見出し画像

「セールス職」産休・育休取得、リアルトーク!

今回の営業noteは、初の対談形式です!

「この会社では、長く活躍できるのだろうか?」
「営業職は子育てと両立しにくいイメージがあるけど、実際どうなんだろう?」

就職活動をする中で、こんなことを感じた方も多いのではないでしょうか?
近年では、ライフイベントを迎えた女性社員を支援するため、産休育休の制度が整った会社も多いはず。

でも、私たちが本当に知りたいのは“制度の有無”ではなく、実際に育休産休制度を経験した社員が困ったこと・苦労したことなどの“リアルな声”ではないでしょうか。

当社の営業職で活躍する女性社員2名に人事の荒川が、「ぶっちゃけ、産休育休どうでした?」を忖度なしでインタビューしてきました!

女性の方はもちろん、男性の方にとっても参考になる内容になっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

プロフィール

■Iさん(営業部 第2営業チーム)
・2016年4月に女性初の営業社員としてスマレジに入社。
・2017年12月から産休育休に入り、2018年4月に職場復帰。
・復帰後から現在に至るまで、時短勤務をしながら4歳の子どもの育児と両立中。
・入社当初から復帰直後まではフィールドセールスを担当していたが、現在はインサイドセールスを担当している。

■Nさん(営業部 第1営業チーム)
・2018年7月にスマレジに入社。
・2021年1月から産休育休に入り、2022年4月に復帰したばかり。
・現在は時短勤務をしながら1歳の子どもの育児と両立中。
・入社当初はフィールドセールスを担当していたが、インサイドセールスに異動したのち、産休育休に入った。

打ち明けるタイミングが難しい“妊娠報告”

ー産休育休に入るに当たって、困ったことってありますか?

I:
妊娠が分かった後、正直どのタイミングで報告したら良いのか迷いました。自分から「妊娠しましたぁ〜〜!」って大々的に言うのも何か変だし……(笑)。結局ネットで調べて、安定期に入ったら報告するのが良いということが分かったので、それまでは誰にも言っていなかったです。
それで、安定期前はつわりを必死に我慢していたのですが、実際は何回かお休みもしていたので、勘の良い人にはバレていました。あとは、さりげなくカバンにつけていたマタニティマークのストラップを見て「え?妊娠したの?」と気づかれたことも。やっぱり男性社員にはちょっと言いにくいところがあります。

N:
めちゃくちゃ分かります(笑)。私は安定期に入るまで我慢できないと思って、直属の上司にだけ先に伝えました。周囲のメンバーには、体調がだいぶ落ち着いてから言いましたね。既にリモートワークが中心になっていたので、そもそも気づかれにくい環境ではありました。


引き継ぎはこうして進めた!

ー営業だとお客さんが関わってくる仕事も多いと思うのですが、引き継ぎはどうやって進めたのでしょうか?

I:
当時は今と違ってフィールドセールスをしていたので、まずは納品で外出しなくなって、新規商談にも入らなくなったので既存のお客様対応が中心になりました。最後の1週間くらいかけて引き継ぎメールを送って、最終的には仕事が全然なくなってしまったので、頑張って仕事しているフリをしていました(笑)。

ー自分が産休に入ることでみんなの仕事が増えるのではないかと、不安になるようなことはありましたか?

I:
それはなかったです。「子ども産むんだから仕方ない!」くらい結構強気だったと思います。ただ、新規の案件が持てないことで売上に貢献できない期間が半年くらい続いたので、それは申し訳なく感じていました。今はオンライン商談もできるのでこの点は悩む必要がないですよね。Nさんは、休みに入る直前までかなり案件を担当してくれていた印象があるのですが、大変ではなかったですか?

N:
私の場合は、やっぱりリモートワークができたというのが大きいですね。実際当時は月1回くらいしか出社していなくて。あと、インサイドセールスが基本的にメールと電話だけで対応できるので、体力的な負担がなかったんです。休憩も入れつつ自分のペースで働けたからこそ、結構直前まで頑張れていたんだと思います。


出産前の嵐の前の静けさ?

ー産休中はどんな生活を送られていたんですか?

I:
正直に言っていいですか?ストレスのない最高の生活でした(笑)
私、結構妊娠してからお腹が張ってしまうタイプだったのですが、休みに入った途端にすごく改善して。当時はまだリモートワークもなかったので、出社するだけでも身体的な負担になっていたし、自分が思っているよりもストレスだったんだなとその時感じましたね。まあそれも子どもが生まれるまでの一時の話なんですけどね(笑)。とは言え、社用携帯はそのまま持っていたので、メールチェックは時々していました。今はもう休みに入る前に返却することになっているのかな。

N:
私は上司に「社用携帯持っておく?」と聞かれたので丁重にお断りしました(笑)。なので、1年間仕事には全く触れない状態でしたね。Iさんはスマレジで初めて産休育休に入られたので、色々と苦労が多かったと思うのですが、私はIさんの前例があったのでだいぶ心強かったです。

I:
私の時は決まったフローなど何もなかったので、いつから有給使うかとか産休育休に入るかは全部自分で決めて上司に報告していました。法律関係の知識も、必要な申請も全然分からない状態だったんですよね。

N:
私は労務担当の方に個別で色々と聞いてましたが、結構自分で申請しないともらえない給付金なども多いので、調べるのが大変ですよね。


復帰までのカウントダウン・・・その心境は?

