”小さな整体サロン経営”と”現状把握の重要性”について
こんにちは。
小さな整体サロン経営専門!売上アップアドバイザーの高橋です。
埼玉県久喜市鷲宮でスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」というお店を経営しています。
今日のテーマは「”小さな整体サロン経営”と”現状把握の重要性”について」です。
※本noteは毎週金曜日発行となります
あっという間にゴールデンウィークが終了して、日常生活に戻った方が大半だと思います。
かく言う私もゴールデンウィーク期間中は営業していたのであまり関係なかったですが、家族はゴールデンウィーク休みでしたので、子供たちが学校に行き始めて通常モードになっています。
やはり世の中の流れとして感染症騒動が収まったのは大きいですね(^^)
多くの観光地で賑わいを見せていたようですし、インバウンドはどんどん帰ってきてるようです。
少しずつ戦略も変わってくると思うので、世の中の流れとともに自分のポジションを今一度見直していけるといいのかなと思う次第です。
さて、そんな今回は「現状の把握」について書いていきます。
・混合モデルの2パターンとは!?
感染症騒動の最中で多く見られたのは、既存の店舗の空きスペースを利用して違うお店が入ると言う混合モデルだったと思います。
この混合モデルは大きく分けて2つありました。
①既存の店舗の空きスペースに別会社のサービスが入る
②既存の店舗の空きスペース等を利用して、同じ会社が別サービスを始める
要は、別会社が入るか、同じ会社がやるかの違いなのですかこれは似て非なるものです。
言わずもがなですが、別会社が入入るパターンは、後にあまりうまくいってないパターンが多いと思います。
反対に同じ会社が感染症騒動に対応した別のサービスを導入した場合は、割とうまくいってるパターンが多いです。
この違いは何なのでしょうか?
少し掘り下げて考えていこうと思います。
・混合モデルの行く末は〇〇!?
既存の店舗に別会社が入るパターンに関しては、お互いこのような思惑があると考えられます。
既存の店舗に関しては、空きスペースを利用して収入を得ることができるため、キャッシュポイントが増えます。
感染症騒動の最中で、1番辛かったのは固定費の支払いだと思います。
いわゆる家賃であったり、水道光熱費であったり、動かせない部分の支出が非常に苦しい悩みの種の1つだったと思います。
これを解消するべく、店舗の余ったスペースを別会社に貸して少しでも固定費の負担を減らしたいと言うのが思惑の一つとしてあったということですね。
変わって、既存の店舗に入った別会社には、どのような思惑があったかと言うと、以下の2つだと思います。
・契約にもよりますが、固定費が変動になる
・テナントの契約や内装工事等の費用が抑えられるため、スモールスタートが可能になる。
などなどですね。
多くの場合は売り上げの何%と言う形で契約してるところが多いようですので、売り上げが低ければ支払うお金も低くなり、売り上げが高くなれば高くなると言う、通常であれば固定費であるはずの家賃が変動費になると言うプラスの面があります。
これはプラスの面と言いましたが、簡単に言うとリスクを取りたくないと言うだけであり、売り上げが上がったときには多くの負担になります。
仮に家賃が100,000円、支払いの利率が20%だった場合、売り上げが500,000円を超えたあたりが分岐点になってきます。
500,000円を超えれば20%の100,000円を払わなければいけないので、家賃を払うのと同じと言う事ですね。
むしろ600,000円、700,000円と売り上げが上がるにつれて、支払わないといけない金額は120,000円、140,000円と上がっていきます。
これはよくよく考えるとあまりプラスとは言えないですね。
むしろ、2番目のスモールスタートができるというところのほうが利点といえば利点だと考えます。
しかしこの場合、あくまでスモールスタートでミニマムビジネスで良いと言う前提が必要です。
というのも、混合店の場合、どうしても売り上げの上限を下がってしまうことが多いからです。
それは「集客が難しい」「顧客の取り合い、顧客の流動」などが起きやすいのが主な要因です。
スモールビジネスではなくミニマムビジネスくらいのチョコっと利益が出ればOKというものでない場合は、このような形でスタートするのは非常に危険だと感じる次第です。
行く末はどちらか(主にあとから入った別会社)が苦しくなり撤退、もしくはパーセンテージなどでもめるといった感じかと思います。
どちらにしろ難しいですね。
・同じ会社が別サービスを始める方が良い!?
