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動きが気になって仕方がなかった「ジャミロクワイ」のステップ

 Jamiroquai's step


 フューチャー・ファンク・サウンドのさきがけと言われたジェイ・ケイのソロユニット。
 「ジャミロクワイ」はジェイ・ケイを中心としたユニット名であると同時にジェイ・ケイのステージネーム。


 今回は「ジャミロクワイ」の話

 いや~、「ジャミロクワイ」、いかしてましたよね。
 バンド名なのか、ジェイ・ケイの名前なのか、よくわからないトリッキーな名前もそうですが、バッファローの角が生えた少年のマークもかっこよかったです。

 もちろん、アシッドジャズの洒落た感じのサウンドもよかったのですが、実は、気になって仕方なかったのが、ジェイ・ケイのダンスだったんです。

 そもそもクラブシーンから話題になった「ジャミロクワイ」だったので、当然、ダンスしたくなるのはもちろんなんですが、このジェイ・ケイの動きがですね、なんかクネクネしていながらも、妙に姿勢が良かったりして、不思議と魅かれるダンスだったのです。


「スペース・カウボーイ」

 この独特の動き...
 そんなダンスに詳しいわけではないので、こんなの普通だよと言われるかもしれないんですが、なんか重力を感じさせないステップですよね。

 な、なんか気になる...


『スペース・カウボーイの逆襲』(1994)

 初めて聴いたこのアルバムも、すごくいかしてたのです。

 でも、そのアルバムよりも、MVで見せるステップに魅せられてる自分がいたのです。


 そして、その最たるMVがこちら


「ヴァーチャル・インサニティ」

 この動く床の上でのパフォーマンス!
 このMVも相当評判になりましたね~、この構成を思いつく映像作家さんもすごかったですが、自分にとってはジェイ・ケイのダンス・ステップの方が気になって、気になって.... 気になりませんか?

  か、かなり気になる...


『トラベリング・ウィズアウト・ムービング〜ジャミロクワイと旅に出よう〜』(1996)

 このアルバムも大ヒットしたんですよね~、私もかなり聴き込みました。
 アルバム全体に、独特の空気感があって、聴いてると、あの動く床の部屋だけでなく、いろんな世界に連れていってくれる感じなのです。

 アルバムタイトルの副題に〜ジャミロクワイと旅に出よう〜ってあるのですが、まさにその通りだったのです。


 前作の「スペース・カウボーイ」や、「ヴァーチャル・インサニティ」っていう、SFチックな言葉のチョイスと、クールなサウンド、そして、このジェイ・ケイの不思議な動きに、未来的な感覚を感じてたのです。
 多分、自分の中のSF志向が反応してたってことなんでしょうね。


 大ヒットしたこのアルバムの後のアルバムが


『シンクロナイズド』(1999)


 そして、アルバムの冒頭の曲が

「キャンド・ヒート」

 このディスコチックでファンキーな曲も大好きなナンバーなんですが、映像も面白いです。
 「ヴァーチャル・インサニティ」ほど凝ってはないですが、それでも、いろんな部屋を転移しながらジェイ・ケイがステップを踏みまくる!様子は気になって仕方がないのです。


 や、やっぱり気になるのです!



 MVではステップが気になって仕方ないんですが、じゃあ、ライブの時はどうなのか?というと、実はそんなに気にならないんです。

 グッと生身感が増して(ライブですから...)るのですが、独特の変な動きwはあるものの、そんなに激しくステップを踏むことはない感じなのです。


 そう考えてみると、自分が一番好きな「ジャミロクワイ」っていうのは、ライブでなく、CDでもなく、気になるステップのあるMVなのかもしれませんね。