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ちょっと胸がざわめいた秋ドラマ主題歌


 ドラマ主題歌は、新しい歌やアーティストとの出会う機会のひとつと思っています。

 この秋シーズンのドラマは、いつも終盤がクリスマスシーズンなんで、主題歌も静かな感じの曲や、温もりを感じさせる曲が多いイメージなんですよね。


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 静かなバラード曲の方では、あいみょんの「ハート」や、菅田将暉さんの「ラストシーン」なんかもありますが、個人的には、先日の11月26日に配信開始された、宇多田ヒカルさんの「君に夢中」に胸がザワザワさせられています。


「君に夢中」by 宇多田ヒカル

 金曜ドラマ『最愛』主題歌(毎週金曜夜10:00)


 吉高由里子さん主演のドラマの方は、ちょっとミステリー仕立てで、今期、けっこう真面目に見てたりします。
 このドラマの重苦しい雰囲気に、宇多田ヒカルさんのバラードがマッチしてるんですよね~。

 「君に夢中」って軽めのタイトルの割には、歌詞がですね、最近珍しく破滅的な部分があって、それが心をざわつかせるのです。

君に夢中
Oh 人生狂わすタイプ
Ah まるで終わらない deja vu
バカになるほど 君に夢中



 もう一曲、スケールの大きなバラードとして、私の心を捉えてるのが、後期朝ドラの主題歌である、AIさんの「アルデバラン」です。


「アルデバラン」by AI

 連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』主題歌(月曜 - 金曜 8:00 )

 この曲、感動的なんですよね~。
 名曲ばかりの朝ドラ主題歌なんですが、その中でも、かなり魅かれる曲なんです。ドラマの方は、最近、重めなんですが、この曲が流れると、やっぱ聴いちゃうんですよね。
 森山直太朗さんの作詞・曲で、スケールの大きさを感じる曲です。タイトルの「アルデバラン」は、牡牛座の一等星の名前なんですが、その意味は「後に続くもの」ってことらしいので、3世代続いていくドラマを見据えて作られたものなんでしょうね。



 さて、温もりを感じさせる曲の方では、今期、一番、驚いたユニット、Peach&Apricot の曲に、かなり心をざわつかされました。


「Watching Over You」by Peach&Apricot

 金曜ナイトドラマ『和田家の男たち』主題歌(毎週金曜夜11:15)

 最初聴いた時は、竹内まりやさんの新曲か~と思っていたら、あれ?、デュエット?、もう一人は誰?と、調べてみると、なんと杏里さんでした!
 このユニットは驚きですよね~。

 さらに、作・編曲は林哲司さん!
 うぉーって感じです。

 そんなトリオによるこの曲は、ミディアムなポップスで、かなり心地がいいんです。


 竹内まりやさんと林哲司さんのコンビと言えば「SEPTEMBER」(3rdシングル)、杏里さんと林哲司さんのコンビと言えば「悲しみがとまらない」(14thシングル)を、すぐに思い出しちゃいますよね。


「SEPTEMBER」by 竹内まりや


「悲しみがとまらない」by 杏里


 そして、このトリオの実現には、近年、海外での”シティ・ポップス”ブームの影響があることは間違いないですよね。
 松原みきさんの40年前の曲「真夜中のドア〜stay with me」なんかが再評価されたりしてるので、そのソングライターである林哲司さんが再注目されてるからこそ実現した企画なのかもしれません。


「真夜中のドア〜stay with me」by 松原みき


 「Watching Over You」の雰囲気も、その時期を思い出させる感じですよね~。
 一曲だけの企画かもしれませんが、せめて、ミニアルバム分ぐらいは聴かせてくれると嬉しいなって思うんです。




(関連note)

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