なぜ2022年に円安になったのか?
こんにちは!
落合です。
今年に入り
『円安』
という言葉を耳にする機会が多いですよね。
でも、イマイチよく分からないという方も多いでしょう。
そこで
今日は、円安についてどこよりも分かりやすく、シンプルに解説していきたいと思います!(笑)
なぜ今年、円安が進んだのか
2022年1月時点では1ドル115円前後だった為替相場が、2月末から円安が進み、10月には一時1ドル151円をつけました。
この水準はなんと32年ぶりとのこと。
なぜ、円安が進んだのかというと、結論としては
『日米の金融政策の違い』
です。
では、日本とアメリカの金融政策がどう違っていたかというと
アメリカの金融政策は、インフレを抑制する「引き締め」
日本の金融政策は、インフレを目指す「緩和」
です。
アメリカは2021年からインフレが進み、2022年3月にはインフレ率8%を超えています。
一方、日本は2022年4月にようやく2%を超えました。
(ちなみに日本は2013年からデフレ脱却ということで、インフレ率2%目標を掲げてきましたが、2022年にようやく目標達成)
アメリカは、インフレを抑制するために政策金利を上昇させて、経済活動の抑制を図っています。
日本は、インフレを目指して政策金利を極限まで低くして、経済活動の活発化を図っています。
政策金利が高くなると、民間銀行は住宅ローンや事業融資などの各種金利を上昇させます。
各種金利が上昇すると、住宅ローンを組む人は減るし、銀行から融資を受けて設備投資をする会社も減ります。
一例として、2022年10月時点において、日本の住宅ローン金利は約1%なのに対し、アメリカの住宅ローン金利は約7%です。
(これだけ高い金利だと融資組んで住宅購入したくないですよね^^;)
このようにして、アメリカは景気の安定を目指しているんです。
アメリカは金利をどんどん上げていっている状態
日本は金利が依然低いままの状態
ということは、
金利の低い円を持っているより、金利の高いドルを持っていた方が有利です。
なので、
円を手放し、ドルを持つ人が増えたため円の価値が下がり、円安に進んでいった。
というのが今年の状況です。
ちなみに、日本は現在マイナス金利。
マイナス金利というのは政策金利がマイナスのことをいいます。
だから日本は低金利で、お金が借りやすい状態なんですね。
といった感じで、今年の円安についてまとめてみました。
参考になれば嬉しいです!
まとめ
『景気も為替も政策次第』
ではまた!