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ワーママ×幼稚園という選択肢

教育に関するアンテナを少し高めに設定している、乳幼児を抱えるワーママのみなさんにおいて、「3歳から幼稚園」という選択肢が頭の中にちらつき始めてはいないだろうか…?(突然の問いかけ)
かくいう私はそうでした。

そして、現に上の子は保育園から幼稚園受験を経て、3年間は預かり保育のある幼稚園で過ごしました。

それで、似たようなことで悩んでいる友人から経験談を求められるのですが、結論から言うと、その園の方針に心から賛同し、3歳~就学前という3年間を絶対にその園で過ごさせたいと思う者だけがワーママ×幼稚園という選択をすべしと思う、ということを話しています。

自身の個人的経験を思い返してみると、幼稚園を選択する理由として以下3つの要素が強いのであれば保育園のままがいいかもしれません。
でも、行かせてみないと分かんないんですよね…両者を実体験して比べることが。人生何事もそうだけど、選ばなかった方の道は体験できないんでね。
なので、あくまで個人的な経験として読んでくださいませ。

ちょっと一旦考えてみ!な3要素

「〇〇幼稚園」というブランド力

…というとしょっぱなからギラついた表現になりますが、少なからずあるじゃないですか。
制服がかわいいとか、試験を突破したとか、その園を敢えて選んで行かせているんです、みたいな。包み隠さず書くとエゴでしかないような気もしないでもないんだけど、いやいや、それを否定する気は全くないです。だってそれって全部事実だし、多かれ少なかれそういうブランド力(といっていいのか?)のために親が努力したくなること、ありますよね。特に幼少期は、親が頑張れることが多いし。子供には自分が思う最適な環境を用意してあげたいと思うのが親心だし。
でも「ブランド力」に限って言うと、周りはそれほどあなたの子供や教育方針を気にしていません。
で、そのブランド力、きっと数年経てばどうでもよくなります。それらを排除して、今、この数年を、この園で過ごさせたいか、を純粋に問うてみるとよいかもしれません

習い事を園内でやってくれる

これは園によるので微妙です。やらせたい習い事について、きちんと講師の方をお招きして、一定の頻度で時間を取ってやってくれるのであれば、十分検討の余地があるかと思います。
でも、そうではなくて、週1回30分程度であれば、別にいらないと思います。たとえば英語。毎日アフタースクールに行ったとしても、家庭のフォローがなければペラペラにはなりません。ましてや週1回30分なんて、やってもやらなくても正直一緒(あくまで個人的感想)。家庭でのフォロー、大事なんですよね。身に覚えがありすぎるので、わかっちゃいるけど…ってやつです。

人間関係の構築

私はあまりこの観点はなかったのですが、いわゆる「いいお友達に囲まれて過ごしてほしい」みたいな理由で入園を考えてる方もいました。
でも、そもそも未就学児って、まだまだ発達途中なんでね、どこの環境においても関わり方を学びながら人間関係を構築する練習をするのはお互い様じゃないかなと。それに、幼稚園時代のお友達とずっと仲良くしている人って少ないんじゃないかと思います。
大学まで系列がある園で、人脈作りのためにどうしてもその幼稚園から…みたいな理由でもない限り、あまり考えなくてよいかと。小学生になれば自分のお友達は自分で選べるようになるんでね。
あとはなんだろう、ママ友については、子供同士が合うから親同士が合うかというとそうでも限らないし、その逆もしかり、ましてや働いているとほかの親御さんとあまり関わることもないので、あまり考えなくてよいと思います。
私は、保育園も幼稚園も変わらず、親同士の付き合いで特にストレスはなかったです。



じゃあ、何を決め手にしたらよいか?というと、繰り返しになりますが、「多少無理してでも子供のその3年間を、その園で過ごさせたいかどうかに尽きる」と思います。それは、例えば子供の気質とその園が合っているか家庭の教育方針の軸とその園が合っているか、そして通園が現実的かを見極めるのが大事じゃないかと。ちなみに「多少の無理」とは何ぞや、については、最後の「保育園のいいところ」につらつら書いてみたのでご笑覧くださいませ。

