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スマホの使い過ぎで近視になる子どもが急増

コロナ感染者が増加する中多くの小中学生は、夏休みを過ごされているのではないでしょうか。
夏休みになると家でゴロゴロしながらスマホを見る時間も増えますよね。
そんな中近年増加しているのがスマホの使い過ぎによる子どもの近視です。

今回は便利なスマホで目が悪くならないためにもその現状と原因、そして予防法について解説していきます。


1. 小中学生の近視はどれくらい?

文部科学省が発表した令和3年度学校保健統計調査(速報値)によりますと、「裸眼視力が1.0未満の者」は小学校中学年になると約3割が1.0未満とあり、中学校に入ると約6割を超える数値となっています。

出典:文部科学省令和3年度学校保健統計調査(速報値)


2. 近視になる原因とは

なぜ近視になってしまうのか。近視がより悪化すると斜視になる可能性もありので注意する必要があります。

斜視についてはこちらの記事を参照
スマホと斜視の関係

2-1. スマホの利用が急増

 小学生からスマホを持つ子どもや学校の授業でもタブレットを利用する機会が増えました。スマホやタブレットは知らず知らずのうちに画  面と顔との距離が近くなっていることがあります。

さらに、動画視聴などでは長時間スマホやタブレットを見ることが多いことから近視が進む原因になっているのです。

2-2. 野外で遊ばなくなった

新型コロナウイルスの影響から公園など外へ行かなくなったことも原因といわれています。外には出られず、家の中で遊ぶとなるとスマホやタブレットを利用して遊ぶようになりからです。

また、外に出ることが減ったことにより日光をあびる時間も少なくなりました。日光は目の健康においても大切です。外に出る機会が多いこの方が、近視になりにくいともされているのです。

3. スマホ近視にならない為に

スマホとタブレットを利用しながらも近視にならない為には、下記のつが有効とされています。

・30分に1度は目を休める
・外で快適に過ごせる場所で過ごす
・遠くを見ることと、まばたきを意識する
・部屋の明るさに合わせて利用する

 子どもがスマホを見すぎているなと感じた場合は、声をかけてあげましょう。
また、スマホを一定時間利用すると制限される機能があるアプリなどを利用することも有効です。


まとめ

一度近視になったら戻ることはありません。大切な目の健康のためにも、ルールやアプリを利用しながら子どものスマホの利用を守ってあげることが大切です。

近視は進行すると、緑内障や眼底出血などの目の病気になる可能性もあります。将来を見据えて、子どもの目の健康を守りましょう。