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SNSをやってるのは常識?子どもにスマホを持たせる前に知っておきたい3つのこと

「子どもがスマホでSNSをやりたいって言うけど、実際はどうなんだろう。まだ自分で解決もできない歳だから、トラブルに巻き込まれたりしないか心配!」

こんな悩みにお答えします。

今回は、小学生のお子様を持つパパさん、ママさんに向けて、スマホにおけるSNSのリスクや事前に知っておくべきことについてお話をしていきます。

LINEやTwitter、Facebook、InstagramにといったSNSは私たちの日常には欠かせないツールとなっています。
それは小学生の子どもにとっても同じような環境になってきています。

「お友だちも持っているから」という理由でスマホを持たせたあげく、トラブルに見舞われるということも少なくありません。
子どもがSNSでのトラブルに巻き込まれないためにも、ぜひ、最後まで読んでみてください。


1, スマホを持つ子どもってどれくらいいるの?

そもそもスマホを持っている子どもってどれくらいいるの?と思われるかもしれませんね。

内閣府による「令和2年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(https://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/r02/net-jittai/pdf-index.html)」によると小学生でスマホを持っている割合は41%、中学生だと84%、高校生になると99%の子どもが個人でスマホを持っていることがわかります。

また、小学生については「親と共有している」割合を加えると、91%の子どもが何かしらのかたちでスマホを利用しているのです。

このことから、「学年や年齢を問わず多くの子どもたちがスマホを利用している」そんな世の中になっているのです。


2, SNSで起こりやすいトラブル5選

では、実際に子どもがSNSを使っていく上で起こりやすいトラブルについても見ておきましょう。

2-1, 仲間はずれ

仲間はずれは、SNSに関係なくとも小学校などの子ども社会では起こりやすいものです。
ある日、些細なことが原因でグループから除け者にされてしまうということもあります。

SNSにおいても同様に、チャット内のグループから仲間はずれにされてしまうケースも見受けられます。

2-2, 誹謗中傷

SNSは、気軽に投稿ができるという反面、投稿の内容によって人が傷ついてしまう場合もあります。

個人の悪口を投稿するという行為もそうですが、人が投稿した悪口について拡散や助長させるような行為を行うことも、誹謗中傷を行った本人と同じように罰せられる可能性もあります。

2-3, 保護者の許可なく課金

毎月の請求に思いも寄らない金額が掲載されていて、調べてみるとスマホのアプリからだった。という事例も少なくありません。

SNSを配布している企業ではそのSNSと連携させて、ゲームや投げ銭といった特定のユーザーにチップを支払う仕組みも持っています。

「SNSは無料だから便利で安心」と思っていたら、子どもの操作で多額の請求が来てしまったというケースも後を絶たないようです。

2-4, ストーカー被害

SNSにおいてもストーカーの被害は発生しています。
SNSはメッセージ以外にも、通話やビデオ通話など、ネット環境さえあれば、さまざま機能を使うことができます。

この機能を利用して、必要以上にメッセージや通話を行ってくる事例もあります。
相手が拒否をしているにも関わらず、幾度も連絡を繰り返すような行為はSNSを使った典型的なストーカー行為のひとつだといえるでしょう。

2-5, 児童ポルノ

新型コロナウイルス禍に伴う生活環境の変化により、SNSが利用された犯罪行為も増えてきています。

なかでも相手をだましたり、脅したりして裸の写真を遅らせるような児童ポルノの被害も増えてきており、2021年の警察庁の調査によると、児童ポルノによる被害件数は666件にも上るといいます。


3, 子どもにスマホを持たせる前に知っておきたい3つのこと

ここまで読んで「やっぱり子どもにスマホを持たせるのは危ない」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

しかし、子どもがSNSを使う上でのトラブルは「事前に対処しておくことで防げる」というケースが実は多いのです。

ここからは、子どもに安心してスマホを持たせたいパパさん、ママさんに向けて、あらかじめ知っておいて欲しいことを3つご紹介していきます。

3-1, 一緒にルールを決める

まずは、スマホを使う上でのルールを決めましょう。
一日に使っていい時間帯や使っていいアプリなどについてです。

ルールを決める上でとくに大切なのが、「一緒に決める」ということです。

一方的に禁止されたようなルールですと、むしろ破りたくなってしまう心理は大人も子どもも変わりません。
一緒に話し合って決めるということが、約束を守るための秘訣でもあるのです。

3-2, 子どもひとりで使えない仕組みをつくる

子どもひとりでは使えない仕組みづくりも大切です。
たとえば、子どもの部屋では使えないようにルールを決めるというのも仕組みづくりのひとつでしょう。

ポイントは、ひとりにしないということです。
子どもの小さな異変に気づけるような環境をつくることが大切ともいえるでしょう。

3-3, ペアレンタルコントロールやフィルタリングを設定する

ペアレンタルコントロールやフィルタリングとは、子どもの利用しているスマホの利用制限を行うための機能です。
たとえば、iPhoneのスクリーンタイム機能では、インストールするアプリに年齢制限をもたせることができます。

「4歳以上対象」「9歳以上対象」「12歳以上対象」「17歳以上対象」の4種類があり、選択したアプリをiPhone上に表示できないようにします。
また、使用するアプリを制限できたり、アプリを勝手に削除できないようにする設定もあります。


まとめ

今回は、SNSのトラブル事例や子どもにスマホを持たせる前に知っておきたいことについてお話しました。

もう一度おさらいをしますと、子どもにスマホを持たせる前には、「一緒にルールを決める」「ひとりで使えない仕組みをつくる」「スマホの機能を設定する」ことが大切です。

事前に知っておくことでトラブルが防げたということも多々あります。
しっかりと準備と確認をした上で、安全にSNSをご利用いただければ幸いです。

また「スマモリ」では、パパさん、ママさんが安心して子どもにスマホを持たせることができるためのサービスもご提供しております。
はじめての方でも簡単にご利用いただけますので、ぜひご検討ください。