おかしなことはおかしいと主張できる時代へ
ロシアとウクライナが戦争を始めました。ロシアが一方的な悪者になっていますが、西側諸国に組み込まれている日本です。西側に都合の良い情報のシャワーを浴びているのかもしれません。戦争に、良い戦争も悪い戦争もなく、戦争が起きてしわ寄せを食うのは、末端の人達です。そもそも、戦争が起きないように回避したほうが良いですし、戦争が始まってしまったら終結の方向へ進んだほうが良いと感じます。ウクライナが戦争を終えるための支援や、戦争で犠牲になった人達の支援を求めるならばわかりますが、武器や軍事物資など戦争を継続するための支援を求めていることに疑問を感じます。また、僕らも知らないところで、自分のPCやスマホなどを通して、DDoS攻撃などに加担しているかもしれません。あと、戦争が娯楽の様に消費されてしまっている点も、複雑な想いです。当事国以外の僕らも、気軽に戦争に参加できますし、観戦できる時代になりました。
近い未来に、中国と台湾で戦争を始めるでしょうし、朝鮮半島も怪しいかもしれません。地理的に近い日本は、望んでなくても巻き込まれます。そして、日本と中国が対峙する未来も近いです。人命が軽すぎる中国でウイグル自治区のような、二等国民・三等国民として甘んじる日本になるか、玉砕覚悟で日本の地位を保つために激しく抵抗するかの、二択に迫られます。今のウクライナが近い未来の日本と凄く重なります。殺るか殺られるかの究極の世界が待っています。
現在の日本も様々な問題がありますが、僕が生まれてから現在まで、人権や人の尊厳などに関しては、かなり前進して良い時代になってきたなと、しみじみ感じています。僕は3歳頃から虐待を受けていたのですが、子供の頃に必死で周りの大人に訴えても、適当に誤魔化されて盛大に有耶無耶にされるか、親に向かってそんなことを言うなんてどうなのだと責められるかの、ほぼ二択でした。そういう過程で僕は心を閉ざし、感情を持たないようにしてきました。
その点、現在は、家庭内の虐待やDV、学校のいじめ、職場の各種ハラスメントなど、完全な問題解決に至る事例こそ少ないものの、存在することが可視化され、情報は拡散し、虐げられてきた人々が激しい怒りと共に、異議申し立てをする時代になりました。これから更に、虐げられてきた人々が虐げてきた人々に、シュプレヒコールを上げる時代になると思います。それが、良い時代になってきたなと感じている、一番の理由です。
僕は1年365日中350日くらい暴力を受けており、力では全く敵わなかったのですが、言葉と行動で激しく抵抗していました。暴力を振るわれる度、「ふざけんなテメー、いつか同じような気持ちにさせてやるからな!」と、言い続けてきました。それが余計、暴力を振るわれる原因だったのかもしれませんが、三つ子の魂百までなのか、僕には確固たる自己が幼い頃からあったのだと思います。虐げられてきた人々が、おかしなことはおかしいと主張し、それが、虐げている人々による、有形無形の圧力で有耶無耶にされることなく、筋が通せる時代になっていったら良いなと、切に願っています。そして、そういう時代にしていこうと思っています。
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