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葡萄が苦手だった話


 昔の我が家では、夕食後の団らん時には果物がよく出されていました。

 ポテチ~などのスナック菓子でもなく、風呂上りのアイスでもなく、果物....

 まあ、夏の果物は冷えてて美味しいので、楽しみでもあったのですが、一房を家族みんなでつつく...みたいに。

 特に、夏から秋にかけては、やたらと葡萄が出てたのを憶えてます。




......でも、私、葡萄だけは苦手だったんですよね~。



 その理由は、上手に食べれなかったから....

 巨峰の大きな実とかを、皮ごと口に含んだ瞬間、皮から中身を吸い出す~、そんな食べ方が出来ない頃があったのです。

 ....けっこう難しくないですか? あれ


 皆さん自然とできるようになったのかな

 私なんか巨峰の実を、手で皮むいて食べてましたから....

 

 途中、このままじゃいけないって思って、練習したんですよね。

 

 口に含んでは吸う

 口に含んでは吸う

 口に含んでは吸う みたいに...


  努力のかいあって、自然と出来るようになったときは嬉しかったですね。

 大人になって考えると、できなかったこと自体が不思議だけど、きっと、この時の努力は、いろんなとこで生きてる気がします。

 

 葡萄を食べる時や、いろんなものを口に含んでは吸う時に、そんなことを思い出します。

   ↑

 どんな場面だ!!



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