価格をどこに持って行くか?
これはなかなか難しい問題です。
私もこれまで、この立ち位置=サービス価格問題について頭を悩ませてきました。
で、色々と考えたりディスカッションをしていく中で、こういう風がいいんじゃないか?と思い始めました。
それは「サービスにランクを付けてそれぞれに値付けする」というものです。
結局のところ、サービスを受ける人にとってその価値は千差万別になっていく訳なのだから、その価値を一元的に決められるものではないですよね。
そこで、ランク分けによるサービス価値の選択肢をつける、という戦略です。
その場合、例えば貴方がより安価なサービスを選択するとしましょう。
その結果、安価なサービスを受けるためには、必要な色々な周辺の事は自分でやらなければならない、という事が前提になります。
別の例えで言えば貴方がとある目的地に行く場合、主に三つの手段を取る事が出来ます。
・バスや電車に乗って行く
・タクシーで行く
・自分の車で行く
三つのうちどちらが金銭的に安価なサービスになりますか?と聞かれたら、バスか電車に乗って行く方が安価だという話になるでしょう。
(車は取得値段とかも含めると一番高価になります)
タクシーはドアtoドアな貴方だけのサービスになります。それを提供するサービサー、ここではタクシー運転手になりますが、その人が生活できるレベルでの金銭的対価を支払う必要性が出てきますよね。
安価なサービスを使う、という事はつまり、サービスの対象範囲以外は自分で段取りなりやりくりをして使う、という事になりますね。
私たちのサービスをどこに位置付けるか
私たちはローコストなGO SWITCHというものを開発しました。
この製品は産業版SwitchBotと位置付けているもので、LTE回線まで含めた
「本当に電源をつなげるだけ」で離れた場所から機器のON/OFFコントロールできるスイッチとなります。
現在はこのGO SWITCHを使って自動灌水システムを作ったり、自動窓開閉システムを作ったりしています。
こういったサービスは人によっては高い価値を見出すと思います。
なので、どうしても安価なサービスが欲しい、というニーズに対してはこのGO SWITCHをそのまま販売し、ユーザーがDIY感覚でシステムを構築していく。
システムの構築が自分では厳しい、というニーズに対してはGO SWITCHを使った全体システムを提案していく、というような形でビジネスを進めて行くのが良いのではないかと思っています。
と言う訳で、農業設備の自動化の情報をまとめるべくnoteのマガジンを作りました!
私が共同代表を務めているGREEN OFFSHOREでは農業向けのIoTサービスを展開しています。
そちらにも様々な情報を展開しているので、ぜひ上記リンクをクリックしてみて下さい。
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