超個人的観点にはなりますが、こうやって書き出してみることで自分が重きを置きたい場所、教育の軸みたいなのが見えてきたりもするので、私自身の決め手を記録しておきますね。そして、同じように書いてみることをお勧めします。

私が幼稚園を選択した理由

たくさん遊ばせて「集団の力」を育んでくれる

上の子が通っていたところは、比較的厳しめの園でした。所謂モンテッソーリ等の個の自由を重んじる方針とは真逆のものだったと思います。でもそれは、子供の適性を考えた時に我が家では良い教育方針だと考えて選びました。
集団のなかで自身の個性をどう発揮するか、どう貢献できると考えるか、集団という力でどんなものを生み出せるか、そんな力が育まれたと感じています(オプションとして、小学校に上がってからの活動がスムーズに行える力が備わります)。これは保育園ではなかなか実現が難しいことだったと思うので、我が家は結果的に幼稚園に通わせてよかったと感じています。

延長保育でたくさん遊ばせてくれる

働くママさんが幼稚園に預ける条件として、延長保育は必須だと思います。
9:00~13:30頃がレギュラーの保育時間として、同じくらいもしくはそれ以上の時間を延長保育で過ごすわけなので、この保育時間にどんな活動をさせてくれるかは結構カギだと思います。
私は、とにかく色々なものを使ってたくさん遊ばせてくれるところがよいと思いました。前述のとおり、レギュラー保育の間は比較的規律正しく過ごしている子供たちなので、延長保育ではとにかく自由に、ただし色々なものを使って遊ばせてほしい。これは、延長保育の時間に専門の先生たちが担当して工夫を凝らしてくださっていたようなので、毎日楽しんで帰ってきました。担任の先生や、レギュラー保育の時間帯の先生方に負担がない形で運営されているのも良いと思った点でした。

我が家は上記軸から結局幼稚園を選んだのですが、そうしてみてこそ実感した「保育園のいいところ」についても、以下に書いておきます。

保育園のいいところ

先生が保護者にも寄り添ってくれる

もうこれは、「保育園」という施設のそもそもの在り方になっちゃうんで、そりゃ当たり前だろって感じなんですけど、日々ありがたすぎて

ケアがきめ細かい

保育士のみなさんはもちろんのこと、看護師さんも常駐している、美味しい給食も捕食も出して頂ける、子供の様子を注意深く見てくださる。ひとつ前の項目と同義になりますが、子育てのよきパートナーなんです。とにかく心強い。なんだろう、子育てチーム?。
「こんなことがあったので、こうやって解決しました。」とか、「今日こんなことがありました。」とか、お迎えの時に一言様子を教えてくれる。これが本当にありがたかったです。
園医の先生による定期健診や測定も幼稚園より頻度が高いので、「あれうちの子今身長どの「らいなんだっけ…」みたいな事態に陥りません。

長期休暇や突発的な園側の休みを気にしなくてよい

これねー、個人的にはかなり実感しました。
うちは、幼稚園の長期休暇の際、インターのシーズナルスクールとか、仕事をフルリモートにしてもらうとか、様々なリサーチと調整を経て乗り越えたので、もはやどうやって乗り切ったか覚えていません。上の子は環境が変わっても割と順応してくれるタイプだったので良かったけど、例えば性格が違う下の子は、同じ乗り切り方ではいけないだろうなと思っています。
幼稚園によっては長期休暇もお預かりしてくれるところもあるみたいですが、その時のすごし方みたいなのも要チェックです。言うて夏休みは一か月以上あるんでね…。
あと、結構幼稚園の方が気軽にお休みや午前保育になる気がします。年少さんが遠足の日とか、多分園の先生総出でサポートするためか、年長さんはお休みになったりね。

以上、私が思う「ワーママ×幼稚園という選択肢」でした。

― 細かいところでいうと、近さも正義だと思います。
距離がある幼稚園だと、「体調を崩したのでお迎えに来てください」の時に、結構戸惑います。別にシミュレーションしてなかったわけじゃないけど、嘔吐したのでお迎え要請があった時、電車か…自転車か…タクシーか…みたいなので頭がぐるぐるしました。結局ビニール袋持参で自転車で行きましたが、雨だったら詰んでたな。



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