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『映像視聴室』

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私の好きな映像に関する部屋です。映画についてのアレコレはもちろんですが、その他、ドラマやアニメ、昔のミュージック・ビデオ、テレビCMなど、気になる映像を紹介します。
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#映画日記

"長い映画" の苦い思い出

This movie is long  今回は、長い映画の話。  先日、『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観直してたところ、この映画って181分の長い映画だったことを思い出しました。  通常、90分~120分程度の尺ってのがスタンダードだと思うんですが、自分にとっては、150分程度の映画は ”長めの映画” 、180分を超えると ”長い映画” に分類してるって感じです。  もちろん ”長い映画” って、数限りがないんですよね。  150分程度って大作は多いし、公開時

「ミステリー・トレイン」の最後に流れた映像は?

Mystery Train  「ミステリー・トレイン」は、1989年に公開されたジム・ジャームッシュ監督作品です。  ジム・ジャームッシュ監督といえば、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」や「ダウン・バイ・ロー」など、洒落たモノクロ映像とオフビートな感じで、80年代後半のミニシアターブームの火付け役となった監督さんの一人ですね。  「ミステリー・トレイン」は、ジャームッシュ監督の ”カラー映画” であると同時に、永瀬正敏さんと工藤夕貴さんが出演することで話題なった映画

「魔界転生」ノススメ

Samurai Reincarnation  決して、魔界へ転生することを勧めているわけではありません。  映画『魔界転生』が無性に観たくなっちゃって、今回は、『魔界転生』の魅力について "note" していきたいと思っています。  と、いうのも、この『魔界転生』は、自分が中学生の時に観て、ムチャクチャ面白かった映画なんです。  制作:角川春樹なんですが、この頃のプレ角川春樹事務所制作映画って、ホント、面白い映画が多かったんですよね。  その中でも、エンタメ度でい

思春期♡に "観れなかった映画" と "観れた映画"

for younger audiences  ”note” する時は、自分の好きなものについて、当時、"自分の感じていたこと" を振り返りながら、記事にしていくことを基本にしています。  そんな自分が、中学~高校時代(80年代)に観た映画について語っていく時、避けては通れないな~って思ったのが「ちょっと”H”な青春コメディ」の話なのです。  今回は、真面目でスマートな自分のイメージ(←誰が言った?😀)とは違って、ちょっと”H”な映画について ”note” したいと思い

好きな映画は2回観たかった私の話(同時上映のある時代)

double feature  「映画館の思い出」ってお題企画があって、今回はこのお題で書いてみようと思います。    ちょっと魅かれるお題なんですよね~、これ  と、いうのも、自分にとって、映画館は昔から好きな場所の一つなんです。それなりの時間を過ごしてきた場所でもあるので、私の中学~高校の頃の映画館について "note" したいと思います。 +  +  +  +  +  +  中学~高校の頃、それなりの映画ファン(注1参照)だった自分は、よく映画館に映画

久しぶりに観てみた映画の話【ランボー】

First Blood 久しぶりにその映画を観ると、何か印象が変わってたり、昔は気づかないことを見つけたりすることもあるので、そういう視点で ”note” します。    今回、紹介するのは 「ランボー」監督 テッド・コッチェフ 1982年 アメリカ 出演 シルヴェスター・スタローン  BSで「ランボー」の4Kレストア版が放送されたので、久方ぶりに観てみました。  映画館で観たのが中学生の時、地上波で観たのが高校生の頃だったので、かれこれ30年以上ぶりになりま

久しぶりに観てみた映画の話【リトル・ショップ・オブ・ホラーズ】

The Little Shop of Horrors 久しぶりにその映画を観ると、何か印象が変わってたり、昔は気づかないことを見つけたりすることもあるので、そういう視点で ”note” します。    今回、紹介するのは 「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」監督 フランク・オズ 1986年 アメリカ 出演 リック・モラニス、 エレン・グリーン  出かけていた最中に、何故か、「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」が観たくなっちゃったんですよね。急に....  思い