ーお休み期間を経て徐々に復帰日が近づいてくると思うのですが、どんな気持ちでしたか?

I:
出産前から保育園に応募していたこともあって、割とスムーズに保育園が決まったんですよね。だから、保育園から確定通知が届いた時に「あ〜、復帰するんだ」という自覚が芽生えました(笑)。子どもが生まれてからは本当に怒涛の日々で、自分の世話もまともにできていない状態だったので「やばい、自分に投資しなきゃ」と焦りましたね。

N:
私もまず「会社に着て行く服、どうしよう」と思いました。あまりにも適当なものしか着ていなかったので(笑)。私は1年という割と長期間お休みを頂いていたので、復帰日が近づいてきてからはずっとソワソワしていました。チームのメンバーも倍に増えていたし、アプリマーケットがものすごく成長していたので、頭がついていくかすごく心配で。

子育てをしながら働きやすい営業の形って?

ー復帰初日はどうでしたか?

I・N:緊張した〜〜!!!

N:
1年間PCすら全く開いていなかったので、初日はPCの設定作業で終わってしまいました。

I:
私は、忙しすぎて復帰した後の記憶がほぼないんですよね。当時はまだインサイドセールスチームがなかったので、元々やっていたフィールドセールスの仕事を再開したのですが、半年後くらいに「あ、これはもう無理だ」と思った瞬間があって。上司に相談して、営業事務の仕事に変えてもらいました。

ー何があったんですか?

I:
納品でお客さんの元に伺った時、作業がちょっと遅れてしまって保育園のお迎えに間に合わなくなってしまった時があったんです。その時初めて延長保育を利用したのですが、最後に残ってしまった子どもの姿を見て純粋にかわいそうだと感じてしまったことと、延長料金もかかるので、今後もこれが続くのはちょっと厳しいなと。そこまで身を削って仕事すべきなのかなって、その時ふと我に返ってしまって。その点インサイドセールスは勤務時間をコントロールしやすいのが良いですよね。

N:
そうですね。インサイドセールスだと商談や納品で終わりの時間がずれ込むこともないので、退勤時間が近づいてきたら電話対応をストップしてメール対応に切り替えるなどしやすいです。

ー同じ営業でも、フィールドセールスとインサイドセールスで働き方がかなり異なりますね。女性社員のキャリアパスとして、両者を柔軟に行き来できることで働き方の幅は広がりそうでしょうか?

I:
もちろん全員が全員フィールドセールスでは厳しいということはなく、あくまでも私の場合の話ですし、やはり当時はオンラインの環境がなかったというのが大きいですけどね。

N:
本人の希望があれば一度インサイドセールスに異動したとしても、またフィールドセールスに戻れる環境は整っているので、その点は融通が利くと思います。今少しずつ進めているオンライン納品が浸透すれば尚更ですね。

見えないところで辛いことも。多めに見てほしいことは?

ーやはり復帰してからも、完全にペースを取り戻すには時間がかかりそうですね。

I:
そうですね。普段子ども相手に話してばかりいるので、簡単な単語しか出てこないんですよ(笑)。「御社」とか固い言葉や敬語も全然使えなくなっていて、しばらく変な言葉遣いになっていました。

N:
口も頭も全然回らないですよね(笑)。1日PCを使うだけで目もすごく辛いです。多分周りの人が思うよりも鈍っているので、その点は多めに見てほしいかも。

I:
あと、私は出産後に情報収集をちゃんとせず体のケアを怠っていたので、骨盤がめちゃくちゃ痛くなってしまったんです。多分すごくおかしな歩き方してたと思う(笑)。そういう一見わかりにくいところで大変な部分もあるので、少なくとも産後半年くらいはちゃんと休んだ方が良いですね。

N:
すぐに育休から復帰する方も多くてびっくりする一方、キツくないのかな?と心配になりますね。私なんて、コロナで行くところもなかったから、週2回くらい整骨院に行ってのんびり話し相手してもらってました(笑)。それに、子どもといられる貴重な期間は限られているから、無理せず休むことも大事にしてほしいです

対談を終えて

当社では産休育休の取得者はまだまだ少なく、先駆者的存在であるIさんとNさん。

コロナによる働き方の変化で状況が大きく変わっている部分はありますが、経験者だからこそ感じたリアルな声を聞くことができました。

話してみたからこそ分かった、「就業規則には書いてあるが、実際どう進めていいかわかり辛い」などの課題も見えてきました。この話をきっかけに、全社員が安心して産休育休取得できるよう、「手引書の作成」を進めていく予定です!^^

出産して終わりではなく、育児との両立は長い年月がかかるもの。
男女問わず、ライフイベントを迎える全ての社員にとって働きやすい環境をこれからも目指していきます!

\スマレジでは、共に働く仲間を募集中です/