こうなってくると、後者の既存の店舗に同じ会社が別サービスを始める方が良いと感じる方が多いのではないかと思います。
感染症騒動の中でそういったものを始めた例をあげてみると、以下のものがあると思います。
・飲食店さんによる持ち帰り弁当サービス
・ネットスーパーなどの宅配サービス
・人気ラーメン屋さんの冷凍ラーメンのネット販売
などなどですね。
店舗の中で何かを始めると言うのとは少し違うかもしれませんが、店舗で作った商品を持ち帰り弁当にしてみたり、宅配してみたり、冷凍にしてネットで販売してみたりしている点では同じような意味合いになると思います。
これは売り上げがリアルの商品からお持ち帰りのお弁当だったり、ネットからの購入であったりに変化しただけで、同じ会社の売り上げは上がっているため、こちらの方が良策だと言う事ですね。
要は、お客様の利便性を高めて消費行動をリアルから別のものに移動させて売り上げを作ったと言う事ですので、前者の店舗の1部分を貸して、売り上げを上げるよりも未来につながる策だと感じる次第です。
また前者の場合は、前述した通り後から入った別会社の方が勝てない(勝ちにくい)構図になっています。
これが1番のだめな点だと思っていて、自分だけが勝てばいいと言うのであれば良いですが、別会社が勝てないとなると、いずれは撤退するか、もめるかしてしまうためよろしくないと言う事ですね。
実際近所の「ラーメン屋さん×コロッケ屋さん」はわずか半年程度で撤退してしまいました。
やはりどちらもお客様が取り合いになってしまうので、同じパイを取り合う形になってしまうとうまくいかないですよね。
今回の感染症騒動で生まれた混合店の光と影の部分が浮き彫りになってきた結果ということだと思いますので、一つの教訓として頭に入れておきたいところです。
・”○○”を読むべし!
今までの内容をまとめると、、
「潮流を読むべし!」
ということだと思います。
海水の流れのことを「潮流」と言います。
これは単純に「右から左に流れる」というものではありません。
その場その場で変わるものであり、それを読むには相当の鍛錬が必要になるものだと捉えています。
しかし、これが読めない限りはうまく流れに乗ることはできないし、逆流を一生懸命進むような難しい航路を行くことになりかねません。
なので、細かい潮流は読めなくても、、
→まずは「大まかな流れをつかむ」
→その上で少しずつ細かな潮流を見極められるように努力する
というプロセスが大事ということですね。
「流れ」を完全につかむことは難しいですが、ある程度の流れは把握しておきたいところですね。
そのある程度の流れをつかむために必要なことは、、
「事実確認」→「抽象化」→「転用」
のサイクルを回し続けることだと感じます。
この「事実確認」を「現状把握」に置き換えて考えると今回の内容がしっくりくるのではないでしょうか。
あとは「自分だけが勝つ」のではなく「全員で勝つ」というマインドでビジネスを組み立てていくことができれば大きく間違うことはないのではないかと感じる次第です。
・まとめ
今回は「”小さな整体サロン経営”と”現状把握の重要性”について」という内容を記しました。
今回は現状の中で「混合店」を例に深掘りしましたが、自身のビジネスと近い事例を抽象化して転用していくサイクルは必要だと感じる次第です。
自身の周りで起こっている現状に目を向けて「これはこういうことだよな、、」と考えるクセをつけられると良いですね(^^)
明らかにフェーズが変わってきていますので、現状をしっかりと把握しながらより良い未来を作っていきましょう!
今回の内容が何かの参考になっていれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございましたm(_ _)m
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