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秋深まる。ウインダム・ヒルの季節は巡る。

 Windham Hill Record


 秋が深まって、冬の足音が聞こえてきた今日この頃。

 私にとって、この時期に思い出すのが ”ウインダム・ヒル” だったりするのです。
 なんか80年代中盤から、ニューエイジミュージックというのが流行して、当時の自分からすると、その中心となっていたのが、この ”ウインダム・ヒル” だったのです。


 基本、ロックやポップスが自分の音楽フィールドだった中~高生時代だったのですが、静かな音楽にも魅かれる部分があって、当時、一度聴いただけで心をつかまれたのが、クレスタのCMに使われていたジョージ・ウィンストンのピアノでした。


『あこがれ/愛 (Longing/Love)』


 多分、このCMでジョージ・ウィンストンに魅かれた人は大勢いて、それなりに話題になったんですよね。

 私自身、すかさずレンタルレコード屋さんに行ったのですが、普段聴いてるジャンルではないもんだから、見つからない、見つからない...

 クラシックでもないし、フュージョンとも違って、どこを探してよいか分からなかったのです。
 比較的、大きなレンタルショップで、ジョージ・ウィンストンという名前を見つけた時は嬉しかったですね~。
 でも、その時、すでにジョージ・ウィンストンのアルバムは4~5枚リリースされてたんです。

 ちょっと悩んだのですが、取りあえず「Autumn」と「December」という2枚のアルバムを借りて帰ったのですが、CM曲の『あこがれ/愛 (Longing/Love)』が収録されていたのは「Autumn」の方でした。


「Autumn」by ジョージ・ウィンストン


「December」by ジョージ・ウィンストン


 プレーヤーから『あこがれ/愛 (Longing/Love)』が流れてきた時は、ちょっと感動しましたね~。

 ほんと、心に染み入るような曲なんですよね。うんうん。


 『あこがれ/愛 (Longing/Love)』だけでなく、アルバム全体が、もう”癒し”って感じで、夜、課題をする時なんかに流してたな~。うんうん。


 そんな感じで、ジョージ・ウィンストンに出会えたわけなんですが、そのレンタルショップのコーナーになっていたのが ”ウインダム・ヒル” だったんです。
 うろ憶えなんですが、イージーリスニングのコーナーに隣接して ”ウインダム・ヒル” のコーナーがあって、最初、見た時は、グループ名?って感じだったんです。

 それが、いわゆるレーベル名だったのを知ったのは、もう少し後の事で、大滝詠一さんのナイアガラ・レーベルみたいなものなのかな、と...


 ”ウインダム・ヒル” というのは、ギタリストのウィリアム・アッカーマンが中心となって創設されたレコード・レーベルで、ニューエイジ・ミュージックを中心としたラインナップだったのです。
 ジョージ・ウィンストンも、そのレーベルの一人だったのですが、『あこがれ/愛 (Longing/Love)』が話題なったおかげで、レーベル自体も、ちょっと流行ったんです。
 コーナーがあったぐらいなので、人気だったと思うんですよね。

 かく言う私自身も、なんだか分からないけど、レーベル所属のアーティストによるコンピ盤とか聴いたりしてましたね~
 なんか気取った感じで... うんうん。

 コンピ盤なんで、アーティストの名前とかは、あまり記憶になくて、その頃、聴いてたやつがあるかと、配信サービスを探してみたのですが、残念ながら判別がつきませんでした💦

 でも、探してるうちに、違うコンピ盤を見つけてしまいました!
    それがこの二枚!


「Windows: 25 Years of Windham Hill Piano」


「Touch: Windham Hill 25 Years of Guitar」


 レーベルに所属していた(はずの)アーティストたちによる記念コンピ盤のようで、ピアノ中心のものとギター中心のものがありました。


『Children's Song』by Øystein Sevåg


『Aerial Boundaries』by マイケル・ヘッジス


    マイケル・ヘッジスの方は、当時も聴いた記憶がッ

 むう~、なんか、この雰囲気、懐かしいです。
 こういう音楽も聴いてたんですよね~、、、ちょっと気取った感じで...

 ついつい、そんな時代の自分を思い出しながら、”ウインダム・ヒル” に聴き入ってしまったのでした。


+  +  +  +  +  +


 余談ですが、その後、ジョージ・ウィンストンと同じクレスタのCMで、きれいなピアノ曲が使われたことがあったんです。


 この曲なんですが、当時、一度、探してみたんですが、誰の曲かわからなかったんですよね。
 ところが、なんと、今回の記事をまとめている中で見つけてしまいました。(何でもあるんですよね〜、すごいです!)

 当時は、この曲も ”ウインダム・ヒル” 関係なのかと思って探してたのですが、全然、違ってました。

 Béla Szakcsi Lakatos というハンガリーのピアニストの「purepassion」という曲らしいです。
 ”ウインダム・ヒル” ではなかったのですが、クレスタつながりで紹介しておきます。





(関係note)