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久しぶりに観てみた映画の話【トレインスポッティング】
Trainspotting (at the Amazon prime video)
久しぶりにその映画を観ると、何か印象が変わってたり、昔は気づかないことを見つけたりすることもあるので、そういう視点で ”note” します。
今回、紹介するのは
「トレインスポッティング」
監督 ダニー・ボイル 1996年 イギリス
出演 ユアン・マクレガー
自分が20代の頃に流行った映画なんですが、当時は、イギリスの若者をスタイリッシュに描いた映画みたいなイメージが先行していました。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34578892/picture_pc_633acf2732320128e6c408f17632c2d3.jpg?width=800)
確かに、あのモノクロとオレンジを組み合わせたポスターはシャレてて、トガった感じもありましたね。
”トレインスポッティング” とは、もともと鉄道マニアを指す言葉ですが、廃車置き場が麻薬常習者のたまり場となっていたことから、常習者を指す言葉として使われているらしいです。
冒頭とラストのタイトルクレジットは列車のイメージで描かれていて、今観てもかっこよかったですね。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34579808/picture_pc_25a05b829f42eae6dd226b0009c2b488.jpg?width=800)
ストーリーは、ヘロイン中毒の若者たちの青春?映画って触れ込みなんですが、仲間たちと享楽的で刹那的に過ごしていたユアン・マクレガーが、あることをきっかけに、全うな生活をしようとするけど抜け出せない....みたいな話です。
最後は、結局そうなのって感じで終わるんですけどね。
正直、今、観るとストーリーは、どうでもいいような感じがしました。
やっぱり、自分がオジサンになってしまっているのかな~って、下品で汚い場面も多いのですが、今ではちょっと受け付けない感じを持ってしまいました。
主人公のユアン・マクレガーも逃げてばっかりで、何の解決もしないんですよね。当時は、そのグダグダ感に共感したのかもしれませんが、今回は「もっと怒れよ!、怒っていいんだよ、レントン!」って気持ちになっちゃいました。
(これが歳を取ったということなんでしょうね。)
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/34580457/picture_pc_34a484abbc9666350bd6a6f3dfc80866.jpg?width=800)
◎音楽は今でも最高!
ストーリーの受け止め方には、多少の違いがありますが、劇中で使われている音楽のセンスの良さは、今でも最高だと思いました!
冒頭、イギー・ポップの「Lust For Life」
プライマル・スクリーム、ニュー・オーダー、ブラー、パルプ、アンダーワールドなどなど、当時のイギリス音楽シーンの人気者がずらりと並んでいて、ほんと豪華です。
ブリットポップやUKロックなんかも流行って、イギリス音楽シーンが勢いがあった時期なので、自分もブラーやパルプ、プライマル・スクリームとかよく聴いていたんですよね。
映画を観てアンダーワールドの「Born Slippy」が好きでアルバム買ったことも思い出しました。
ただ、あの頃から20年以上もたってますから、聴いてる音楽の趣向も変化していて、
今回、久しぶりに観ると、一番、心に響いたのは、ルー・リードだったりしました。
ユアン・マクレガーがヘロイン注射後に倒れて病院に運ばれていくシーンで流されていた「PERFECT DAY」が渋すぎで、久しぶりにルー・リードのCDを取り出してしまいました。
◎ダニー・ボイル監督について
ダニー・ボイル監督作品は、実は、あんまり観たことなくて、「トレインスポッティング」と、デビュー作の「シャロウ・グレイブ(1994)」、「スラムドッグ$ミリオネア(2008)」ぐらいなんです。
けっこう「シャロウ・グレイブ」なんかは面白かったのですが、大好きまでいかなかった感じですね。
2017年に公開された続編の「T2 トレインスポッティング」も観てなくて、今回、1作目を見直したのを機会に観てみようか、どうしようかと悩んでたりするところなのです。
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