押井守の深い深い境界をさまよう世界

Deep world of "Oshii Mamoru"  今回は、大好きな映像作家、押井守さんについて  押井守さんは日本のアニメーション映画監督として有名なんですが、他にも実写映画も撮っていたり、小説家、脚本家、ゲームクリエイターなどの顔も持ってる多彩な方です。  そんな押井守さんについて "note" したいと思います。  押井守さんの作品を観ていくなら、テーマはズバリ  境界... これに尽きますね...  押井作品には、様々な境界が描かれています。  た

映画館に観に行かなかった『ジェダイの帰還』のエピソード

Star Wars: Episode VI Return of the Jedi  先日、スターウォーズ・シリーズの完結編、エピソード9が地上波で放送されていましたね。  創始者ジョージ・ルーカスの関わらない新シリーズなので、いろいろと賛否はありましたが、個人的には、十分、満足できたシリーズでした。  スターウォーズが最初に公開されたのが1978年だったんで、初めて観たのが自分が小学校4年生の頃ですから、もう40年以上のお付き合いですね。  よくぞ、ここまで、ファン魂

カンフー映画や武侠映画が好き!(私の中に眠る武侠の魂)

wǒ xǐhuan kàn gōngfupiàn.  ブルース・リーやジャッキー・チェンの映画で育った自分の中には、中国や香港のカンフー・武侠映画の血が流れてるような気がします。  高校ぐらいからは、カンフー映画を観ることは減っていったのですが、それでも、時々、無性にそういう映画を観たくなるんですよね。  なんか、あの流れるような身のこなしを感じたくなるというか.... そういう意味では、単なる格闘アクションというよりも、ワイヤーアクションを使った”舞踏”的な感覚で観て

印象的な色彩を持つ3本の映画

color, color, color.  映画を見ていて美しいシーンがあると、やっぱり映画は画だね〜と、しみじみ思います。  以前、モノクロ映画独特の美しさについて記事にしたので、今度は、印象的な色彩の映画について ”note” していきたいと思います。  前の記事で紹介したモノクロ映画の中にも、一部、色が使われている映画があったりして、色のない世界での色は、とても映えるんで、なかなか印象的です。  ただ、映画といえば普通カラーですよね、色彩があるのは当たり前です。

久しぶりに観てみた映画の話【サンダーボルト】

Thunderbolt and Lightfoot  久しぶりにその映画を観ると、何か印象が変わってたり、昔は気づかないことを見つけたりすることもあるので、そういう視点で ”note” します。  今回、紹介するのは 「サンダーボルト」監督 マイケル・チミノ 1974年 アメリカ 出演 クリント・イーストウッド、ジェフ・ブリッジス  先日、BS・TBSで放送されていて、あまりの懐かしさに観てしまいました。  この映画、その昔、自分が小学校~中学校の頃、TBS系列の

モノクロームの向こう側

over the monochrome  現代においても、時々、"あえて"モノクロで撮影された映画が公開されることがありますが、モノクロ映画って、映画監督さんにとっては、一回は撮ってみたくなるものなのかもしれませんね。  光と陰だけで構成されたシンプルな映像は、やっぱり独特な美が感じられて、印象的なのは間違いないのです。    これまで、自分の”note”で紹介したきた映画監督さんのモノクロ作品  リュック・ベッソン監督の「アンジェラ」  ◆関係"note"【全

全部観たいクエンティン・タランティーノ

Quentin Jerome Tarantino  気に入った映画と出会ったら、同じ監督の作品を追いかけるのも楽しいもので、自分は、好きになった映画監督の作品は、全部観たくなるタイプなので、そんな監督さんを "note" していきたいと思います。  マニアックな映画や日本のアニメ、音楽に精通していて、シネフィルを自称する最強のB級映画監督 ”クエンティン・タランティーノ” について 【監督作品】 1.レザボア・ドッグス (1992) 2.パルプ・フィクション (199