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早速ですが、アパレル業界に憂うコト

noteはじめての投稿、読んで頂き、本当に感謝します!

一番最初の投稿が憂うコトとは、なんとネガティブなことかと言われてしまうかもしてない。
ただ、残念ながら今のアパレル業界を憂いていて、それがnoteを始める原動力でもあるのでお許し頂きたい。

まず、わたしのことについて。
アパレル業界で20年、デザイン、生産、営業などに携わってきました。
といっても、メゾンブランドでの経験より大手やOEMでの経験の方が豊富であります。
現状は、大手を客先とするOEMとオリジナルブランドの運営業務が主です。

憂うコトひとつめ

2022年の日本製の比率が1.5%で過去最低で20年前から見ると1/6まで減少している。
2024年の現在はもっと減少していると思う。
わたし自身、国内の縫製工場さんとの付き合いが多いものだから、日本製が風前の灯ということは非常に憂うコトなのです。
よく日本の食料自給率の低さが問題視されますが、アパレルだって同じです。
原因は、安さゆえ。
この業界というか様々な製品が同様だとは思うが、買手市場の方が強いので、直接の売手である企業の方が強く、実際、製造する工場や下請けは安く請け負うしかない現状。
人件費高騰中の昨今では、毎日のように工場からこのような類の嘆きを耳にしています。

国内経済を潤滑にする為には、アパレルに限らず、日本の産業を守っていくことが重要だと思っていますが、いかがでしょうか。
このひとつめの憂いについては、後日より詳しく取り上げていきたいと思います。

憂うコトふたつめ

最近、ファッションが楽しくなくなったと思いませんか?
情緒がないというか、個性がない。
個性というのが、自我を通すといった間違えた方向になってきてしまっているような気がします。
仏教でいうところの無明な状態です。
ただ、これはファッションにおいてだけでなく、芸術や文学などいろいろなものに言えることかもしれません。

わたしが10代の頃は、安室奈美恵やショップのカリスマ店員などが若者のファッションを先導し、その後は裏原宿ブームなど面白いファッション文化が生まれました。
もう少し前のバブル期は、ボディコンやDCブランドブームなど、それぞれの時代を彷彿とさせる面白味のあるファッション文化。

今はミニマルで機能的で楽なファッション。
そこには何の主張もない。
わたし自身もそうですが、波風立てず、当たり障りなく我慢する。
そのような風潮になってしまったので、ファッションにも個性がなくなってしまったのではないでしょうか。

まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございます。
今回、大雑把ではありますが、アパレル市場のこととファッションという感情論的な内容について書かせて頂きました。
わたし自身の根底にある2つの憂い。
これから、定期的にnoteでこの辺りも掘り下げていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

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